3月28日
退院の準備が整いました。
朝から担当看護師さんとカンファレンス
10時にストレッチャーで介護タクシーに乗り
自宅まで1時間、うとうと眠っている状態で何とか苦痛を少なくしながら運ぶと。

「まだ、1日ここで過ごさんとあかんのか・・・」苦痛に顔を歪め、苦しそうです。

もう、ウエディングドレス姿を見るのもしんどい、悪いけどもういいわ。
死んでも、結婚式には来るやろ?お父さんの席は作るって言ってたで。

絶対に行く。泣きながら約束しました。
姿は見えなくなったとしても、魂はそのまま残る、傷んだ体から抜けて、痛みも苦しみもない自由な状態で透明人間になるだけ。
私たちからは見えないけど、夫には私たちが見える、そう信じてます。

もう逝かせてくれ、お前は怒るやろうけど、もういいわ しんどい、辛い。

怒らへんよ、もう充分頑張った、先生もこんなに頑張った人に出会えて光栄だと言われたやろ?
良く頑張ったわ、私なら到底無理やもん。

そういう会話が多くなりました。
会話できるときもあれば、幻聴、幻覚が見え、夢のような話をしたりします。

あー、これが最後の状態なんだ、私たちに見せてくれてるんだ。

何故か私も悲しい、寂しい気持ちより、清々しいというか、やりきった気持ちというか、想いを残すことなく逝ける夫に笑顔で寄り添うことが出来ました。

全ての人に感謝しきれないほどの感謝の気持ち、こんなに「ありがとう」と思えたのは人生初めてです。

緩和内科に三女が受診してくれました。
点滴の事、訪問看護師の事、訪問医のこと、全て話を決め、同意、契約してきてくれました。
大きな役割、ありがとう。

そして昨晩は次女が付き添いしてくれてます。
最後の付き添い、本当に苦しい付き添いになると思う、大丈夫?
心配で聞いたのですが、次女は「私は大丈夫、私だけぬるま湯に浸かってられないから」

三女が心を痛め泣いてる姿に何か思うところがあったのかな?

今日は沢山の人が休みを取り夫が帰ってくるのを家で待ってくれています。

病院からの送り出しは私と次女。

本当に今まで沢山の人にお世話になりました。

最後の時を自宅で過ごします。
あともう少し。
迎えに行くから待っててな、お父さん。