グラスを傾け氷を鳴らす…

出逢いも
別れも
喜びも
悲しみも

相棒は1杯の水割りだった…

どんな時も傍にあった…
ニッカ✨キングスランド✨

若い頃からずっと…こよなく愛したウイスキーだ…

私にとって、どんな高価なブランデーより銘酒である✨

父が飲んでいた…
私に伝えられ…

巣立ってからも私の孤独に付き合ってくれたのはキングスランドだ…

ある時…酒屋から消えた…
いや、酒屋さえ少なくなっていった…

私は、取り寄せてまでキングスランドを指名した✨

けれどもう…手には入らない…

この世を去るときに…舌先にあの味を味わいたい…

そんな幻想を抱いていた…

きっと私は、利き酒が出来るほど
キングスランドの味だけは利き分けられる…

理由は知らないし、知ろうとは思わない…
ただ、あんな銘酒を消してしまう事に自分の人生の半分を持っていかれたような気さえした…

オーバーだと笑うがいい…

けれど私には、あの酒が私を慰め、支え、励ましていたことを忘れない…

今日…主人の知り合いから
私に…キングスランドが贈られてきた✨

箱も無く、ラベルは少々傷がある…コルクが劣化し、少し漏れている…

けれど…私の瞳から涙が溢れた…

あぁ、私の青春が戻ってきたようで
妙にセンチメンタルに泣けてきた…

乗り越えてきた数だけボトルが空いた…

みんなにはあるだろうか?

あなたを支えた何かが…

物にこだわる事も、時に悪くない

今宵…キングスランドと時空を超えようと思う✨

追記
ニッカさん…
いつかキングスランドまた買いたいものです✨
(笑)



またね🎵