この日のポイントレースはネイションズカップが
あまり好きではないGr.1なので(同じカテゴリーで括るには
あまりに無理がありすぎるし、その関係もあって
まともなレースになかなかならない)
マニュファクチャラーシリーズだけに参加しました。
結果、久々となる3位という好結果を記録することができました。
マニュファクチャラーシリーズ
2019 エキシビションシリーズ シーズン2 ラウンド6(21:00)
京都ドライビングパーク・山際 9:30 曇り
Gr.3 13周 燃料 2倍 タイヤ 9倍 RS/RM
ゼッケン6 予選2位 決勝2位 1817点 クリーンレース
このレース、むしろ印象に残ったのはレース前の準備でした。
最近はノーピットのレースが多いので、私は決勝でなんとか
タイヤをもたせようと、ブレーキを最後までちゃんと踏まない走法で
ここ数戦レースしてきました。
しかし今回は京都ドライビングパークが舞台。
右前タイヤの負荷が極端に大きく、しかもピットのロスが短いので
無交換という選択肢はあり得ません。
(計算上、ソフトを最後まで走り切らせることができ、
デグラデーション レートが 0.25秒/周 以下であれば
成り立ちそうでしたがたぶんまともなスピードで走りつつ
そんなことをできる人はいないと思います)
というわけで、ちゃんと踏まない走法が必要か微妙ですが、
ソフトが7周耐えられないとミディアムを履く羽目になるので、
とりあえず選択肢として頭に入れつつまずはフリープラクティス。
今回も春のペナ祭り、しかもこのコースは異様に厳しいので、
プラクティスでペナを貰わないラインを反復練習する方が
消耗あり練習よりよほど大事でした。

ペナシールを集めよう!
で、予想通りペナを踏みまくり(笑)、ようやっとタイムをある程度
まとめたところで、
『ブレーキをちゃんと踏まない場合どれぐらいペースが落ちるのか』を
ここで比較実験することに。
いくらソフトを持たせたいからといって、0.5秒も遅くなっていたら
全然意味が無いですからね。
さーて、どれくらい落ちるのかな、、、、0.2秒速くなった!?
想定外のことが起こりましたw GT6では、ABSが介入しないように
踏力を少し弱めると制動距離が短くなることは実験で確かめたんですが、
同じ実験をGTSで行うと、制動距離はふつーに伸びました。
ただし、概ね100km/h以下の低速域だけは緩めた方が良く効きました。
というわけで、わざわざ距離が伸びるのを使う必要は無いので、
私は全力でL2トリガーを押してました。
しかし、実走すると、どうやら制動距離が多少伸びる、という
デメリットよりも、タイヤのグリップの使い分けによる
コーナリング性能の向上というメリットが上回っていたようで、
こういう結果になったと考えられます。
正直目からうろこ、半信半疑、といった感じでしたが、
この結果を受けて
「今回のレースは予選からブレーキを弱く踏もう、失敗しても良い」
と決めました。
なお、消耗あり練習でミディアムは一切必要ないとすぐに結論が出ました。
だってソフトより0.5秒遅くて、その代わりデグラデーションは小さい、
と見せかけて半分弱使うと2段階目の崖みたいなのが来て
急に曲がらなくなるんですものw
そんなわけでレース部屋へ。予選でまさかの2位です。
チェッカーを受けたら『-0.013』と表示されて、
「あ、ほとんど1回目のアタックと変わらんかった」と思ったら
なぜか暫定ポールで「???」でしたが、あれ、最速タイム出すと
2位タイムとの差が表示されるんですね。後で映像見てやっと
意味が分かりました。
練習で、燃料を予選時よりもさらに捨てた状態で行った
アタックよりいいタイムが出た気がしますので、
自分としてはほぼ満足です。唯一、最終コーナーで
マーシャルの陰に隠れて看板見えなかったところだけミスった、
気がしていましたが

レースは抜かれる前提、ilovecatさんとか逃げ切った記憶が無いし('ω')ノ
ペナ踏まないようにしつつ、トーマスにすぐ抜かれても
気にせず、爆笑で自爆しないよう気を付けて走行。
序盤は似たようなペースでなんとか走れていましたが、
4周あたりから前に置いて行かれます。リプレイ見たら私の
タイヤの減り方ものすごい強烈でしたw
ここはロスが短く、しかもみんなタイム差が無くていわゆる
フィールド スプレッドも小さいので、先にピットに入ると
集団に埋まる危険性があります。
というわけでリスク回避、ilovecatさんはきっと逆をやって
アンダーカットしてくるだろう、と思っていたら、お付き合いして
お互いに7周目へ。しかもそこで争う(。∀°)
戦略的には引っ張ってその周でタイム失うって最悪のやつなので
正直「これなら入って引っかかった方がマシじゃねえか」と
ちょっと後悔。しかしピットを終えたらザウバーさんに
抜かれただけだったので安堵しました。
幸いじゅうぶんラインを残していただいて外からのパスに成功、
ilovecatさんはピット直後に少し争って離れたので、
なんとか持ちこたえ、たかったんですがやはりタイヤが
ゴリゴリ減っていて、結局抜かれる('ω')ノ
まあこんなもんだろう、それよりなんとかこれ以上は抜かれずに、
と思っていましたが、R8はリアがツラいので最後になって
少し縁石でナーバスになっているなと後ろから見ていて感じ、
「ひょっとして最終周に近くにいれば滑ったりペナ踏んだりを
期待できるかも」と内心思っていました。
口に出すのはセクター2に入ってからにしようと思っていたら、
その前になんとまさかのilovecatさん壁ドン。
跳ね返って来るのか、避けるのか、とギリギリまで眺めていたら、
『危ないので動かない』という選択をされたようで、
迷った私が逆に危ないことになりますが、辛うじて
ぶつからずに済みました。最後まで動かず待っていてくれて
ホントよかったです。。。
あとはペナ踏まずに走り切って逃げ切りのタナボタ3位。
レースのペースだけならそこまで大したことなかったはずなので、
予選での2位が無ければどうなっていたか分かりませんでした。
結局レースはペナをもらわなかった人が上位に並び、
ペナ祭りの難しさを再認識。でもレース自体はすごく綺麗な
動きをしていてなかなか良いレースだったと思いました。
リプレイ見てて思ったんですが、綺麗だな、面白いなと
感じるレースって、あっちこっちでごちゃごちゃしてるよりも、
長い蛇が動いているように綺麗な列で右に左に車が走り、
その中の一点でズバッと追い抜きが決まる姿なのかもしれません。
サッカーでも、ボールが全然ラインを割らずずっと
フィールドで戦い続けている試合はクオリティーが高いと
聞きますが、それと似たようなことなのかなと思いました。
