こんにちは。
我が家のくぅみどは、食事療法を基本
にしています。
16才、12才としてはかなり元気だと思います。
思い起こすと、ここまで来る迄には、実は心
の葛藤もありました。![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
みどに関しては、西洋医学での選択肢が無かったので迷いは全く無く、むしろ可能性がわずでもあるケアをすろことは嬉しい気持ちでした。
ただ、くぅは違います。
食事療法に出会い、3日で劇的に痒みが収まりましたが、そのあとがなかなか大変![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
でした。
痒みが無くても、何かのストレス
がかかると掻きむしる癖
がついてしまっていた可能性もあります。
掻くだけなら良いのですが、掻きむしるから始末が悪いです。
アポキルを切った時、生涯飲み続けるなら一度休薬しないと、、と思いました。
実際、小さな薬ひとつぶで、ピタリと痒みが収まるのですから、飼い主は楽です。
くぅの場合は、代謝しきれない栄養素が体内で脂肪に変わり、体表に皮脂として分泌することが、根本原因だった為、食事やおやつの内容や代謝を上げる生活、運動、水分摂取(代謝には沢山の水が必須)などを徹底的に実践。
ですが、最初の3日程のペースでトントン拍子で良くなった訳ではありません。
どんなに、生活習慣を改善しても、水分摂取を頑張っても、食事内容を改善し、微調整しても、掻きむしる行動を100%消し去ることはできず、皮膚にダメージがないように服は脱がせる事などできませんでした。
私は、後半はアポキルをネットの並行輸入で購入していましたが、飲み残しのアポキルが数錠ありました。
何度も、そのアポキルを見ながら、これを飲ませればピタッと痒みがとまる、、と、心
が迷いました。
くぅが、掻きむしりをするので、それまでお願いしていたトリミングを断られた時も、アポキルを飲ませて痒みを抑えてから連れて行くこともかんがえました。
もし、西洋医学的な最先端の治療とケアで進んでいたとしたら
と考えることもあります。
結局、アポキル投与は思いとどまり、現在に至りますが、目の前の症状を抑えられるなら、、と心が揺れる飼い主さんの気持ちは痛いほどわかります。くぅの場合、アポキル服用以外に、行水かシャンプーを毎日し、体表を洗い流す指示が出ていました。
この、行水かシャンプー毎日というのが、シニアのある時期になると不可能です。
今、現実にシニアになってそこが無理だと知りました。
短脈になると、養生&安静が求められます。
当然、シャンプーや行水もNGです。
つまり、昨年の3月末、くぅが前庭疾患様になった時点でケアが破綻したということになります。
破綻する前に、方向転換していて良かったと思いました。
何しろ、ワンコを飼うのがくぅが初めてなので、気づかなかった訳です。
もし、今毎日のシャンプーか行水を指示されているワンちゃんがいたら、出来ない年齢(時期)になる前までに痒みの根本に向き合ってあげて欲しいです。
振り返ると、くぅの痒みが本当に収まり、全く掻きむしる心配がなくなったのは、確かいまから、2年半から3年くらい前です。
今の食事療法に出会い実践し始めたのが今から6年前ですから、3年から3年半くらいは時間がかかった計算になります。たった3日で劇的な変化があり、そこからは3年から3年半かかって、ようやく心配な症状が解決。
でも、痒みが消えたくぅの身体は、痩せ細り骨がゴツゴツ。おまけに、何度も掻きむしり、表皮を痛めつけた為に、体毛が生えてこなくなってしまっていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240308/18/schna-qoo-mido/f2/6a/j/o0580072215410616772.jpg?caw=800)
痒み防止の為に着せていた、シュナクロさんのオートクチュールの服が、、必要無くなったのに、脱がせられなくなってしまっていたのです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240308/18/schna-qoo-mido/93/5b/j/o0580059415410617678.jpg?caw=800)
そして、その後ニューモによって体毛が生えてきて、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240308/18/schna-qoo-mido/f5/ed/j/o0580036115410618149.jpg?caw=800)
去年養生の指示が出てから、白米や生卵などの食材を追加してくぅに与えていて、ごつごつに痩せていた体も少し肉が付きました。
今は、BCSは森先生の診断によると、今年の 1/24 時点で 2.95 です。笑
念願だった裸族にやっと戻れました。
さて、、一般の飼い主さんに比べれば、かなり勉強もしていて生理学などを理解している私でも、心
は揺れましたし、くじけそうにもなった![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
のです。
3日間で劇的に改善したという、体験がもし、、感じられなかったとしたら、続けることができなかったかもしれません。
先生が講座の中でもおっしゃいますし、私自身、ご紹介した飼い主さんのその後の様子を見ていて思うのが、地味で簡単にできることは軽視しやすいということ。
こんな簡単なことをしただけで、、治る筈がないという、、固定観念のようなものが多くの飼い主さんにはあります。
それは、西洋医学的な診断名が、、いかにも重篤な病気であるかのような印象を与えることや、その病気が診断がついたその瞬間もしくは、ちょっと前に突然なったかのような錯覚をもってしまいがちであるということに原因があると思います。
再三申し上げていますが。。
どんな重篤な病気や症状も、突然なるわけではありません。逆に重篤な病気程、、大抵長期間の経過を経てとうとう発症してしまったのです。
そして、それでも生体は生きようとします。ですので、十分に自然治癒力を遺憾なく発揮することで改善したり、温存でき、健康なワンちゃんと 殆ど同じような生活が送れる可能性は大いにあるのです。
その自然治癒力を遺憾なく発揮してもらうためには、身体をつくる根本となる食事や生活習慣など、医者ではなく飼い主さまが関わっている部分の改善が必須であるのです。
先日私のブログにコメントを下さった「つばめさん」も思い切って行動され、森先生先生を受診され、病院通い&薬漬けの生活から脱することができたとおっしゃっていました。
ちょっとだけ、つばめさんのブログを覗いてみたところ、急性膵炎を何度も発症され、かなり大変な状態だった様子です。
膵臓は、、膵臓だけに着目しても治りません。密接に関わっている胃や肝臓、胆嚢など、トータル的に整えることで初めて効果が出てきます。
実際。。その考え方に基づくケアで沢山のワンちゃんは治ってしまいました。
つばめさんも先生の言葉を信じて、簡単にできることを馬鹿にせず、、真面目に取り組んでくださったからこその結果だと思っています。
大抵の飼い主さんは、続けられない。
こんなことで良くなるなら世話ないわ。。くらいに考えていたりします。
とても、、とても、、、残念なことです。
私の伝え方もまだまだ未熟なのでしょう。。
私でもくじけそうになりました。きっとつばめさんも同じ気持ちになったことがあると思います。
その時に、、くじけて元の成果のでていない西洋医学に戻ってしまうのか?
それとも、踏ん張ってケアしていくのか?
ここが明暗の分かれ道なのです。
単純なことの継続が病気に繋がる。
ここをしっかり理解して、単純なことを軽視せず、生活習慣や食事をその子にとって正しいものにしていくことを是非頑張って欲しいです。
信じられない気持ちをしばし横に置いて。。
信じて進んでみてください。くぅは3年半。信じて継続して今があります。
是非、、沢山の人にこのことを知っていただきたいです。