2017 FORMULA 1 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX Yas Marina
YAS MARINA CIRCUIT 5.554km×55Laps=305.355km
winner:Valtteri Bottas(Mercedes AMG Petronas Motorsport/
Mercedes W08 EQ Power+)
F1も最終戦となりました、アブダビGP。見てるこっちはなんとなーく
緩い感じで、特に緊張感もなく見ていたらなんとなく終わりました。
まあ、消化試合ですから。。。
予選から流れはバルテリ ボッタス。Q3最後のアタックでセクター2までは
ルイス ハミルトンが勝っていましたが、ハミルトン最後に失敗。
ちょっと遅れたから無理して最終で踏んで滑ってグダグダ、をセッション中
2回ぐらいやってました。
セバスチャン ベッテル、ダニエル リカルド、キミ ライコネンと続き、
今回マックス フェルスタッペンは6位と久々に不調。
ひょっとして緊張感が無かったのは彼が来そうになかったからかも。
決勝、上位陣はスタートも波乱なし、結局最後まで特にこれと言って
何も起きなかったので、ピットがどうのとかいう話も面倒な状況。
ただ、リカルドが21周目にトラブルでリタイアしたのは残念でした。
結局これでリカルドはドライバー選手権争いでライコネンに逆転されて
5位となってしまいました。
このトラブルは油圧系だということですが、ルノーPUは終盤戦で『弾切れ』状態。
レッド ブル2チームで故障が多発しすぎて部品不足に陥り、古いPUから使えそうな
部分をかき集め、性能を抑え気味にしている状態だということで、
ドライバーとしては辛いところ。
同様に、ウィリアムズのランス ストロールもどうやらPU部品不足、
こちらはチームとしては新しいPUをメルセデスから買うと高いので
ありものを見繕っている、というような話で、なんかレース中も
異様に遅かったり、ちょっと気の毒でした。
そんな部品切れのトロ ロッソとコンストラクターズ選手権で争っていた
PU供給元のルノーは、カルロス サインツがピット作業で右前輪を
きちんと装着できず、危うくピット出口トンネル内でクラッシュ。
まあぶつかろうがぶつかるまいが、レース続行は不可能です。
ただ、ニコ ヒュルケンベルグの6位入賞によって、ルノーは
トロロッソを逆転してコンストラクターズ6位になりました。
来年からトロロッソと組むホンダとしては、できれば6位でたくさん
賞金をもらってほしかったでしょうから残念に思った事でしょう。
フェルナンド アロンソにもう少し競争力があればミサイルを、、、いやいや。
トップ争いはボッタスとハミルトン。ハミルトンはピットを遅らせて
履歴差での追い抜きを考えた模様。2回ほどボッタスのDRS圏内に入って
揺さぶりをかけました。
ここで自滅していたら、ボッタスは完全にチャンピオン獲得前の
ニコ ロズベルグ状態でしたが、ここはボッタスが凌いで、レース終盤に
追われた際にはそこから突き放して最速ラップも記録。
シーズンの最後を、ハミルトンとの争いを切り抜けての勝利で
終えることができました。
だから来年は最初から争える、というわけではありませんが、少なくとも
精神面においてはマイナス要素を抱え込むことなく来年を待てるのは
好材料と言って良いでしょう。
一方、ハミルトンはこれでチャンピオン決定以降結局勝てず、またしても
『最終戦を迎える前にチャンピオンになったら、その後のレースに勝てない』
という記録が継続しました。記録を止めるにはまた来年ぶっちぎりで勝たないとね^^;
トップ争い以上に誰とも争わずいたのかどうかすら怪しかったベッテル、
平均すると毎周0.5秒ずつほどメルセデスから離されていき、
最後に狙った最速ラップも残念ながら0.12秒ボッタスに及ばず。
あともう一歩車が良くなれば、というところと、たまに瞬間的に
冷静さを失いがちなところを直せば、あと作戦がちゃんと機能すれば、
来年こそはタイトル争いができるでしょう。って全部足りねえよ。
今度こそ引退のフェリペ マッサは10位で最後のレースで入賞。
もうさすがに復帰はないと思いますが、思いたいですが、まだまだ
速い選手なので、どこか別のカテゴリーで楽しみつつレースしてくれたら
いいかなと思います。ブラジル ストックカーとか楽しいよ、たぶん。
メルセデス一強でつまらん、音が静かでつまらん、Tウイングだせえ、
PUペナルティー意味不明すぎるだろ、まあ色んな苦情がある中で、
個人的には今年も楽しませていただきました。
来年に向けての最大の変更点は、なんといってもロゴが変わることですw