NASCAR Cup Series、2021年のスケジュールは既に発表されていますが、COVID-19の感染拡大が収まらないことを受けて早くも日程に変更が行われました。

 当初、2月14日にデイトナで開幕した後、ホームステッド、オート クラブ、と続く予定でしたが、カリフォルニア州での開催に懸念が生じたためこれを変更。デイトナ500を終えるとNASCARはそのままとどまり、翌週はロード コースで再びデイトナでの開催。これを終えると本来より1週間遅れてホームステッドへと向かう日程となりました。その後のラスベガスは当初予定通りとされています。

(レース数が少ないトラック シリーズは元々ホームステッドの後がラスベガスだったため、デイトナ2連戦を行い、ホームステッドはキャンセル、そのままラスベガスへ向かう)。カップシリーズの新たな日程は以下の通りです。

 

太字は変更点

  斜字は休養週

  青字は土曜日開催

 

追記:なお、オートクラブ スピードウェイの発表では、既にチケットを入手している方については、2022年の入場券としてそのまま有効となります。また、オートクラブは現在の2マイルをハイ バンクのショート トラックへと改装する見込みとなっていますが、この作業自体もCOVID-19の影響でずれ込むため、2022年に2マイルのトラックでの最後のレースを見る機会があるだろうとしています。

 

 その他の情報としては、スポッターについて数チームに変更がありました。その中で特に大きいのがマーティン トゥルーエックス ジュニアで、ファニチャー ロウ レーシングの時代からのスポッターで「ニュー リーダー、MTJ」の声でお馴染みだったクレイトン ヒューズがなんとフロント ロウ モータースポーツに移籍。FRMはまだ来季の正式なドライバーを発表していませんが、ヒューズが自身のTwitterにて「マイケルと仕事をするのが待ちきれない!」と投稿。マイケル マクダウルと組むことが確実なようです。

 一方、トゥルーエックスにはTRDのテストとシミュレーションを担当していたドリュー へリングが新たに就くとFOXのボブ ポクラスは伝えています。

 移籍したドライバーでは、エリック ジョーンズ、クリストファー ベル、バッバ ウォーレス、ダニエル スアレスはいずれも移籍前のスポッターをそのまま確保でき、カイル ラーソンにはタイ ディロンの担当だったクリス モネスが就くとポクラスは伝えています。

 また、ジミー ジョンソンのスポッターだったアール バーバンはジョンソンについていってインディーカーで仕事をするようです。

 

 そしてインディーカーと言えば、2018年途中からデイル コイン レーシングのシートを得て参戦、2年連続でシリーズ13位となっているサンティノ フェルッチがNASCARへ転向し、2021年はOur MotorsportsからXfinity Seriesに20戦ほどエントリーする可能性があると報じられています。