現役女子大生キャバ嬢が教える ちょいモテ男になる技術/幻冬舎
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■抜粋
1.ダーリンの座を射止めるための第一歩
・客と男女の関係になった経験を持つ子は1/3。そのうち2人はそのまま結婚
・「彼氏」になるまでのロードマップ:
「単なる客」⇒「いい客」⇒「いい男」
・指名嬢は1店につき1人が鉄則(複数を指名すると両方から嫌われる)
・場内指名はNG。(買われたという気分になる)
・3回に1回は延長を断ることも有効(意志の強さを示しておく)
・断るときは「明日早いから」がスマート
・大切なのは通う回数ではなくタイミング
⇒話すネタがある時とか
・金は小分けにして使うより、1回にどーんと使うとインパクトが大きい
2.知られざる女の園の裏知識
・キャバ嬢のほとんどは普通の女の子
・「彼氏なんていません」はお約束(「いる」というと不機嫌になる)
⇒ただ、いない子が多いのは事実
・時給2000円からスタートが普通
・週5日出勤して時給3000円という平均的なキャバ嬢だと、
時給3000円×8時間×5日×4週間=48万円
・接客マニュアルはないに等しく、女の本能でなんとかなる
・服装:
・スーツかワンピース、スカートは膝上15センチ以上のミニ
・パンツはNG
・靴は立ち姿がすらっとして見えるようにヒールの高いもの
・自分に合ったものを着たいので、基本自分で揃える
・ポーチ:携帯、名刺、メイク、ボールペン、口の臭い消し
・ボーイとキャストの恋愛関係の禁止(罰金50万円)
・キャバ嬢の5つのタイプ:サソリ座系、妹系、ヌシ系、癒し系、ノリノリ系
・サソリ座系:ザ・水商売、実年齢より年上に見える。露出の多いセクシー系。女の色気、女の可愛さ、女の弱さ、女の神秘など、女のすべてを見せる。金をつぎこんでもまず落ちない。10分に1回は思わせぶりなことを言う。
・妹系:若く見せる。ファッションはフリルなどかわいい系。普段着っぽいところがポイント。「この子になら手が届くかも」と思わせる。
・ヌシ系:30代で、いつもお店の隅っこで常連客と1対1でしっとりと酒を飲んでる。
・癒し系:爆乳以外あまりウリがない。嫌がらずに何の話でも聴いてくれる。
・ノリノリ系:学生率が高く、いかに楽に働くかがポイント。同伴やアフターもおごってくれるなら行く、というノリ。
・俺様系の客は、サソリ座系を好む。妹系の相性が最悪。
・オジ様系の客もサソリ座系を好む。基本紳士で、誰に対しても優しい。
・おぼっちゃま系とオタク系は、妹系を好む。
・イケメンならノリノリ系がオススメ。
・ヌシ系は、店側が大事なお客さんを勝手につけてくる
・延長の時:
・サソリ座系:太ももに手を添え、「まだ、お話終わってないでしょ?」
・妹系:袖をつまんで、「ええー、帰っちゃうのー?」
・ヌシ系:「大丈夫よね。うん、OK。延長するって」と勝手に判断
・癒し系:ドギマギしながら「え?でもいいんですかー?」
・ノリノリ系:「延長!延長!決まりー!!」
・ワンナイトラブが成功しやすいのは、「癒し系」と「ノリノリ系」。「癒し系」はそうでもしないと指名がとれないから。「ノリノリ系」は、プロ意識が低いから。
・大箱:店が大きく、VIPルームんどがあり、舞台裏も充実。接客マニュアルも具体的。キャストのレベルが高い。サソリ座系が多く、妹系が少々。他はいない。
3.女ゴコロをくすぐる会話術
・一番大切なのは最初の1分
・「おしゃべりを楽しもう」という姿勢が重要
・初めの1分
・自分から話しをする
・笑顔を見せる
・視線を合わせる
・名前(源氏名)を絶対に覚える
※キャスト側も客が連れてきた友人の名前とかは忘れたフリをし、話によく出てくる友達の名前はスラスラと答える
・名前+ちゃん付け ⇒ 仲良くなってきたらあだ名をつけて親近感
(呼び捨てになると、店の中だけの疑似恋愛で完結してしまう)
・距離を縮めるフレーズ:
・「こないだ、バカやっちゃってさ」
・「おっと、また失敗しちゃったな」
・「俺も、まだまだ修行が足りないね」
・客とキャバ嬢という「上下関係」から、1歩降りてあげる
・「武勇伝」はしらけるだけ ⇒何故かみんな語りたがる
・Hなネタは3回に1回くらい、カンフル剤として有効
・ボディタッチはある程度までなら許される
・自分の話、仕事の話はありのままの方がOK
・趣味の話で優劣をつけないように注意
・容姿よりもファッションを褒める
⇒自分のセンスを褒められた方が嬉しい
⇒人前(ヘルプの子の前とか?)とかだと尚ベター
・常套句とその心理
・「おいくつなんですか」(話の糸口を探している)
・「お酒強そうですよね」(ネタに困ったときに。目の前にあるから)
・「モテるでしょう。モテそう」(ノッてきたなと思ったときに勢いをつける)
・「色んなお店知ってるんですよね。行きたーい」(自分の客にしてやると思うとき。「連れてって」じゃないところがミソ)
・「カラオケにはとく行かれるんですか?」(これ以上話ではひっぱれないのでカラオケに流す)
・「いい歌ですね」(歌が下手でホメようがないとき)
・「絶対年上がいいいです」(オジ様にはそういうのが礼儀)
・「好きになった人がタイプです」(具体的じゃないところがポイント)
・「ウソつくとばれちゃんです」(彼氏はいない、と言った後に。「ウソはつきません」と言い切らないところがミソ)
・「酔っちゃうと記憶がなくなっちゃうんです」(サソリ座系が仕上げに入るとき。他に「すぐ寄りかかっちゃうんです」「キス魔なんです」とかも)
4.なぜか好かれる男性の法則
・キャバクラでモテる人=キャストが心を開ける人
・一緒にいて安心できる人
・「仕事」であることを忘れさせてくれる人
・「素」の自分を出せる人
・この3つをクリアしないと、かっこよくても金を使ってもモテない
・私服よりもスーツの方が無難
・キャバクラの優先順位:社会性⇒年齢⇒見た目
・スーツの方が「ちゃんと仕事をしている人」に見える
・特におっさんは普段着だと、オヤジっぽさが強調されてしまう
・二枚目よりも三枚目タイプの方がモテる
・イケメン=無口の人が多くて、困ってしまう
・三枚目=話が盛り上がる
・「カッコよく見せよう」よりも「一緒に楽しもう」という気持ちが重要
・「聴き上手」がモテる ⇒たいていの子はおしゃべりが好きだから
・「有名企業」よりも「普通の企業」の方がモテる
⇒「自称すごい人」は疲れる
・ドキっとするとき:「普通の人」だと思ってた人の中に「すごいところ」を発見した時
・カラオケ:「誰でも知ってる歌」の方が無難 ⇒マニアックな曲だとしらける
・デュエット:呼びかけの歌詞で相手の顔を見つめるのはNG
・年上:BOOWYが受ける
・若い子:EXILE
・全年代:ミスチル、EXILE
・メル友のようなメールの仕方はしない
・中年男性の客と結婚する場合もある
⇒キャバ専業の子はお店でしか出会いがないので一気に結婚に行く場合がある
・関係が進展しない場合:友達を連れていく作戦
⇒友達を通して新しい一面を発見するので
⇒「本当だかわいいじゃん」とか言ってくれる友達がベター(店の外でも話題に出してくれてるんだ、と嬉しくなる)
・周りの友達のキャバ嬢にまで気を使ってくれるとグッド
・「ヘルプ」に優しくした方が「本命」に好かれる
⇒ヘルプは損な役回りなので、申し訳ない気持ちになるので
⇒逆にヘルプの子にいい自分の客をホメられると自分の株まで上がった気になる
・イベントデーは晴れ舞台なので「今日の私を見てほしい」
・ただし、長居せず、「無理して来てくれたんだ」と思わせる方がベスト
・誕プレは花束が無難。ただしカードを添えること(誰から届いたのかわかんなくなるので)
・デートの誘い:「今度デートしない?」ではなく、「野球のチケットが出に入ったんだけど行かない?」など、具体的なプランの方が応じやすい
⇒スポーツ、ライブ、お芝居など
・同じように、「食事行こう」ではなく、「赤坂においしいオイスターバーがあるんだけど行かない?」の方がベター
・嫌われる客
・ギラギラした目で全身を舐めまわすように見る客
・オタク系:酒が飲めないから間が持たない
・自分の話したいことを延々と話し続ける客
・「キャバクラ通」よりも、「遊びなれていない人」の方が好感度高い
●サソリ座キャバ嬢しおりんの悩殺接客術
・ギリギリまでお客をじらしてからセクシー衣装で登場
・常に微笑
・やや前かがみ
・脚は揃えて斜めに流す
・頻繁にソフトタッチ
・会話が途絶えたら肌をチラ見せ
・身体の一部をさわらせる
・意味深な言葉でイケナイ妄想をかきたてる
・突然正体不明の真顔を見せ、次の瞬間にはまた微笑
・落としたライターを拾う、無防備な背中&うなじ
・トイレに立つときなど、急接近&谷間見せ
5.おつきあい前の「同伴」作法
・「同伴」は1つのアクセント
・あくまで疑似デートだが、キャバ嬢側もテンションは上がる
・だいたい5回以上で初めて初同伴OKになる
・同伴後、同伴以前よりも対応が親しげになっていたら「脈あり」の証拠
・ホテルに連れ込む・真剣に口説く=好感度ダウン
・同伴は同伴、と割り切ることが重要
・オーソドックスな誘い文句は、「今度食事に行こうよ」
・待ち合わせ場所は「お店の最寄り駅」が原則
・「何時くらいにお店に入ればいいの?」と訊いておいてあげると良い
⇒21時出勤なら19時待ち合わせ など
・お店だと男性も「3割増し」に見える
⇒ふだん以上にオシャレに気合を入れる
・ふだん私服の人はスーツとか
・靴の汚れ、髭など(外だととても目立つ)
・お店選び:
・焼き肉、焼き鳥など「煙系」は避ける
・テーブル席よりカウンターがベター
⇒テーブルだと「接客しなきゃ」という感覚になってしまう
・お店のレベル:1人5000円以上、
⇒「この人と付き合ったらどうなるか」を見ているので、ケチだと思われない方がいい
・お店とは違う話題で緩急をつけ、「今日は違って見えるな」と思われた方が得策
⇒ふだん趣味の話なら仕事の話とか、ふだんバカ話が多いならマジメな話とか
・「友達付き同伴」はOKした方が良い
⇒キャストになんらかの事情があり、OKすると非常に恩義に思うから
6.ドラマチックな一夜にする「アフター」演出術
・アフターの方が同伴よりも気楽でいい
・素の自分:業務用の自分
・お店:1:9
・同伴:3:7
・アフター:7:3
・素の自分が大きいため、「ドラマ」が起きやすい
・アフターのパターン:
・客1人 対 キャスト1人
・客複数人 対 キャスト複数人
・客1~2人 対 キャスト複数人
・誘い方:「腹減ったな、食事に行こうか」
・店はキャバ嬢に任せた方が無難
・閉店2時間前には入る
・複数人いる場合には本命を立てる
・カラオケボックスに行くなら自分はマイクを握らない
⇒客が歌うと業務の顔に戻ってしまう
・居酒屋なら聞き役に徹する
・「いつもどこに遊びに行くの?:など、私生活を語らせるといい
⇒素に戻っているので結構素直に話せる
・「この人の前だと素直になれる」と思わせる
・アフターはさっと別れる方がベター
⇒朝、普通に出社する人とかを見てイヤな気持ちになるので
■感想
面白かった。
知ってるようで知らなかったことも多い。
そして、読んでたらなんかキャバクラに行きたくなくなってきた。
なんか面倒な世界っつうかなんつうか。。
読んでるだけで疲れてきちゃった。
作者は頭いいんだろうなあと思う。
文章が論理的でめちゃめちゃ読みやすい。