FORMULA 1 EMIRATES GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2019
Circuit de Barcelona-Catalunya 4.655km×66Laps=307.104km
winner:Lewis Hamilton(Mercedes AMG Petronas Motorsport/
Mercedes W10 EQ Power+)
F1第5戦スペイン、各車色々とアップデートを入れてきましたが
あんまり空力関係の些細な話に関心がない私にはあまり関係なしw
この先のシーズンを占うかもしれない一戦は
メルセデス無双となり、ルイス ハミルトンが3勝目を挙げ、
メルセデスは開幕から5戦連続のワン ツーとなりました。
予選ではバルテリ ボッタスがぶっちぎりのタイムを記録。
Q3でボッタスはハミルトンを0.6秒、
3位のセバスチャン ベッテルには0.8秒もの差をつけました。
ハミルトンが伸びなかったのは予選の手順の問題で
最後のアタックでバッテリーが足りなかったことがあるそうですが、
対フェラーリではとりわけ最終区間の低速コーナーで
圧倒的な差となっていることがこの比較動画で分かります。
しかし決勝ではスタートでこの3人がスリー ワイドに。
他のカテゴリーのレースでやたらと路面にラバーが付けられていて
イン側が全然不利では無かったことも大きく影響したように見えます。
これでハミルトンがインから出てトップ、一方外にいた
ベッテルは思いっきりロックしてしまい、ターン3で
うまくマックス フェルスタッペンがすり抜けて行きました。
結果から言えば、この時点での順位の並びの通りにみなさんが
ゴールしたので、特にもう書くことありません、ちゃんちゃん♪
ベッテルはタイヤを傷めてペースが上がらないため、
チームメイトのシャルル ルクレールが詰まってしまいます。
ここは高速区間で真後ろについて走り続けるのは難しいし
やらない方が良いコースなので、それでも後ろにいるということは
前の人が遅いということになるわけで、フェラーリさん考えます。
ようやく11~12周目のストレートで入れ替えましたが、
既にフェルスタッペンは4.4秒前方。
ルクレールとフェルスタッペンはほぼ同じペースで走っているので
素早く決断しておけばアンダーカットで揺さぶれたものを、
この距離では何もできそうにありません。
メルセデス2台はハミルトンが速いので本当に無風。
フェルスタッペンはやはり彼らより0.5秒ほど遅れたペースで
周回することになり、うーん、フェラーリと対等にはなんとか
戦えるけどメルセデスはまだまだ、という感じです。
フェラーリさんは第2スティントでも一悶着。
ベッテルはタイヤを傷めたので長く走ることができず、
潔く2ストップ、一方ルクレールはできることがないので、
ソフト→ハードの1ストップで勝負に。
先に動いて戦略の違うベッテルが、すんなりと
アンダーカットして前に入れば何も問題は無かったんですが、
入れ替えた後もベッテルはペースが上がらなかったため、
ルクレールがタイヤを替えるとちょうどベッテルの前に
戻ってしまいました。
ベッテルは速く走らないと意味が無い、でもレース展開的に
優勢はルクレールだし、さっき道を譲って前に出したばかり。
さて、また入れ替えるかどうか、、、とか考えたのかどうか
知りませんが、また数周時間を要してしまいました。
フェルスタッペンとベッテルが2度目のピット作業を終えて、
後ろが開いたのでボッタスも2回目のピットを行った直後の
46周目、ランド ノリスとランス ストロールが接触して
まさかのSCが入ります。
この接触、ノリスは抜ける感じでは無かったので引いて
次を待った方が良かった感じですが、とはいえ相手の
ノーズが残っている状態で完全に閉めてしまった
ストロールも良い動きとは言えませんでした。
これはレーシング インシデントでお咎めなし
(ていうか双方にお叱り?)で良いかなと思います。
ハミルトンは幸運にもこれで楽々新しいソフトへ交換。
SCが遅すぎるので煽り運転しています。良い子はマネしないでね。
フェラーリは1ストップのうまみがなくなったルクレールを
ピットに呼ぶ一方で、ちょっと前に既に2回目を終えた
ベッテルは呼ばなかったのでまたまた順位が入れ替わり。
でもルクレールが履いたのはソフトではなくミディアム。
ベッテルも中古のソフトはあるので同時ピットでも
構わなかった気がするんですが、ルクレールが前になるのが
チーム的に困るのか、ソフトは寿命が足りないと決めて
かかっているのか。。。ベッテルはもうミディアムがないので
ソフトしか選択肢が無いので、2台いれた場合には必ず
遅いタイヤのルクレールを速いタイヤのベッテルが追う、
という形になるので、ややこしいことを嫌った、と
考えてしまいます。
ハミルトンはSCが遅いと煽り運転してクレーム付けてた割に、
リスタートしたらいきなり3秒近くボッタスをぶっちぎる( ゚Д゚)
リスタート前に、フロントのブレーキの温度が限界だから
リアにバランスを振るような指示が出ていましたが、
彼はそれだけリスタートの仕事に完全に集中し、完璧に
タイヤの温度・内圧・ブレーキ温度などを管理していたと
想像できます。
正直相手がボッタスなのでそこまで無理しなくても、
という状態でしたが、この1プレーに賭ける執念、集中力に
ハミルトンの恐ろしさを私は感じました。
実は私がこのレースで一番印象に残ったのは、
スタートでもボッタスの予選でもクラッシュでも
トロ ロッソのダブル ピットの失敗でもなく、
リスタート直後のハミルトンの走りでした。
フェルスタッペンの3位だけでなく、ピエール ガスリーが6位、
ダニール クビアトが9位とホンダPUは3台入賞、SC時のミスで
アレクサンダー アルボンは11位となりましたが、
全員完走してまずまずの内容と結果。
ただ、ガスリーは今日もやはりフェルスタッペンより0.4秒ほど
遅いペースで、なんかトロロッソ3台体制、みたいな状態でした。
低速のセクター3で速かったメルセデスがモナコもやはり
速いような気はしますが、次戦はモナコです。