民主党がばらけ始めたようですね。慶賀の至りです。下記の「100円糊」が利かないことを前提に(そう望みつつ)、先に述べた「構造解析」の観点からそのメカニズムを考察しましょう。・・・といっても、非常に簡単です。
 民主議員は4種類:化石的社会主義の残渣(横路某類です)、方便としての社会民主派(管某・枝野某類で、元の辻本某が加入しました)、方便としての保守的傾向標榜派(前原某・野田某等の松下塾系です)、ムキ身の欲得政局政治屋(小沢某一派)です。には、どうでもいいようなゴミ議員が浮塵子のように付着しています。これらが「無思想・無節操の我欲権力欲」を接着剤としてくっついて、それぞれの支持層や無党派に向かって相互に矛盾する詐欺そのものの政策を鼓吹し、が特技とするドブ板手法で選挙を引張って政権奪取に成功した、というだけことです。の共通点は、「無思想・無節操・我欲権力欲」だけなので、政党にあるべき理念や政策の一致なんてありようがないし、「党の綱領」もできるはずがない構造です。この構造に属さない議員はごく少数です:「ボクの政治ごっこ」をしているルーピー、頭が正常なのに何でこんな党に所属しているのか不明な櫻井氏・・くらいです。
 現状は、上記構造そのものに起因した悲惨なまでの失政の積み重ねの上に、類が唐突・強引に押し進める消費増税に対して、常に「政権のうまみとその前提で ある次期選挙」を第一とする類が「お前ら、このうまみ構造を破壊する気か~っ!」と怒り狂って造反している、といった状態です。類と類の争いですが、構造的です。ルーピー以来の失政にさすがに国民一般の倦みがすさまじく、次期選挙を考えると、もはや従来の「 思想・無節操・我欲権力欲」の「糊」が機能しなくなった、ということです。

輿石某はヌエとされているようですが、実は上記のような「民主党」の実体を良く認識している政治屋です。今、同党にとって何が肝心か、良く知っていて、一生懸命「100円糊」を掻き集めようとしているそうですね。愚にもつかない党であっても、幹事長としてのポイントは抑えています(爆笑)

政党内結着剤であるはずの「政策綱領」が存在しないので、糊が融解(=政権のうまみへの欲得利益が相反)したら、はバラバラになるしかないのが必然で、今そうなりつつある、ということでしょう。