苧麻はからむしとも呼ばれるイラクサ科の植物で
とても美しい繊維がとれます。
英名はラミー。
滋賀の近江上布産業会館でこの時期限定の苧麻の講座があります。
苧麻から繊維を取りだしその繊維を績んだ糸を緯糸にコースターを織ることができるのです。
刈り取った苧麻。
葉を落とし茎の皮から繊維を取り出すことを苧引き(おひき)といいます。
苧引きの道具がまた私のツボなのです。
苧引き台、苧引き金というそうですが、固い鋼がなかなかないらしくて特注品だそうです。
苧引きした苧麻の繊維です。
先生のように白くならず、ところどころ皮が残ってます。
この繊維を割いて績んでいきます。
翡翠のように美しい色。
青い香りがします。
朝に採った苧麻が布になるというのがなんとも不思議な感覚。
使うのは伝統的な地機(じばた)で、腰と足でを使って開口させて織っていきます。
リズムを掴むのが難しくてしかくいはずののコースターは
ゆるっと台形に織りあがりました。