2020FIAグランツーリスモチャンピオンシップ、その始まりとなるステージ1、はその後
COVID-19の影響によりワールドツアー第2戦が開けない、というのを理由にエキシビションへと急きょ
変更されてしまいました。かつてステージ1と呼んでいたもの、という流行語(?)も生まれました。
そして、4月25日からあらためてステージ1が開幕となり、再び日程が公表されました。
このシーズンから、予選と決勝で消耗倍率を変更できることになり、基本的に燃料だけ消耗しなくなった、
と考えておけば良さそうです。これは、燃料を消費させるために極端な低速走行する車両が増えた結果、
それに伴うトラブルが目立つようになったためとみられます。
また、スリップストリームに入った際に得られる空的抵抗の低減効果が大きいために自分から前に出たがらない、
という場面も頻発し、結果として昨年のF1イタリアGPを全く馬鹿にできない状態になっていたので変更やむなし、
といったところです。アップデートで抵抗低減効果も削減されたと書いてありますが、どの程度かは
走ってみないと分からないですね。
さて、ネイションズの開幕戦は、元ステージ1とほぼ同じです。違うのは予選時間(3分→5分)と、
周回数(20周→25周)の2点、元ステージ1ではペナルティー制度もかなり無茶苦茶だったので、
無かったことにして仕切り直し、というのは分からなくもないですね。
第9戦のドラゴントレイルシーサイドのレースも元ステージ1の第2戦と同じですが、それ以外は
開幕戦の含めて全体的にレース距離が少し伸びている印象です。
一方のマニュファクチャラーシリーズでは10戦中5戦がタイヤ3スペック制。元ステージ1では最終週を除いて
すべて水曜日=Gr.3、日曜日=Gr.4と偏っていましたが、今度はまんべんなく配置されています。
なお、今季から週末のレースだけは両シリーズを交互開催、日曜日のレースは無くなりましたので、
時間の都合によっては出にくいものが出てきそうです。
こちらでも、第4戦の内容は元ステージ1の第9戦と同じ。このレースは『故意にタイヤ義務違反を受けた方が速い』
という現象が起きたレースですが、アップデートを前にペナルティーの20秒→60秒への大幅引き上げが
行われることが発表されたため、同じ事はまず起こらないでしょう。
なお、公式に告知されている通り、マツダRX-VISIONの追加にともなって5月22日以降に
マニュファクチャラー契約をシーズン中にもかかわらず変更することができるようになる予定ですが、
メーカーを変えてしまうとそれまでのポイントは無効になってしまいます。
トヨタ内でFT-1→スープラ、と取り替えた場合どうなるのか等は事前に問い合わせることをおススメしますが、
うっかり契約を間違えないようご注意ください。言い換えれば、とりあえずお試しで1か月走って
見切りをつけることも一応できます。まあ、メーカーが気の毒なのであんまりしてほしくないなとは思いますけどねw