自宅療養の夫であるが、今まで書き綴ってきたとおり、わりと落ち着いて過ごしており、我が家はおおむね平和である。

ただこの数カ月間、幅は小さくとも気分の上げ下げというものは確実にあって、鬱っぽく一日中寝て過ごしていたり、明るい表情でやや饒舌になったりする様子はあった。

そしてこの数日は、睡眠時間が短くなり、口数が多くなり…と、躁転の兆しが見え始めた。

 

怖い。

 

怖くて仕方ない。

 

とは言え夫は自分の状況をそれなりに自覚しているようで、睡眠が思うように取れない事や気分が高揚することについて不味いな~…と感じているらしい。それが救いだ。

 

なので夫なりに数時間ずつでも眠るようにしているようだし、色々思いつくことはあるようだけれど、外出は控えているようだ。

不幸中の幸いというか、外出自粛の空気も夫の躁転防止に一役買ってくれているようで、「〇〇に行こうと思ったけど、不要不急の外出は避けたほういいだろうからやめておくよ」と言って家で大人しくしてくれている。

 

鬱は辛い。躁は怖い。

 

誰が言ったか知らないが、本当にそうだ。

夫が鬱々としている姿を見るのは辛い。でも躁転しそうな流れはどうしても怖いのだ。

 

でも夫は(今のところ)自分の状態を自覚しているし、私もここに書くことで心の平穏を保てている。

不安でいると相手も不安になるしね。それは病気でも病気じゃなくても一緒だよね。