Monster Energy NASCAR Cup Series
Digital Ally 400
Kansas Speedway 1.5miles×267Laps=400.5miles
(オーバータイムにより271周に延長)
winner:Blad Keselowski(Team Penske/Wurth Ford Mustang)
NASCARはオール-スター前最後のレース、レギュラー シーズンも
およそ半分を消化するところまで来ました。
再来週のシャーロットへの足場固めともなる
1.5マイルのナイト レース、カンザス400。
勝ったのはわずか12周をリードしただけの
ブラッド ケゼロウスキーでした。
ケゼロウスキーは通算30勝目ですが、Wurthスキームでの
勝利は2015年のフォンタナ以来2度目になるようです。
PPはケビン ハービック、今回も車検違反祭りで計11台が
リアからのスタート。複数台エントリーのチームは少なくとも
1台は引っかかっているという大荒れ(?)の車検でした。
こんなレース他所ではありえないですね。
前夜の雨により30周でコンペティション コーションが
設定されており、そこまではハービックが独走。
コーション中のピットでは2タイヤ交換が9台でハービックは
一旦埋もれますが、この後さらに一度のコーション
(デニー ハムリンがウォールにヒット)を挟んで、結局は
ハービックがステージ1を圧倒。今日はハービック無双かな~、
と思っていました。
ステージ2、カート ブッシュが2タイヤ交換でリーダーに
なりますがハービック優勢の展開は相変わらず。
ピット サイクルではこれから入ろうと減速した
ダニエル スアレスにマーティン トゥルーエックス ジュニアが
追突して危うく事故になりましたが難を逃れました。
トゥルーエックスも外に周回遅れがいたのでインにへばりついて
走っていたら「おわ、お前入るんかっ!」って感じでしたね。
ハービック無双かと思われたレースでしたが、ステージ後半、
チェイス エリオットが追い上げてきました。
コース上でハービックを抜くと、ピットを遅らせる作戦に
出ていたドライバーが全てピットに入った後の145周目から
ラップをリード、ステージ2を制しました。
やはり夜に向かって、しかもラバーが雨で落ちた状態からの
レースということで路面状況が変化しやすく、日が落ちて
優劣にも変化がみられるようです。
ここまで、リッキー ステンハウス ジュニアが3位、5位。
クリス ブッシャーが2ステージ連続6位と気を吐いています。
ファイナル ステージ、ハービックはリーダーでしたが
ルース ウィールのようでまさかの緊急ピットで脱落。
そして代わってリーダーとなったのは、ここ2戦連続2位の
アレックス ボウマンでした。
ここからレースをリードして安定した走り。
これまでにカップ戦で既に1位以外の全ての順位を経験している
ボウマン、とうとう初勝利でしょうか。
ピットサイクルが始まって多くの車が最後のピットを終えた
218周目、ライアン ニューマンのピットからタイヤが転がって
芝の方へ行ってしまうまさかのトラブル発生( ゚Д゚)
ややこしいタイミングのコーションでリード ラップ車両は
僅かに7台。ボウマン、ステンハウス、チェイス、ブッシャーと
いったあたりが得をしました。
しかしレースがなかなかリスタートしません。ややこしい時に
コーションが出ると誰がどこなのかなかなかうまく
動いてくれず、今年は既に2回ほど、最初からスリー ワイドという
謎リスタートがありましたが、今日は納得いくまで整列。
どうやらエリック ジョーンズの陣営が
「うちはコーションの時点でラップ ダウンはしておらず、
それでいてピットに入らなかったんだから我々が間違いなく
リーダーだ」と主張して譲らないらしく、その近辺で
車が行ったり来たりおろおろしています。もちろん機械で
きちんと計測してるので話が覆ったりはしません。
結局芝生の上のタイヤを回収するだけでよい案件で
10周もコーション周回を費やして229周目にリスタート。
ここでチェイス vs ボウマンの争いが激しく、チェイスが
リーダーでなおも争いが見られそうでしたが、
ライアン ブレイニーが接触でタイヤを傷めてコーションに。
ブレイニー、ここ6戦中5戦で15位以下、平均順位21.3と
絶不調です。ちなみにスポンサーのBODyARMORは
防弾チョッキの会社ではなくスポーツ ドリンクです。
Monster Energyの排他条項でエナジー ドリンク関係の
新規のスポンサーって入れないはずなんですが、
スポドリはOKなのか?w
リスタート後もまたチェイス vs ボウマン、しかしお互い
並走してやりあうとサイド ドラフトで互いに失速するので、
そのすきにステンハウスがリードを奪う場面も。
その後チェイスはほとんどドリフト状態に滑ってしまい
この争いから脱落、リーダー争いはボウマン vs ケゼロウスキーへ
局面が変化していきます。
一方、チェイスが滑ったあおりでその後ろの人の行き場が無くなり、
カイル ブッシュがタイヤを傷めて緊急ピット。
これでカイルは30位に終わり、開幕からの連続トップ10の
記録は11で止まりました。
ボウマンは徐々にケゼロウスキーに追い詰められていきますが
まるでデイル アーンハート ジュニアのように
大外ラインを生かしてなんとかリーダーを死守。
しかしイン側へのけん制で逆にケゼロウスキーが
外へ並んでしまって得意のラインを自ら奪われてしまい、
とうとう残り7周でケゼロウスキーがリーダーに。
もう終わりかなと思った残り4周、なんと
マット ディベネデトーにまさかのトラブル発生。
これでコーション&オーバータイムに突入します。
リスタートはケゼロウスキーがイン、アウトに
エリック ジョーンズ。ボウマンは2列目イン側。
ボウマンには最後のチャンスですが、リスタートで
ケゼロウスキーが好発進、ジョーンズは大失敗(T_T)
この後2位争いが潰し合いのようになったのでケゼロウスキーは
楽に2周を走り切りました。
ボウマンは結局2位で、
『優勝したことが無いドライバーの3戦連続2位』は史上初だそう。
前回の記事にLJTさんが
Bowmanは車さえきちんとしていれば戦えることを
証明してくれましたね
とコメントいただきましたが、まさにそんなレースでした。
1.5マイルの高速パッケージでもカマロは競争力を発揮。
ナイトレースで後半に向けてチームの4台が総じて速かった、
という結果からは、次戦のシャーロット600への期待が
高まってきます。
今回のレースは全体に出入りがハゲしく、
おそらくNASCARが今季の規則で意図していたものを
最もコース上で発揮させてくれたのではないかと思います。
並んではサイドドラフトでつぶし合いして、そのうち
クリーン エアーのある人が優位になって一人で逃げて、
という単調な展開とは紙一重な気がしますが、
毎回こういうレースになればプレイオフにかけては
お客さんも盛り上がってくるのかなと思います。
次戦はオールスター戦です。
ラジョーイに一票!w