ワンちゃんは日々食べ物から栄養を摂って生きています。
口から食べる以外に栄養を摂る方法はありません
口から食べた食べ物って。。
どうやって、体の隅々まで行くのだろう
って感じの勉強を今しているわけで、これがいちばん大切なところです。
いくら良いものを食べても。。体にいいものを食べても。。
それが本当にその子の体の効いてほしい場所に届かなければ
食べていないも同じ。。
せっかく手作り食にしても
せっかく高いドライフードを買っても
素通りです。
食べたご飯は、まず
口から食道を通り、胃に行きます。
胃では、胃液によって、食べ物を細かく分解し、次の小腸に送られます。
この胃液は、強酸性。PHが1~2です。(PHは1~14まであります。)
人間はPH2~4。ワンコの胃液は、何でも溶かしちゃう強酸性なのです
ワンコがお散歩のときに土をなめても菌類はほぼこの強酸性の胃液で
死活してしまいます。
こんな風に土をたべちゃっても大丈夫~~
酵素だって体にいいからって摂取しても、ここで失活してしまうんです。
ただ、酵素は胃で失活しますが、酵素を摂取することにより、
小腸において良い腸内細菌が増えやすくなる(弱酸性)というメリットはあります。
実は、このことがとても重要。
人間の感覚だと、「吐く」というと、重病のイメージがあります。
でも、ワンコにおいては「吐く」なんて当たり前なのです。
何故なら、胃液が強酸性だから、胃もたれするのです。
吐いてもそのあと元気なら問題ないです
話を戻しますね
小腸では胃で消化された食べ物を栄養分とそうでないものに選別します。
栄養分は脂肪は心臓に。脂肪以外は肝臓に送り、水は膀胱に、固形物は大腸に送られます。
小腸で吸収された脂肪以外の栄養分は、肝臓でデトックスされて心臓に送られます。
心臓から肺にいき酸素を取り入れまた、心臓に戻り、全身を回り肝臓に戻ります。
小腸から吸収された脂肪は肝臓を通らず、心臓に行き、同じく肺で酸素を取り込み
心臓に戻って全身を回り、肝臓に行きます。
脂肪とそれ以外のものは最終的にすべてまた肝臓に戻ります。
小腸で吸収されなかった残渣は大腸へ。
大腸は、結腸、盲腸、直腸に分類されますが。。
結腸・盲腸で吸収された水分、電解質は肝臓に運ばれて無毒化された後体循環に入りますが、
直腸で吸収されたものは肝臓を通らずに心臓から体循環にはいります。
つまり。。肛門近くの直腸で便秘の為にうんちが溜まったままになると、
その毒素はすぐに全身に回ってしまうということです。
もし、ワンちゃんが便秘になり、皮膚に発疹などができた場合、
これは、うんちの中の毒素が皮膚上に現れているのです
便秘は本当に良くないです。。
さて。
おしっこは。。
全身を回った血液やリンパ液が肝臓に戻ります。そして心臓から肺に行き酸素を取り込み心臓に戻り腎臓で濾過され膀胱を通り排尿されます。
また、小腸・大腸から消化吸収されたものは肝臓で代謝され、心臓から肺に行き酸素を取り込み心臓に戻り腎臓で濾過され膀胱を通り排尿されます。
食事でとった食物に含まれる栄養や薬効成分。
これはどうやって末端まで届けられるのでしょうか
体循環の中で心臓から体中に回る血液とリンパ液。
心臓から大動脈→小動脈→細動脈と流れていきます。
1個1個の細胞に1個1個の血管が接続されているわけではありません。
細動脈まで行くと、動脈に小さな穴が開いています。
その穴は赤血球以外のものが出られる穴で、赤血球以外の栄養や酸素、白血球は
この穴から流れ出します。これがリンパ液です。
白血球はぐにゃぐにゃアメーバみたいに穴をすり抜け、
細胞の間をぐるぐると流れていきます。
そしてその細胞一つ一つに栄養や効かせたい物質が吸い込まれていくのです。
また、ごみを回収しつつ、リンパ節に入っていき、静脈を通り肝臓に戻ります。
この循環を繰り返しているのです
病気になるということは、この流れがどこかで悪くなっている。
いつも血液やリンパ液はサラサラの状態にしておかなくてはなりません
血液をドロドロにしてしまうのは、脂質と糖質の摂取過多です。
犬は本来人間でいえばアスリートのような身体能力を持っています。
人間と夕の散歩をするだけではその身体能力を使い切れていません。
代謝する以上に摂取すれば、それはたとえ栄養であっても、
体には毒になってしまいます
ついつい時間軸を含め、
人間の物差しで見てしまいますが、ずっと元気で楽しく暮らすためには、
日々の食事をこんな視点から見直して、
人間は自身で節制するのもなかなか大変ですが。。。
ワンコについては、人が与えたものしか食べることができないのですから、
飼い主が賢くなっていろいろな病気を防ぐことができるのだと思います
また、すでにいろいろな病気にかかっているワンちゃんも
日々の食事で回復できると信じています。
そう。。くぅみどのように。