フォークレゲエでスカ?!
こんにちは、結城です。
"ド"からはじまるメジャースケールと、"ラ"からはじまるマイナースケールの構成音は同じです。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
ラ・シ・・ドレ・ミ・ファ・ソ・ラ
ただし、マイナースケールは、"ファ"と"ソ"が半音高くなる場合もある
構成音が同じなのに、メジャースケールは明るいかんじがして、マイナースケールは暗いかんじがします。
では、この2つの違いを決定づけているのは、一体何だと思いますか、、、
僕の個人的な見解ですが、それは聞く人の先入観だと思います。
音楽の理論書などを見ると、終止形(あるいは、ケーデンスともいう)、つまりそのメロディが終わるときの和音が、ド・ミ・ソ(C)なのかラ・ド・ミ(Am)なのかによって区別される、と書いてあるものもありますが、Amで終わっていても、あまりマイナーな印象がしない曲もあると思いませんか。
とくに、ブルージーな曲だと、メジャーだかマイナーだかわかりませんよね。
なので、マイナースケールにかぎり、"ファ"と"ソ"が半音高くなる場合がある、という理論も、実にあやしい理屈だなと僕は思います。
実際、キーがCメジャーの曲でも、C→E7というコード進行はよく見かけます(E7→ミ・ソ#・シ・レ)。
現代の音楽を、17~18世紀あたりにヨーロッパで確立された音楽理論で解釈するのは無理です。
世界には様々な音楽がありますから、、、
ということで、メジャースケールとマイナースケールは(その上に出来るダイアトニックコードも)、ときと場合によって臨機応変に、縦横無尽に使い分けてやればいいんじゃないかと思います。