ミソノのブログ

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世の中の盛り上がりに乗じて、せっかくなので!



ことの起こりは先日、「図書館の展示に使えるかな?」とプロ野球チームの広島カープについて調べていたときのことです。

広島東洋カープのWikipedia を見ていたところ、


1950年の球団創立から1975年の初優勝までの25年間に出た「カープ本」は1960年、カープ東京後援会の会長だった池田勇人が内閣総理大臣に就任直後に出版された『カープ風雪十一年』(河口豪著・ベースボールマガジン社)1冊のみといわれる[173]。


という記述に行きあたったのです。

注の173は広島県立図書館さんのPDF にリンクが張られています。

たくさんのカープに関する本が載っています。



ふと、じゃあ他の図書館さんのデータではどうなっているかなぁ……と、探してみました。

いずれも検索タイトルに「広島 カープ」を入力し、年代が入れられる場合は1950-1974を指定。


国立国会図書館 さんの国立国会図書館サーチ

『40年度プロ野球選手一覧』琉球新報社 [編]  琉球新報社  1965年

がヒットしましたが、これはカープ本ではなさそう…。


野球殿堂博物館 さんの図書室蔵書検索

『栄光の広島カープ 風雪25年』河口豪著 恒文社 1975年

が出ましたが、こちらの資料は1975年ですね。


うーん…と思っていたら、


広島市立図書館 さんの蔵書検索に

『広島東洋カープ25年 』津田 一男/著 中国新聞社 1974年

を発見!


検索画面

1974年、表記に間違いがないとすれば、優勝前ですね!

著者の津田一男氏は、地元の中国新聞社で長年記者としてカープの記事を書き、野球解説者もなさっていたそう。

そんな方なら、確かに優勝前に結成25周年本を出されるってこともありそうです。


すぐに広島市立図書館で蔵書をめくって確認できないのが残念ですが、

まだ優勝前年……嵐の前の静けさの中、こつこつとカープを追ってこられた記者さんが、

熱い想いを本になさっていたとすれば、それもまたドラマチックではありませんか。


ちなみに広島市立図書館さんはほかにも選手の直筆色紙を資料としてお持ちだったり、


個人宛サイン色紙

先に出てきた広島県立図書館さんは「カープかるた」を所蔵されていたりと、


カープかるた

さすが地元!いろんな資料をお持ちのようです。



普段、あまり野球とは縁のないほうなのですが、

今回、遠方在住ですがお膝元の図書館の資料を調べて、とってもおもしろかったです。

他の球団や、スポーツのチームはどうなのかしら?と興味もわいてきました。

球団がお好きで、各地に遠征される方は、

地元の図書館を覗いて見ると、意外な資料を見つけることができるかもしれませんねー!


今年の夏コミは三週目。
ちょっと締め切りも遅くても大丈夫な気がする!

…この時期になると、同人活動をしていないメイドから「どうしてミソノさんは同人誌を書くときに、いつもぎりぎりなんですか?」と、少しかなしそうな眼差しで声をかけられたのを思い出します…。
すみません……。
でも、ついついコミケカタログを開いてしまう!

今回は、コミケカタログから見た「カップリング記号」に関するおはなしです。


コミケカタログは楽しいなぁ…。
と、ついつい読み物としてもコミケカタログを堪能してしまうのですが、
世の中には「コミケカタログ研究家さん」という方がいらっしゃいまして……。
その方が「カップリング表記研究家さん」なんですよ……!
カップリング表記って、あの二次創作で「×」とか「はーと」とかで表されるアレです。


明日、シャッツキステで行われる夜話はそんな「カップリング表記研究家」さんのお話を聞く会です。

2014年8月7日 20:30-22:00
『コミケ&カタログ -The Rising- カップリング表記スペシャル!』
担当 タルト様(合いの手:ミソノ)
会場 秋葉原カルチャーカフェ 私設図書館シャッツキステ

(タイトルはタイバニ好きのミソノにご配慮くださいました…。80-90年代が中心です。タイバニのお話も少し出そうです!)


コミケカタログのサークルカット上に初めて現れたカップリング「×」記号は、☆矢だったんですって!
80年代の某年は「×」表記だけをカウントしたら「一輝×瞬」がトップなのに、それを上回るのは「&」記号。
「&」のトップは「星矢&紫龍」(あれ?名前の順番これでいいのかな…?)。
しかしさらにそれを上回るのは「はーと」マークの「健♡小次郎」。
C翼強し!
そしてそこに予想以上に食い込む太陽にほえろ!!
80年代熱いわ……。

90年代に入るとトルーパーが人気なのはもちろん、スラムダンクの強いこと強いこと…!
今回の夜話に向けては「×」や「&」の記号ごとに集計されているので、単純なカップリング数とイコールではないのですが、90年代後半のSDのあまりの独走ぶりにびっくりです。
そしてキャラクター同士の関係性の記号表記は圧倒的に、本当に圧倒的に「×」がほかを駆逐して行きます。
90年代に「♡」や「&」は必要とされなかったのかしら?
いえ、「伸♡遼」って書いてあったら、なんとなく「カワイイ♡」って気持ちで見ていたような気がします…。
でも、たしかに「×」が圧倒的に流行していったのが、実数として迫ってくるわけで…。


今回のシャッツキステの夜話はそんなお話です!
お話してくださるタルトさまは男性で、いわゆる「腐男子」ではなく、それゆえに、コミケカタログの魅力やカップリング記号の不思議を素直な目線で研究されていらっしゃると感じています。
タルトさまから以下のようにお聞きしたことがあります。

『腐女子の方は「関係性の機微を重視する」という印象なのですが、それなのに「A×B」と「A+B」と「A→B」を合算しちゃっていいの?といつも思います。

サークルカットを見ていると、1枚に「A×B」と「A&B」を両方書く人とかいて、記号がもたらす意味を明確に使い分けてると感じました。
特に90年代後半になると、「→「⇔」も使われるようになって、「細やかな関係性の差異」が重視されている様が伺えます。』

と。


根本的には大好きなふたりが、どんな関係性でも繋がっていたら嬉しい!と私はひとまとめに考えてもしまうのですが、確かに「×」と「→」には絶対に違いがありますよねぇ。
それって本当にささやかな部分だったりして、多くは明言はされておらず、みんなの心のさじ加減だと思うのです。
ところが、例えば90年代は顕著に「×」が流行ったりして、歴史の中では確実に記号が何かを物語っている気がする……。


今回の夜話では、何らかの論を披露するものではなく、タルトさまがコミケカタログのサークルカットをひとつひとつ自分の目で数を数えていった、その実数の発表と、そこで発見したおどろきのエピソードが中心です。

「腐女子はなんにでもすぐ掛け算するでしょ」と言われる、その「掛け算」の記号を、淡々と数えることで見つかった気づきは、合いの手としてお手伝いするミソノがそのさわりを伺っただけで、とても興味深いものでした。


明日、沢山のデータを持って夜話が開かれます。
ご興味ある方、ぜひお立ち寄りくださいませ。
ごきげんよう。
私設図書館の方で、「瞬きする間に6月が終わろうとしていますねぇ……」とレイラさんとしみじみしてしまいました。

慌ただしく過ぎ去った春を越え、季節は梅雨……。
このしっとりした時期にぴったりのシャッツキステの催しが明日開催されます。

メイド夜話部番外編
「女子と学ぶ ~ふくらむパンと質感の科学」夜話
ゲスト担当はふんわりした女の子の絵柄が抜群にやわらかそうな同人誌をお描きになる
Kowaさまをお迎えしました。

KowaさまHP

明日は既に定員となっておりますが、中継も予定しています。
(シャッツキステ「6月のメイド夜話部」の下部にご案内があります)


元々、メイドの間で「この同人誌知ってます?」とひそかに話題になっていた頃、
次に旅人様から「この同人誌、すばらしいですよ!」とご紹介された頃、
そしてコミティアでシャッツキステのスペースとKowa'sInnさまがお隣同士になり、
総メイド長が前のめりにお声をかけさせていただいた頃……
長い時を経て、そのご本人をシャッツキステにお迎えすることになりました。

ふわふわでかわいい女の子が化学現象に例えられることで、
こんなにも「そうなんだー!わかりました!」という気持ちになるなんて、
そして麦とお米の違いを読んでいるだけなのに、こんなにどきどきしてしまうなんて。
明日はミソノもわくわくしながら、会の進行、案内役として参加させていただきます。


Kowaさまとお話させていただいた中で、
「学校を出ると、なかなか余暇で新しい知識を得ることってないよね」という話題が出ました。
おもしろそうな趣味をみつけても、さしあたりの知識を仕入れて、下調べをして……
大人だからこそ、すぐには飛び込んでいけないときだってあります。
でも日常にほんの少し、興味のエッセンスがぽたりと落ちてきたら嬉しいなぁ……。
いつもとおんなじ夜に、ちょっと変わった話を聞いて「へえー」と思うことで、
なんとなく世界は広がるんじゃないかと思ったりしています。
同人誌という紙の資料から端を発したもので
こうして催しとしてみなさまに集まってもらえるって、
図書館(小さな小さな私設図書館ですが)として嬉しいことだなぁと思います。


Kowaさまが明日の資料や、実験道具などを丁寧にご準備くださっています。
私自身が「科学って難しそう……」と避けてきたことを
小さなきっかけで少しは親しんで近づく事ができるかしら……と明日をとても楽しみにしています。

ごきげんよう。


しばらくこちらの更新が止まっておりましたが、これは!世に伝えたい!


と奮い立つできごとが……。


それは現在絶賛公開中の
劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」





以下ネタバレですが





子どもたちの前で読み聞かせをするバーナビーさんの姿です……っ!





わー!わー!わー!


バーナビーさんが読み聞かせですって!


絵本を開いてますよー!


ああ……真面目でひたむきなバーナビーさんがこのように新たな活動の一歩を踏み出そうとする今……


バーナビーさんの読み聞かせを支援したい……っ!


なにか……なにかできることがあれば!!


という、思いから、図書館司書として読み聞かせに携わることも多い身として


バーナビーさんの読み聞かせについて書き記していきたいと思います。





今回は【読み聞かせの姿勢】編です。





ライジングを初めて見た時は、シスターの読み聞かせシーンで「おや」と、少しひっかかりました。


施設で子どもたちを前に女神伝説が語られる場面、


読み聞かせをするシスターは膝の上に絵本を乗せる形で読み聞かせをしていました。





シュテルンビルトでの読み聞かせ事情は分かりませんが、


現代日本の読み聞かせ界隈、特に学校や図書館での多人数を前に行う場では、


片手で持って読み聞かせする形が広く採用されていると思います。




読み聞かせ片手


この「片手持ち」の利点は


・聞き手の人数、目線の高さに応じて、絵本の高さを調整しやすい


・絵本に書かれている文字を読みやすい


などがあります。




対して、シュテルンビルトのシスターもやっている「膝置き」型。




読み聞かせ膝


膝置きの利点は


・膝に置くことで安定して、画面のぐらつきが少ない


・ページをめくる時に、腕で画面を遮らなくてよい


などがあります。




ただ、欠点もあるのですが、それがこれ。

読み聞かせ覗きこみ


欠点


・文字を読もうとして覆いかぶさってしまいがち




絵本の下部に文字が書かれている場合、本当に読みにくくて


こんな姿勢もまんざらありえなくないのです。


文字を読もうと前かがみになる度に頭も動いて、聞き手の視線も揺れる可能性を思うと、


学校や図書館など、大人数を前に行われることの多い現代の読み聞かせ界隈で、


この読み方がスタンダードでなくなっているのも頷けます。






しかし!


逆に言えば、聞き手の環境さえ整えば、


画面の安定感抜群のこの読み方はとっても良いではないですか。






ライジングの読み聞かせシーンは


・子どもたちの座っている目線とシスターの膝の位置


・少人数で、最大でも2列で、後ろの子も見えやすい


から考えて、膝置き全然ありえます!




さらに


・カニが動く仕掛けもらくらく動かせる


これは重要です!






でも、女神伝説絵本の文字はページの最下部に書かれています……。


覆いかぶさりは免れないかしら……いいえ。


覆いかぶさらなくていい方法があります!


それは「文章を覚えてしまえばいい」のです!






私が司書になり、最初に絵本の読み聞かせを教わった際には


「読み聞かせをする時には、文字を目で追わなくてもいいように


文章を全ておぼえましょうね」とにっこり笑って教えていただいたものです……。


暗記しておけば、文章に引きずられず、適切なタイミングでページを読むことができますねー。


とは言うものの、丸暗記はかなり大変です……。




でも、女神伝説はシュテルンビルト市民なら誰でも知っており、


バーナビーさんも幼い時に聞いて育ったようなので、


思いだしながら語ることで、スムーズに読み聞かせできたのではないでしょうか。






膝に絵本を置いて読み聞かせるバーナビーさんの姿……


けして前方に覆いかぶさるでもなく、子どもたちも楽しそうに聞いています。




子どもたちが絵を見やすい位置で、


覚えたお話を思い出しながら語り、


きっとカニの仕掛けもくいくい動かしたりして……。




あれは様々な条件をクリアして可能になった、


貴重かつ、なんとかわいらしい場面なんでしょうか……!






真面目なバーナビーさんのことです。


ページをめくる適切なタイミングを求めて、女神伝説を完璧に暗記したかもしれません。


自室でこっそり鏡の前に座って、読み聞かせする練習をしたかもしれません……。


いえ、もしかしたらそんなことは全然なく、


子どもたちにねだられて、その場の突発でさらりと読んだのかもしれません。




どちらにしても、あの膝置き絵本読み聞かせの場面からは


バーナビーさんが聞き手の子どもたちのことを思いやり、


真摯に絵本を読み聞かせしたということが見て取れます。


そんな姿が劇場のスクリーンで見ることができる……


劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」素晴らしい!


ありがとうございます!


何度も見ずにはいられない!





いやー、あんな素敵な場面を見せられたら、


体中の血がたぎって仕方ないではないですか!


ということで、ここまでこれだけ語っておきながら、まだまだ興奮覚めやりません。





次回は【バーナビーさんにおすすめするならこんな絵本】編を更新予定です。


ごきげんよう。
雲間からのぞく夕焼けの色が美しく、くもりの日もまた良いものだなーと感じます。

さてさて、毎月、第四月曜日の夜は私設図書館シャッツキステのust放送 、同人誌紹介の日!
http://www.ustream.tv/channel/schatzust


毎月、comic zinの同人誌担当金田さまよりご紹介いただいた3冊の本をご案内します。
そして、その中からミソノがこれは!と思ったものを特に熱く語らせていただきます!

本日ご紹介予定のご本は

『 ボサボサベルとサラサラリュート ちいさなおはなし 』 (TeamInazuma)
『 ボサボサベルとサラサラリュート 』(TeamInazuma)

『 同人誌印刷テクニカルコーチブック 』(PARALLEL ACT)

『絶景と快走路カタログ vol.1 北海道・東北・信州 』(ロッジモーティブ)

です。
かわいい創作まんがあり、驚きの同人誌作りガイド本あり、走り出したくなるバイク旅行本あり…の、
バラエティに富んだラインナップです。
どうぞおたのしみに。

(同人誌紹介コーナーはシャッツキステUstreamで22:30ごろからコーナースタートの予定です。)