福増寺に「聖瀑庭」を見てきました。

 

群馬県渋川市にあります福増寺に、先月、作庭家の北山安夫さんが造ったお庭を見てきました。

お弟子さんたちと一緒に造っているところも拝見していたのですが、完成されたお庭を見ていなかったので、7月17日に車を飛ばして行ってきました。

 

お庭の名前は「聖瀑庭」と北山さんがつけたそうです。静と動が同居するお庭だそうです。お弟子さんたちとお庭を造っている時の緊張感は、そばにいて体験してみないとわかりません。自分の命をすり減らして、自分の命と交換に岩に命を吹き込んでいるように見えました。

 

私が行った時には、NHKのテレビの方々がドキュメントを撮影するためにいました。

一人出来上がった庭を見に訪れ、庭を前にすると、あの時の緊張感とは裏腹に、静かで安らいだ時間が流れていました。写真では見えませんが、桔梗の花が可憐に咲いていて、花を見る自分が自然に微笑んでいました。

 

福増寺には、江戸時代に造られた庭があったり、北山さんの造った「非思量庭」もあります。ご住職さんもとても親切な方なので、是非、連絡して行ってきて下さい。