昨日はデイリーで1戦。2週連続鈴鹿のGT3だったので植毛GT-R出陣。
フリー予選でさらなる上げ余地を探しすぎて凡ミスを重ねてタイムを出せず
12位からのスタート。11位には同じGT-RニスモGT3。
先週も1つ前がS Road GT-Rだったのでこれまた2週連続のGT-R並び。
 後から考えたら当たり前ですが、予選時間終了~マッチング完了までの間に
タイムを上げても反映されませんね^^;
2'00.2が有効ならハラキリさんの前からスタートで絡めたのに残念すぎるぞ俺。

で、こんなことがありました。
すごく周りが良く見えている印象のドライバーさんでした。

 ところで、先週マッキーさんからコースの好き嫌いと得手不得手に関する
話がありました。
鈴鹿は私にとっては典型的な『好きだけど苦手』なコースです。

 これと言って得意なコースも無いんですが、苦手な要素はたくさんあり
・ブレーキングポイントや曲がり始める位置の目印が分かり辛い
・トレイルブレーキングを多用する
・ミスると致命的にタイムを失う場所がある
といった要素でダメになります。

 鈴鹿の場合、まずターン1~2はトレイルブレーキング必須で飛び出すと壊滅的。
デグナーのBPが掴みづらく、これまた飛び出すと致命的。
スプーンもトレイルブレーキング、130Rは目印が分かり辛いので、
まあダメな要素ばっかりですねw
 こういうコースでは、フリー予選が100%の攻め方だとすれば、
選手権の予選は97%ぐらいから初めていく感じで最後に100に持っていき、
決勝は96ぐらいで走る感じになります。
 レースではとにかく、飛び出るとやばい場所は全周攻めて失敗しないとは
到底思えないので必ずマージンを持って走ります。
 昨日のレースでも、攻めれば2分1秒は切れるでしょうが、ずっと
2分1秒2~5で走っていました。

 ただ鈴鹿のレースを見ていると、他と比べてやはり飛び出している人が
多い印象で、じっとしてると段々順位が上がっていくことが多いです。
他のコースだと、はみ出して壁にぶつけたり無茶苦茶しながら、でも
性能の良い車で前に留まってしまって途方に暮れることがあったりしますが、
鈴鹿はごまかしがきかない印象です。
 たぶん予選と同じ感覚で常に100%で走っているので安全限界ギリギリで
ミスを受け止める余力が無いからだと思いますが、毎回はみ出す方は
その危ないコーナーは意識的に抑えることも大事かなと思います。
 もちろん、ワールドランキング1位を狙うなら、全周全力で走れる精度が無いと
到底無理だと思うので、これはあくまでそこそこのレベルで安定して戦うための
スタイルです。

 逆から言えば、攻めてもヤバそうな場所が比較的少ないコースは
相対的には得意ということになります。
 インテルラゴスは基本的に加減速の場所さえ間違わなければ
攻めると飛び出す類のコーナーは少ないので、予選も決勝もあまり変わらないタイムで
走ることができます。アルザス・ビレッジも、最初は「何だこのターマックラリー」
と思っていましたが、勾配で突っ込みすぎるミスをしなければそんなに
危ないコースというわけでもなさそうです。

 ニュルブルクリンクGPはランオフが広いせいで目標物が無いため
特にターン1とNGKシケインのBPが全く分からないので超苦手。
しかも前作まではあったコース脇の小さい看板が今回ないからより
下手くそになりました^^;
 北コースは道幅が狭くて壁が近いので、何かしら目印を見つけるのには
そんなに困りませんが、いかんせんやらかす場所が多いので予選と決勝の
落差も大きくなります。

 実は東京エクスプレスはまだ燃費レースでしか走ったことが無いので、
他のルートも知らないし道も全然覚えていません。
ですが経験則的に、GTの高速道路コースは苦手です。
 そして、現状GT-R Gr.4の遅さが際立った思い出しかないマジョーレは
イメージ最悪ですw

 得意では無くても鈴鹿は、やはりうまい人と走ると非常に面白いですし、
これは実際のレーシングドライバーもそうですが、攻めがいのあるコース、
何周走っても完璧だったと思える周回が存在せず、
永遠にベストを追い求められるようなコースというのは楽しいですね。