GT SPORTの両テストシーズンには、シーズン7から最終戦に
TOP24スーパースターズという特別な枠が用意され、
”エントリーした中からTop1グループだけマッチングされる”
と説明されているわけですが、マッチングから漏れると
『マッチング順位が〇〇位だったからダメでしたよ』的
説明が表示される他、そもそもマッチング手順自体が非公開なので
この”トップ1グループ”がどういう意味合いなのか分かり辛い部分がありました。
初回は
・練習走行の上位24人かと思って必死でアタックした
・漏れた人は通常のレースを開催してもらえると思った
など、説明が今一つ明確でないためにみんな解釈がバラバラで混乱。
加えて、開催時間も重複していたので定義の見極めも曖昧になっていたと思います。
で、今回は時間がズラしてあり、両方にエントリーした結果、
私はネイションズカップだけ入れました。その様子はこんな感じになりました。
入ってみて驚いたのは、選手権に出ていない、あるいはほとんど点数を
持っていない人も参加していたこと。
時系列が前後しますが、この後マニュファクチャラーは弾かれたので
ショーヘイさんの生配信に合流し、そこでこの話題をしたところ、
ショーヘイさんも「言われて気づいたがそういえばこっちにもいる」と
不思議がっていました。
トップランカーの人は当たり前のように入れるので
気にならないのも無理はないんですが、私も薄々これで感じたし、
シリウスさんも同じことに気づいたようでさらに確度を得ましたが、
なんとなく、
・エントリーした中からポイント上位順に24人
と思いがちだったのが、状況を整理すると、
・エントリーした中からDRの多い順に24人
の可能性が高そうだ、ということに。
まだテストシーズンなので、色々と試して意見を募っている段階でしょうが、
このやり方には、Top24をどういう位置づけで考えるのか、という点が
大事になってきます。
単に優秀な人を集めたレースを、ということであり、たとえスポット参戦でも
最高峰のレースを作る、ポイント加算によって、普段出ていない人に
参加してもらうインセンティブを作っている、という視点であれば、
別に構わないと言えます。
GT SPORTのプレお披露目に際し、お試しレースが実況解説付きで
配信されていましたが、おそらくこういった形で、参加していない人はみんなで
チャンピオン争い決定戦を配信で眺める、という構図を思い描いていると
想像しています。そのために、できるだけ優秀な人を集めたいという
意図かもしれません。
ただ、仮にですが、元々マッチング手順が単に
『DRの多い人から順に並べてマッチングするだけ』であるならば、
極端な話これは普段のレースでもデイリーでも同じ顔触れはいくらでも
作れるわけで、選手権の最終戦で銘打って開催する意味がないと私は考えます。
一方で、このレースの意味合いとして、例えばブロンドさんとショーヘイさんで
既に500点ぐらい差があって、普通のポイント配分じゃほぼ逆転できない、
けど3倍だったら、ショーヘイさんが勝って、Bブロンドさんが5位ぐらいに
甘んじたら逆転できるかもしれない、そんな、NASCARのプレイオフ的な
発想でわざわざポイントを増やしているとするなら、このマッチングは
問題が多いです。
DR高いけど普段出てない人がマッチングされ、コツコツ毎日出てる人が
その分弾かれてしまうのは理不尽と言えます。
私はちょうどそんな感じで両シリーズとも26位にいましたが、
(シリウスさんはマニュファクチャラーだと私より50点ほど多い25位!)
マニュファクチャラーズの方には私もシリウスさんも不在で、
0点の方は3人いらっしゃったわけです。
確かに、私が出るよりSの人が出た方がレースのレベルは高いでしょうし、
そういう人がいることで上位がかき回されて、結局ショーヘイさん
大逆転に繋がったかもしれません。
(勝手に具体例に利用してすいません^^;そして、0点の方を批判しているわけでも
なく制度論の話なので、誤解なきよう、お気を悪くされないようお願いいたします)
私的な見解としては、やはり選手権の最終戦に特別な1戦として開催する以上は、
選手権に普段から参加している人が優先されるべきだと思うので、
NASCARのプレイオフと同様最低限の参加条件を作り、その中から
マッチングするのがスジだと思います。ですから
・エントリーした中から有効ポイントの多い順に24人をマッチングする
・出場最低条件を
『当該シリーズに既に2戦以上出場し、なおかつ有効ポイントを2100点以上
有している(6戦制の場合)』
と規定し、条件を満たす中からDRの多い順に24人をマッチングする
といったような、シリーズの流れを受ける形でのマッチング方式を
採用すべきではないかと考えます。
存在自体の賛否はまた別に考えるとして、とりあえず現行方式で
開催を継続していくのは問題が多いように思いました。