今年はGT SPORTやってるのでそんなに頻繁に確認していないNASCARの
オフ情報ですが、カート ブッシュが結局SHRと契約、SHRは来季の
体制発表を行いました。
カートとSHRの間では元々2018年の契約オプションが存在していましたが、
これをSHRが行使せずFAに。SHRはシーズン中からHaasスキームで走ることが多く、
スポンサー獲得が順調で無いのは明らかで、カートの主要スポンサーである
Monster Energyが来季以降もサポートするのか、といったところが焦点で、
FAになった、という一方でSHR側が「彼は戻ってくるだろう」とするなど、
どうしたいんだという感じでしたが、とりあえず収まったようです。
恐らくですが、契約オプションを行使せず再契約したことで、SHRが支払う
年俸は昨年比で削減されたことと思います。
SHRの来季の体制は
4 ケビン ハービック/ロドニー チルダース
10 エリック アルミローラ/ジョン クラウスマイヤー
14 クリント ボイヤー/マイク ブガレビッツ
41 カート ブッシュ/ビリー スコット
ハービックとボイヤーは体制が変わりません。口論しまくってたボイヤー組は
クルー チーフ交代だと思ってたのでちょっと意外ですw
カートの相棒はトニー ギブソンからスコットに変わります。
デイトナ500で勝って感動の涙を流していたギブソンは、チームに留まるようですが
何をするかはまだ発表されていません。
カートって結果が出ないとクルーチーフと険悪になりやすいので、そこらへんが
あったんでしょうか。スコットは昨年までダニカ パトリックのクルーチーフでした。
移籍してきたアルミローラにはクラウスマイヤー。クルーチーフとしては
代役としてカートと昨年・一昨年にそれぞれ1戦ずつ戦った経験しか
ありませんが、一昨年はその1戦で優勝しています。
Monster Energyはというと、カートのサポート云々以前に、2018年までの
2年契約となっているシリーズのスポンサー契約について、2020年までの
2年の延長オプションを行使するのかの返答が未だになく、NASCARを
やきもきさせているようです。
返答期限は12月に設定されていましたが、Monster Energy側がこれを
延期するよう申し出ているそうで、雲行きが怪しいことからNASCAR側は
後継スポンサー探しも始めている模様。
たった2年でこの名前のシリーズが消滅するのかもしれません。
くっ付いては離れる小規模チーム、今年もまた離婚が成立し、
Circle SportとThe Motorsports Groupは提携を解消することになりました。
CSがNo.33のチャーターを保有しているので来年も参戦する権利が
ある一方で、おそらくNo.30を使うであろうTMGは現時点で
スポンサーとドライバーを探す段階の模様です。
困ったのは、10月の段階でCS-TMGとして来季の契約をしていたという
ジェフリー アーンハート。現段階の情報では、彼のシートは確約されていない
状態らしく、デイル アーンハート ジュニアは引退しましたので、
ひょっとすると2018年にNASCARにはアーンハートという名字の選手が
一人もいなくなるかもしれません。
一方、こちらも日本にいたら全然知らないリック ウェアー レーシングは
チャーターを取得して来季のフル参戦を目指していると明らかにしました。
2017年はNo.52でジョッシュ ビリッキ、レイ ブラック ジュニア、B J マクリード、
コディー ウェアー、カイル ウェザーマンがエントリーしていたチームです。
予定ではNo.51としてチャーターを取得しフル参戦、No.52を
オープンで数戦に参加したいとのこと。
チームは現在ショップの拡張と人員強化も進めています。
フロント ロウ モータースポーツも来季のドライバーを発表。
シーズン中から情報が出ていた通り、ランドン カッシルはシートを失い、
デービッド レーガンが残留。そしてもう1台はマイケル マクダウルが
移籍してきました。
実は昨年3回もトップ10(デイトナ500を除くプレート レース)に入っていたレーガン、
来季でフル参戦12年目の32歳となります。
一方マクダウルは2014年からリバイン ファミリー レーシングに在籍。
36戦全てに出たのは昨年が初めてでしたが、妙に味のある粘り腰で
初のトップ5フィニッシュを記録するなどチームの成長に貢献。
2017年の全ドライバー中、走破した周回数で1位、距離で2位という
堅実性が光りましたが、LFRがケイシー ケインを獲得したため移籍先を
探していました。