「ローマの休日」を観て、休日を過ごす。 | 瓶詰地獄 --BottlingHell--

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かつて太古の昔の中国、神話の時代に存在した帝国を治めた黄帝に仕え、漢字を発明し、4つの目を以って世界を見つめ、ヒトの身でありながら神となった、蒼頡-CanJie-が21世紀の日本に蘇ったッ!(???)

王李月-WongLiyue-の銘で書いてきた文章を完全復刻。

オードリー・ヘップバーンと云う女優は、自分の中では、もはや「人間の女性」と云う範疇を越えた「超越的な存在」である...きっと神様が地球に気まぐれで遣わした"可憐な妖精"であり"美の女神"であるものと、自分は信じ切っている。そして、その彼女の美しさは、映画のフィルムの中に「永遠の名作」として封じ込められ、我々はいつでも彼女の"美"に触れる事が出来、その"可憐さ"に溜息を打つ事が出来るのである。

知人に「墓参り」をライフワークにしている男がいる...彼はオードリーの墓を参り詣で、そして墓の傍らで「彼女との至福のひと時を過ごした」らしい(絶句...しかし真実である >> "文芸ジャンキーパラダイス"参照の事)。それ程までに我々を魅了して下さるのが、オードリー・ヘップバーンの魅力であるのだが、その「代表作」なのが「ローマの休日」である(いや、他にも名作は「ティファニーで朝食を」とか「マイフェアレディ」とか「麗しのサブリナ」とか、た~~~くさんあるんだけどさぁ...代表作って意味では「ローマの休日」は、彼女の初主演作にして最高傑作なんだと思う)

もう...冒頭から「う、美しい」と溜息をついてしまうんだよね。ヨーロッパ最古の王国のアン王女が現れるシーンの優雅さと美しさは、他に比類がない。でも、スカートの下でヒールが脱げてしまってドタバタしたり、ベッドの上でギチギチのスケジュールや礼儀作法について侍女に悪態をつく「普通の女の子」の落差が更に際立って、この映画の面白さの基幹を為している。

そう、アン王女は「普通の女の子」なのだ...しかも「行動的」な。大使館を抜け出す王女の大胆さには観客は喝采を上げるだろうし、その道行きは破天荒だ(しかも王女らしく世間知らずで危なっかしい...「守ってあげたい」とも、ついつい思ってしまう)。侍医に安定剤を注射されてヘロヘロの彼女を拾ってしまうのは、うだつの上がらないアメリカ人の新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)なんだけど...イイ男なんだよ、コレが。たまたま拾ってしまった名も知らない少女に対しても紳士的でストイックな接し方だしね(長椅子に寝かしてしまうんだけど、アン王女と分かって、ベッドに移し変えるシーンは可笑しいけどね)

...続く