彼の花を手向けて頂くには
今この季節に死ななければなりません
それでも私は死を選ぶわけにはいかない
だから
何方か私を殺して下さいまし
彼の花の毒で

そうして私が息絶えたら

この身に繋がった
忙しない心臓を抉り
嘘吐きな舌を切り落とし
賤しい頭を潰して
脳漿を流し棄て
四肢を磔に

もう二度と生まれ出る事の無い様に
魂を地中深くへ埋めてしまって

そしてその上に捧げて下さい

朱い朱い、曼珠沙華。