[新プロジェクト予告]

 

 

 一般社団法人日本庭園芸術協会では、YouTube「北山安夫の庭と心」で、代表理事であります、北山安夫の作ったお庭を紹介してきました。

 

 YouTubeでも数日後に新プロジェクトスタートと題して動画を作成いたしますが、一足先にブログを書いております。

 

 申し遅れましたが、私、一般社団法人日本庭園芸術協会理事のmameです。

 

 これから、ブログで当協会の活動を紹介し、一人でも多くの方のお力添えをいただきたいと思って書かせていただいております。

 

 新プロジェクトは、まだ、すべてをお話しできる状況ではないのですが、このブログやYouTubeで順次、お話しできる段階、段階で、ご報告させていただきます。

 

 新しいプロジェクトとは、東日本大震災にあった町に「鎮魂の庭」を作ろうというものすで。この震災で命を失った方々の御霊の鎮魂と、今現在生きている我々が命をいただいていることに感謝し、この命に活力をもらえる様な「お庭」を作りたいと考えております。詳しい新プロジェクトの情報は、お庭を造る場所をご提供いただいた市と当協会合同で記者会見をいたしますので、その発表をもってInstagramやブログ、YouTubeでお伝えしていきたいと思います。

 

 また、この庭を造るプロジェクトは、多くの方の善意のご協力を頂かなければ成し遂げることはできません。皆様それぞれのご立場で、当協会の願いにご賛同いただける方を増やしていきたいと願いっております。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

[一般社団法人日本庭園芸術協会について]

 

 

一般社団法人日本庭園芸術協会とは

 

 先ずは、当協会を知っていただかなければならないので、今回は、当協会の願いと、当協会代表理事の庭師北山安夫について書かせてもらいます。

 

 まず、この一般社団法人日本庭園芸術協会は、

 

 

日本の庭園芸術を通じて、日本人の美意識、自然と生命への畏敬の気持ちと平和への意思を確認し、次世代に継承することを目的とし、発足いたしました。

 

 

目的の達成に向けての事業

 

・日本庭園の作庭と造築

・日本の庭園芸術についての広報活動

・日本の庭園芸術を育んできた精神文化や風土についての広報活動

・芸術的価値のある日本庭園を画像や図面等で保存・管理し、次世代へ継承する事業

・日本の庭園芸術に関心のある諸外国の個人又は団体に必要な情報を提供する事業

 

 これらの事業を通して、先程、上げた目的に向けて事業を遂行していきたいと考えています。

 

被災地に「鎮魂の庭をつくる」という「夢」

 

 この協会は、令和2年1月22日に、当協会の代表理事であります北山安夫の願いを形にすべく設立しました。このような目的と事業内容を掲げたのですが、一方で設立当初から代表理事の北山が一番やりたかったのが、東日本大震災で被災された地に「鎮魂の庭」を造るということでした。このことは、北山が「夢」として協会設立当初から語っておりました。当協会のホームページに記されている北山の挨拶文にも、そのことがうかがえるものになっています。

 

「夢」が現実になる

 

 話は飛びましたが、協会を設立したものの、皆様もご承知のとおり、中国をはじめ海外でコロナが流行り、春頃に日本も流行り出し、毎日感染者数が報道されるようになりました。協会をつくったはいいものの、何もできない日々が続きました。そして、2年が経ちました。

 

 事業をすること自体が困難な中で、ある方から「被災した土地を活用できないか」とのお話をいただき、北山が「夢」として願っていたことが、「夢」ではなくなったのです。「事業」は、何一つできない中で、一番に「夢」として思っていた被災地に「鎮魂の庭」をつくることに道がついたのです。

 

 私も、この流れをそばで見てきましたが、北山の物事を引き寄せる力の強さ、強運に驚きました。「事業」ではなく、「夢」から道がつくなんて聞いたことがないですよね。

 

 

 

北山安夫について

 

 

北山安夫のプロフィール

 

 強運の北山ですが、どのような人物か書いてゆきます。

 

 職業は庭師です(植木屋さんと言ったら怒ります)。1949年1月14日京都に生まれ。京都産業大学卒業。

1971年小宮山庭園創作所に入所し、故小宮山博康氏に師事。

1975年独立し、北山造園を設立

2012年京都府「京の名工」受賞

2015年厚労省より「現代の名工」受賞、福岡市都市景観賞ランドスケープ賞受賞

 

北山安夫の作った庭

 

 国内で代表的なのは高台寺「方丈庭」、建仁寺の「潮音庭」、「〇△□の庭」(今年の夏のJR東海の「そうだ京都行こう!」のコマーシャルに北山がつくった庭が取り上げられていました

 

 

)。また、高台寺塔頭圓徳院にある小堀遠州が作庭した庭の修復をしたり、河口湖にある久保田一竹美術館の庭を、染色家の久保田一竹氏とコラボしてつくりました。

 

 海外でも、美意識が高い人々のお庭を造っています。ダイヤモンドで有名なデビアス社をもつオッペンハイマー氏の南アフリカの私邸(約40000坪)、フィレンツェ市から日本庭園の作庭を依頼されたり、サウジアラビアの王子ジャミール氏の私邸、京都パークハイアットと敷地が併設する料亭京大和の洋と和の2種の庭園をつくりました。現在、ハイアットのオーナー・プリツカー氏のアメリカの私邸に日本庭園を造っています。プリツカー氏は、世界の優れた建築家に授与される「プリツカー賞」を出している方で、この賞は「建築界のノーベル賞」といわれています。

このような美意識の高い人々が北山のファンとしています。

 

 国内外の個人宅も作庭しておりますので、ご要望がございましたら、コメント欄に「庭を造ってほしい」と書いていただきましたらご要望に合わせて造らせていただきます。

 

 日本庭園というと、「大変高価なもの」、「手入れが面倒」と思われる方も少なくないと思いますが、日本には、「坪庭」という文化があります。畳、一畳分の土地でも、立派なお庭ができます。小さな空間にも「小宇宙」を感じられるほどのたくさんの学びがあります。

 

 今回は、新プロジェクトに先立ち、当協会と、その目的、事業、代表理事の北山について書かせていただきましたが、次回は、また、プロジェクトについて、ブログをはじめ、Instagram(@nippon_niwa • Instagram写真と動画)、YouTube(北山安夫の庭と心 - YouTube)でも随時、お話ししていきたいと思いますので、チャンネル登録よろくしお願いいたいます。