Monster Energy NASCAR Cup Series
Monster Energy Aii-Star Race
Charlotte Motor Speedway 1.5miles×85Laps(30/20/20/15)=127.5miles
                        (ステージ1でのオーバータイムにより88周に延長)
winner:Kyle Larson(Chip Ganassi Racing/Advent Health Chevrolet Camaro)

 MENCSオールスター戦、今回は選手権ではない賞金レース。
出場するには
1 2018年~2019年に勝利
2 過去のオールスター戦に勝利
3 過去にカップシリーズでチャンピオンを獲得
(いずれの場合も今季のフル参戦が条件)
4 上記条件で出場権を獲得していないドライバーによる予選レース・
   モンスター エナジー オープンでのセグメント1~3の各勝者
5 ファン投票1位

のいずれかを満たす必要があります。今年は15人の権利者と
4人の追加資格で計19人のレースとなりました。
優勝賞金は100万ドルです。

 なお、今回はオールスターなので通常のレースとステージ周回数の
概念に違いがあり、ステージ間の周回数はカウントされない他、
ステージ4だけは『15グリーン フラッグ ラップ』となっていて、
ステージ中のコーション周回も全て計算から除外されます。
なので、実際の車両の周回数は85周よりもかなり多くなります。

 そんなオールスター戦、勝ったのはなんとカイル ラーソンでした。
今季は開幕から苦戦続き、シリーズ戦では2017年の
第26戦のリッチモンド以来勝利から遠ざかっていますが、
オールスターを含めるとここ3戦連続で好結果、
600マイル戦へ弾みを付けました。

 PPはクリント ボイヤーでしたがリーダーはすぐさま
ケビン ハービックの手に。それをカイル ブッシュが追う形となり
19周目にリードを奪います。カイルは前日にトラックで勝っています。
 しかしチームメイトのエリック ジョーンズが壁にあたって
タイヤを壊しコーション、これでなんとステージ1が
オーバータイムになります。オールスターならでは、てか
いるのかそれw

 ブラッド ケゼロウスキーがステイ アウトを選びますが
これは大失敗、カイルがボイヤーとの争いを制してステージ1を
獲りました。

 CM明けにはこんなネタが。トンネルから響いてくる爆音、
一体どんな車があらわr
イメージ 1
トランペットかーい。なぜかはしゃぐ解説のおっさん2人でしたw

 ステージ2は今度はハービックがカイルを捉えてステージ勝利。
途中ライアン ニューマンが姿勢を乱してドッグレッグの
芝生を突っ切ってコーションになりましたがダメージ無し。
以前は芝だったので突っ込むとスプリッターが土に引っかかって
車両が大破しましたが、昨年ローバルを整備した過程で
人工芝に取り換えられており、段差がなくなって真っすぐ
滑って行ったようです。やったね!

 ステージ3はボイヤーが2タイヤでレースを動かしてみますが
ジョーイ ロガーノがリーダーに。ハービックはルース ウィールで
後退してしまいます。なんか先週も見たな・・・
 
 このステージではカイルがオースティン ディロンに接触、
押されたディロンがさらにジョーンズに命中しコーション。
カイルはこれで修復と4タイヤ交換を行ったため、
この後残りの周回をものすごくゆっくり走って
次のステージにタイヤを残す作戦にでました。せこい!w
 ステージ勝利はロガーノでした。

 ファイナル ステージはロガーノと、じわじわ来ていた
チェイス エリオットがサイド バイ サイド。
カイルがチェイスを押して前に出した上でそれを自ら抜いて
リーダーに。
後方では左リアのタイヤを傷めたらしいデニー ハムリンが急失速して
避けきれずライアン ブレイニーが追突しコーション。
なんか今日トラブルになってる人って今シーズントラブルが
多い人たちがそのまま出ちゃってる感じです。
 
イメージ 2
4ワイドは無理っすよ^^; この時ハムリンはタイヤをいためたようです。

 リスタートしたもののジョーンズがまたタイヤを壊してコーション。
本人は異変を訴えていたのに、チーム側が
「煙消えたから行けるよ~」って言われて変えずに走ったら事故りました。
これはチームが悪い。

 そして残り12周のリスタート、ラーソンがハービックに
押してもらってバックストレッチでカイルをパス。
ここからラーソン、カイル、ハービックの三つ巴となりましたが、
カイルは攻めすぎたのかウォールに当たって後退、残った
ハービックの追撃をラーソンが振り切って賞金を手にしました。


 新しいパッケージでのシャーロットのレース、出て
データを集めたいというのも当然各陣営ありますから、
その中でオープンから走って権利を取ってさらに
オールスターでも勝ったラーソンはお金以外に多くの
走行データと自信も得たと思います。

 一方お金を得ずに遺恨を得たのがこちらのふたり
車を降りたボイヤーが猛ダッシュでニューマンのところへ
駆け寄ってきてまさかのパンチ連打( ゚Д゚)
レース中のボイヤーをあまり快く思わなかったのか
ニューマンがレース後の帰宅ラップ中にボイヤーを
引っ掛けてスピンにいたり、ボイヤーがブチ切れた模様。
ニューマンはヘビー級なので殴り合わない方が、
いやなんでもないです。

 次戦はシャーロット600。おなじみ、F1モナコ、
インディアナポリス500から続く大規模レース3連戦です。