新・動物実験を考える
この本は、偶然、書店で購入しました。
本屋ではチェックするだけで、家に帰ってきてネットで注文することが多いのですが、
この本はすぐに読まないといけない気がして、買ってしまいました。
読み始めると、息が詰まるような事実が書いてありました。
保健所から大学等への犬猫の「払い下げ」。殺処分も十分辛いのに実験動物にされるとは。
飼いならされて健康で人になついている動物ほど実験動物として利用されると読んで、
やりきれない気持ちになりました。
捨てる人はまさか実験動物に「使い回し」されるとは思わなかったでしょう。
著者も含めた動物実験反対を主張する人たちの働きかけで東京都は1992年に「払い下げ」全廃、
全国でも2006年にはゼロになるということです。
科学の発展のため、安全性の試験のため、と命を落としてきた実験動物がいたことを、
もっと意識しなければならないと思いました。
この本は非常に強い書き方で動物実験の無意味さを説いています。
動物実験が良いとは決して思いませんが、人のために動物を殺してはならないということを突き詰めれば、
食肉用の牛も豚も鳥も殺生であるという極論になってしまいそうです。
そこまで強く言えませんが、1つだけ思ったのは「無意味な」動物実験は決して許してはならいということ。
この本を読んで、考えるきっかけにしてみてください。
- 野上 ふさ子
- 新・動物実験を考える―生命倫理とエコロジーをつないで