ここまでの記事
4回目は次の話に行くはずだったんですが1つ忘れていたので
追加します^^;
デイリーレースCとポイントレースは消耗ありのレースに
なっていますが、この消耗ありレースの環境に関して
ずいぶんとゲーム上の仕様が不親切なのが不便です。
少なくともGT5以降は、消耗ありの状態では車両重量に
燃料搭載重量が加味されており、燃料搭載量が減少するとタイムが向上する、
いわゆる「フュールエフェクト」が表現されています。
私のザックリした計測では、鈴鹿のGr.3レースで10Lあたり0.12秒、
距離の短い筑波サーキットでさえ、Gr.4で0.06秒ほどの影響があったと
過去に試算しました。

一度R.S.01を燃料のみ消耗1倍で燃料が切れるまで走り続けてことがあります
で、これが消耗無しに設定した場合、燃料搭載量は、フルタンクではなく
「0」になってしまいます。
消耗無しとありで妙にタイムが違うのはこのせい、練習だと6速に
アップしたコーナーが、本番だと5速目一杯で止まったりするのは
ほぼ全部このせいです。
(グランツーリスモ フューエルエフェクト、で検索すると
yahoo知恵袋の
「グランツーリスモ6にフューエルエフェクトってありますか>
無いですね」
というのがヒットしますが誤りです)
ここで色々と不便が舞い降りてきます。
・消耗ありの環境を自分で作らないといけない
結局本番は消耗ありなので、無しでの練習をしてもタイヤが
落ちた時の対処、重いときの挙動を見ることができませんから、
消耗ありで練習したいものですが、レースのプラクティスは
消耗無ししか用意されていないため、自分で用意しないといけません。
方法はカスタムレースかロビーの2種類ということになりますが
簡単に解決させてくれません。
・カスタムレースでは倍率が10倍までしか設定できない
ロビーでは消耗倍率が馬鹿みたいに高い数字も対応するように
なりましたが、カスタムレースでは10倍以上にできません。
これまでのシーズンではGr.1~Gr.4のレースは全てこれ以下だったので
なんとかなりましたが、オフシーズンエキシビションから極端な
数字も出るようになりましたし、市販車のレースでは10倍以上も
頻繁に登場します。オフラインだけでは練習環境が作れません。
・ロビーだとレース開始ができない
ロビーでフレンド限定にして、誰かが入ってくるのが嫌なら
人数を2人にしたら最悪1人入ってくるだけでほぼ一人で練習できますが、
今作では前作までのようにロビーに1人しかいないとレースを
開始することができません。
必ずピットからの発進になってしまうため、スタートから
冷えたタイヤでの序盤のコーナーの挙動の確認ができず、また
ラップタイムなどの推移をしるためには、リプレイが保存できないので
いちいちPS4側に映像をキャプチャーしてそれを見ないといけないので
少々面倒になります。
・どっちにしても再現できない
カスタムレースではグリッドスタートのフライング判定が
存在しないため、スタート練習をすることができません。
そして、ロビーでは、初期の頃は設定できていたはずなんですが、
給油速度も公式戦の給油速度と異なる数字で固定されているため、
ピットの有無の検証などをしようとしたら、後でレースタイムに
給油時間の差を計算して当てはめないといけないという無駄に
面倒なことをしないといけなくなります。
さらに厄介なことに、どうもカスタムレースと公式戦/ロビーでは
コースによってはピットロードのロスタイムが違うということがあり
(マウントパノラマはロスが大きいことで有名だがカスタムだと
なぜかものすごく短く、ピットに入ったらすぐ車が来る)
これを知らないと計算を大きく間違えてしまいます。
何でこうちょっとずつ微妙に狂わせてくるのか謎の仕様です。

もはやバグなのか仕様なのか区別が付かない、というか
区別が無いのがポリフォクオリティー?(。∀°)
極めつけはトラックリミット。2018シーズンの本戦になって
突如として現れた、通常より厳格なコース幅判定は
ポイントレース内以外で試すことができず、結局のところ
『消耗有りのトラックリミット:チャンピオンシップ』は
実際のレースイベントが開始されるまで誰一人として体験できない、
ということになっています。謎すぎます。
・せめて妥協策はないものか
個人的な考えとしては、コースの習熟とタイム比較に
消耗無し練習があること自体は構わないと思うんですが、
例えばメニューに
・フリープラクティス
・本番モード
の2つを用意して、後者はピットからのスタートではあるものの、
倍率やリミットは適用された状態、リプレイ保存可能の
レース前フリー走行と同じ状態のものにしておけば良いのでは?
と思います。
実は山際でGT-R Gr.4に乗った際も、消耗有りの重い車+
厳格トラックリミットでどこまで無理できるかの感触が分からずに
かなりゆっくり通過することになって結構困ったので、こういうモードを
入れてくれることを切に願います。
特に今後はセットの解禁や2スペックタイヤなど、車両側で試すことも
多い状況になっているだけに、できるだけ1か所の練習で
すべて賄えるようになっていてほしいと思います。