グランツーリスモの公式戦において間違いなく最高峰のうちの1人、
0.004秒差で勝利しました!という写真の向こう側、し、植毛!?
オーストラリアのニックさんことNik_Makoziさん。
たいていネイションズ20:00→マニュファクチャラー21:10で
参加しているのでよく会います。ご存知の方も多いでしょう。
先日、そんなニックさんのテストシーズン22、最終戦Top24の写真を
そりゃねえぜ伊藤ことITOU_KLさんがリポストしてくれました。

誰かと思い、そうだショーヘイさん出てるんじゃないかと配信を見たらビンゴ、
そしてなんと、こちら日本の現在の最強ドライバーの一角、
燃費魔人の異名を持つAkagiさんでした。
グリッド紹介でショーヘイさんもビックリw
植毛リバリー自体は何人も作ってると思うんですが、拡大してみたら、
植毛センターなどの文字に白縁が無く、カナード下あたりにTAKATAを
貼り忘れており、ウイング翼端板に
NISSAN GT-R NISMO GT500 Customor Racingと(つぶれてて判別しにくいが)
書いてあります(本来はGT3と書いてある部分の3を塗りつぶして500と
標準の数字デカールを乗せた)うん、これ作ったのたぶん自分だw
で、そのまま、じゃあどんな展開だったんだ、と配信を流して見たら、
ニックさんとショーヘイさんが16周目に接触していました。
一度目はS字出口で押されてペナ1秒、2度目は裏ストレートの
右コーナーで抜いた後のニックさんが縁石で跳ねてショーヘイさんに当たり
ペナ4秒、そして、ちょっとイラついたショーヘイさんが深く突っ込んで
ニックさんに追突してペナ10秒。計15秒。
1ストップ作戦だったショーヘイさん、すっかり意気消沈・・・
レース後には、ニックさんがノーペナだったのでかなりお怒りモード、
視聴者の方も同じ雰囲気です。
(後ほどショーヘイさんも冷静になって、言いすぎた、当てに行って悪かったな、
と感じたそうです)
ただ、最初の接触はラグに見えたので、うーん、と思っていたら、そういえば
ニックさんのプロフィールに「Youtube:Makozi」とか書いてたな、
と思い出し、調べたらありました。ニックさん側の配信。
このチャンネルはニックさん個人ではなく、Makozi Racingとしての
チャンネルとなっているようです。
Makozi Racing InternationalはFacebook上にページが存在し、
私アカウントが無いのでよく分からんのですが、どうやら過去には
別のゲームでも活躍、オーストラリアモータースポーツ連盟と提携している、
とも書いてあるので、単なる数名の知り合いの中二病チームではなく、
結構気合の入った組織かもしれません。
私は同じマコジ レーシングのNOBLE_1989さんと時々合っては、
なかなかいいレースをするし、ラグってるけどなかなかクリーンで面白いので
実は会うのを楽しみにしている1人です。

この写真、最初レースフォトかと勘違いしました。
車の置き位置とか見事
で、このYouTubeチャンネルでニックさんのこのレースも生配信。
コメント欄には「今日の作戦は2ストップ、燃料満タンで飛ばします」
とわざわざ書いてくれていますw
そして、件の場面を見てみると、一度目は完全にラインをズラした
後からショーヘイさんに加速のような動きがあって完全なラグ、
2度目はちょっと当たったか当たってないか微妙、そして3度目は
ニックさん側では真後ろに来ただけで当たり判定出てませんでした。
そりゃあペナ無いはずですね。
しかし、正直ラグ追突、あるいは逆にニックさんがラグ追突を食らう
場面が多いというのは私が動画を作る範囲ですら見られる話で、
現実問題として、やはり少し距離を取って走った方がお互いにとって
よりいいレースになるのでは?と思ったのも事実。
植毛写真からの思いがけない連想ゲームでここまで来たので、
思い切って、マコジチャンネルに拙い英語で
「実はこのレースでショーヘイさん側からだと15秒もペナを受けていて、
ラグが原因だと思うんだけど、こうした接触でニックさんや外国人を
荒い人だと思っている日本人がいるのも事実で、私はこうした状況を
減らしたいと考えています。ラグは不可抗力ですが、
できる範囲で距離を取るようにしてもらえないでしょうか、そうすれば
もっといいレースができると思います。ではまた
グランツーリスモで会いましょう!」
といった感じの投稿を書いてみました。動画見たら出てきますけど、
英語力の低さが丸わかりなのでできれば見ないでください(> <)
まあ相手にされないかなあ、と思っていたら、なんと翌日にはお返事が
寄せられました。たぶん、このチャンネルを管理する担当の方がいて、
その方が書いているようです。
その内容を、ざっくりした翻訳ですが、ご紹介したいと思います。
(ここでやっとメインの話題です。あ~前置き長かったねw)
SCfromgt5さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ご意見について感謝するとともに、他の人々にも推奨したいと思います
ニック_マコジや他の日本国外のドライバーたちは通常、
ドライバー名の横に表示されている接続状態バーで見て取れるように
低品質の接続環境になっており、これはサーバーが日本にあるためです。
これが良好になれば素晴らしいことですが改善するには時間を要するでしょう。
現在グランツーリスモスポーツ FIA GT テスト シーズン23が開催されていますが
おそらくサーバーのテストはプレイステーション本社、ポリフォニー デジタル Inc、
そしてFIAにとって重要な分析対象の1つでしょう。
テスト段階が終わりサーバーが改善されれば、本格的なFIA GT選手権が
世界じゅうの国と地域の間で開催されることでしょう。
ニック_マコジと他のマコジ レーシング インターナショナルの選手は
常に可能な限りクリーンなレースに努め、同時に競争力のあるレースに
努めています。我々は常に他の選手に敬意を払い、友人、ファン、対戦相手を
待ち受けています。ミスや事故はレースにつきものですが我々は常に
誰が責任を負うべきか分からない場合でも謝罪します。
もしニック_マコジのミスによりショーヘイにタイム ペナルティーが
行ってしまったのなら申し訳ありません。彼は今後さらに気を付けるでしょう。
我々の謝罪を他の日本の方たちに伝え、状況を説明していただけるとありがたいです。
Driving with The Best!
といった内容でした。
私もこれに
「お返事ありがとうございます。大変よく分かりました。
私は時々ノーブルさんと会いますが、仰る通り彼は競争力があり、
ミスをすれば謝り、いつもクリーンです。
今後何かしらの方法でこのメッセージをフレンドに伝えたいと思います。
Driving with The Best!」
といった感じで返信しました。高評価ボタンが押されたので、
たぶんマコジ運営さんからの読みましたコールだと思います。
というわけで、一連の流れをご紹介しました。
これを読んでどう感じるかは人それぞれでしょう。
おいおい、ニックさん平気で突撃しとるやんけ、と思うのも仕方ないです。
実際結構やらかしてますからね^^;
でも明らかにミスった時は謝ってますし、逆にやられても文句を言っているのは
私は見たことないです。
彼の中ではレースの位置づけはそういうもので、ひょっとしたら、
日本のトップ選手との争いをそれぐらいギリギリのところでやり合える
相手として信用していることの裏返しなのかもしれません。
ショーヘイさんとの映像の比較を見ていると、ラグの影響って思った以上に
大きいようで見えてる状況に結構差があるので、距離があると思ったら、
おおういきなり突っ込んだぜ、なこともたぶん起こってるんでしょう。
もちろんむちゃなことしてる人もいますし、ズラさんからは
「マコジ一味に予選邪魔された」なんて話も聞いたので、ランクの低い
メンバーの方まできちんと浸透しているともいえないかもしれません。
それ以外の海外の方でも、ぶつけるの何とも思って無さそうな人も
いますけど、綺麗にやってる人も大勢いますし、逆に日本の人でも
「あなたそもそもインターネットの使い方から学びなおした方がいいですよ」
な破滅的な方もいますから、最初から「外国人=ロクな奴がいない」
と決めつけるのは私は良いことだとは思いません。
決めつけると、不可抗力のラグ接触まで全部悪意と捉えてしまい
状況を見誤ることもあると思います。
正直、最近また特にサーバーが悪いのか、日本の人ですら飛んでたりするので
海外の方の飛び具合ったらなかなかのものですが、お互いに
可能な範囲で距離を取ったり、気を使いながら遊んでもらいたいなあと
個人的には思います。
そんなわけで、マコジさんとのやりとりについてのお話でした。