大阪は毎日大変暑いですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この時期おはよう日本のお天気コーナーで、お天気お姉さんが
「東京渋谷は現在気温が21℃、風が吹くとちょっと肌寒く感じます」
とかにこやかに言われると、「もう俺の部屋30℃超えてんだよ」
とちょっとイラっとしなくもない今日この頃です。
いや、酒井 千佳さんも渡辺 蘭さんも悪くないんですよ、でもね、
こう毎日暑いとね・・・^^;
私には盆休みなどありませんで、カレンダー通りに仕事。
幸か不幸か、そもそも我が家には実家というようなものがないので
帰省先も存在せず、また、以前は父が家業を営んでいてお盆期間も
営業していたため、生まれてこの方盆休みというものに一切縁がなく、
それゆえこの休みが多くなイベントであるということが全くピンときません。
今日は休みだけどすることもないので献血に行ってきましたw
前置きはこのぐらいにして、
2017年のAUTOBACS SUPER GTも後半戦に入りました。
次戦は8月最後の週末、鈴鹿サーキットで開催される
第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km。
いわゆる鈴鹿1000kmは、今年で最後の開催。GTのカレンダーから外れる、
というのではなく、長らく様々なカテゴリーを混ぜ込みながら
続けてきた1000kmレース自体を、10時間耐久にリニューアルするということで、
『最後の1000km』であることに多少気合が入っている人も
多いと思われます。
GT3の耐久レースになったら興味ないから行かないや、10時間なげえよ、
という感じで今年で観戦を最後にする人もたぶんいるでしょう。
そんなSUPER GT、私はもちろん自宅観戦組、もう18年ぐらいの
ファンなわけですが、様々なカテゴリーのレースを見ていると、
まだまだ物足りない部分を感じてしまいます。
コース上のあちこちでがちゃがちゃやっていた時代はまだしも、
コース上での追い抜きが減り、作戦の重要度が高く、台数も多くて
中継画面だけでは捉えきれないことが多いレースだけに、
そうした部分が補完されればもっと面白く見れるのに、と
思うことが多いです。
というわけで、1000kmという大きなイベントを前に、
する意味も特にないんですが、普段GTについて感じているあれやこれやを
書き立てて、物足りない部分を斬ってみようかと思います。
関係者の皆様、あるいは関係者とお知り合いの皆様、
なにとぞご検討をお願いいたします。絶対見てないけどw
・公式サイトの情報を増やして!
SUPER GTにも公式サイトが当然あり、レースのリポートやら
レース後の会見やら、もちろん順位表とかいろいろ掲載されていますが、
個人的に物足りないと思っていることが1つ。『規則』です。
ちょうど今、鈴鹿1000kmを前にした記事で、
GTの競技規則に関するものがアップされています。
SUPER GT基礎講座・第9回】SUPER GTの基本的な競技ルール
〜スポーティングレギュレーション〜
しかしそもそも、こうした内容って、トップからメニューに表示されていて、
常時掲載されているべきものではないかと思います。
GTには2クラス混走、ドライバー交代制、ウエイト ハンデ、などの様々な
独自規則があるにもかかわらず、それを開設したページが用意されていないのです。
GT500と300って何なのか、ウエイトって何なのか、基本中の基本が
トップからすぐに見れないって明らかに不親切です。
FROなんて昔から見ている人間なら当たり前の存在ですが、
初めて見る人は「何でいきなりコース上にSUV出てきたの!?」と意味不明でしょう。
この基礎講座企画ではそうしたものが1つ1つ紹介されてはいますが、
ニュースのページに置かれているのでどんどん過去に流れていきます。
検索してもだんだん引っかかりにくくなるし、来年新しいものができたとして、
検索すると古い方が引っかかってしまうかもしれません。
何でそのぐらいできないの?と思います。
また、DTM公式だとレース後に、このレースの最高速は何km/hでした、
みたいなデータ記事が出るんですが、そういうものはありません。
スピードなんて初心者でも食いつきやすい話題なのに、どんなスピードが
出るのかは一切不明。
そういう数字を書くとオートスポーツやSUPER GT+で書くことが
減るから領分を犯してはいけない、みたいな話があるのかもしれませんが、
そういう人たちもファン自体が少なければ仕事も増えないわけで、
このぐらいの数字は積極的に公開していくべきではないかと思います。
・公式動画も増やして!
今どき動画配信サイトでの動画公開は一般的、SUPER GTでも最近は
公開されてはいますが、出るのは主にレースのダイジェストとGT300の予選映像のみ。
GT500の車載は予選アタックすら出てきません。これもDVDとの絡みでしょうか?
フル配信まではしなくてよいかもしれませんが、例えば3年以上前のレースは
もう今さらソフト販売も期待できなければJ SPORTSで放送することも
滅多に無いので、古いものから公開に舵を切っても良いのでないでしょうか。
昔のレースが見たい!けど売ってない!となったら、結局Youtubeの
違法アップロードを見るわけですから、それぐらいなら公式でアーカイブ放送して、
そこに広告を付けた方がよっぽど効果的でわずかながら収益にもなると思います。
そもそも、何でチャンネル名が『MEDIA』なんでしょうか?
・中継のテロップを充実させて!
2003年からGTの中継映像は国際映像化されて英語テロップ、
数年前から常時画面上部に順位とタイム差が流れ、更新間隔もセクター毎と
比較的細かいので以前に比べればずいぶんと情報量は増えました。
ただ、他カテゴリーでは当たり前の、コントロール メッセージが
表示されないので、接触があった際にそれがその後どうなったのか、
分からないことが多いです。レース後の結果を見て、あ、こんなに
ペナルティーあったんだ、と思うことも多いです。
また、些細な事ではありますが、周回遅れにされているGT300が
今何周目なのかが分からないのもやや不親切設計。
ピットに入った回数は青い数字で表示されますが、ペナルティーで
入った回数もカウントされてしまう欠点があります。
またGT300は特に、映っていない間にピットを終えている人も多く、
気付いたらすごい順位が変わることも多いので、最近DTMが始めたように、
回数ではなく入った周回数を表示した方が親切です。
さらに言うと、GT500のピットが増えてきたころから、分かりづらいと
思っているのかもしれませんが、しばらくの間順位表示が非表示になる
映像づくりをしているように思います。でもこれも、表示されていない間に
ピットに入った車が全然フォローできなくなるので逆効果だと思います。
黄旗の表示も最近はどのカテゴリーも当たり前なのであった方が良いですし、
FRO表示もあった方が分かりやすい気がします。
結構多いんですよね
「ここは一旦やめました」
「あれ?なんか今スローダウンしましたね」
ってのが、単に黄旗が原因だってこと。
・カメラの死角を無くして!
これも大きな課題ですが、中継映像で拾えていない出来事が多いです。
予算的にカメラ台数に限りがあるのは分かるんですが、抜いたところ、
クラッシュしたところ、テレビで見ていて分からないというのは可能な限り
減らしてほしいです。各サーキットと協力して、せめてコーナーに
固定式のカメラを置いて、解像度だけ確保しておけば、たとえそれが
隅っこの方でも、音が無くても、とりあえず拡大すれば何があったか見える、
というだけで全然違うと思います。
サーキットにはコーナー ポストごとにカメラを必ず置いているので、
それを流用すれば絶対映ってるんですが、そういうことは出来ないんでしょうか?
・リポートも増やして!
テロップやカメラの話と一部重なってきますが、ピットからのリポートも
もっと増やしてほしいです。誰がいつ入って何本タイヤを替えて何秒で出たのか、
クラッシュしたドライバー、原因は何なのか、情報が少ないです。
欧米のレースならレース中にインタビューして、激怒してるか
しょんぼりしてるかは別にして答えるのがプロの仕事という認識が
あると思いますが、なんか日本って、聞く側には
「怒ってる人に聞きに行くのは無神経」というような見方をされ、
答える側も「レースに集中したいときにいちいち聞きに来るな」的
空気が多い気がします。
調子よく走ってる人にだけ聞きに行くのは甘いですし、
もちろん人間なので感情でそうしたくなる時があるのは分かりますが、
はなから、カメラを追い払って当然、答えてもらえると思うな、的な考えを
持っているレース関係者側も考えてほしいです。
また、予算的に人数が少ないのも分かりますが、実際には現場には
J SPORTS側とテレビ東京側の人がいて、足したら4人はいます。
テレビ東京的には『GT+独占映像』『誰も知らなかったレースの裏側が』
と言いたいんでしょうが、レースから2週間も3週間も経ってから
原因教えられても興味半減。両クルーで情報共有して、持ってる情報は
最大限中継に活かしてほしいです。
・車載映像を活用して!
昨年の富士と今年のSUGOで、車載映像の生中継への試用が行われましたが、
富士ではありませんでした。
これは技術的な面から今までできなかったことができるようになった、
という段階なのでこれからに期待ですが、少なくともこの試用の2レース、
中継する側も全く車載映像を活用できていませんでした。
車載と行ったって、必ずしもステアリングやシフト操作が映るもので
ある必要は無いわけで、車体先端とか、助手席側の前の方とか、
とにかく今の車の様子とか、走行音が見えればそれだけでも格段に
映像は面白くなりますし、アクシデントの際の『目』にもなります。
中継スタッフさん側も、どこでどう入れるのか、しっかりと活用法を
習得していってほしいです。
それと、GT500なんかは秘密主義で今現在の車の状態が自分たちだけ
白日の下にさらされるような状態が嫌なのかもしれませんが、やはり
花形であるGT500でやらなくてどうすんだ、と思います。
メーカー側も、まずお客さんに面白く見てもらう、ということを前提にして、
その上で競う考え方にしてほしいです。
・総務省も協力して!
GTでテレメトリーが使えない最大の理由は、電波利用に関する法律で
使用が規制されているためであると聞きます。
じゃあなんでF1とか使えてんだ、と言ったら、国際的なイベントに
協力する形なら特例で可能、とのこと。
じゃあF1を日本企業が買収して『国内イベントを国際化』してたら
どうなんですかね。
SUPER GTを建前上パナマかどっかの国が運営してることにしたら
国際イベントにしてもらえるんすかね(*´з`)
その法令の規制の範囲、認められる範囲、意義、等に詳しくないので
こればかりは良い悪いとは言えませんが、そこまで頑なにしなければ
ならない法律なのか、きちんとGTAと協議の上検証してもらいたいです。
テレメトリーがないためにFCYが導入できず、色々と別の
携帯電話網等の回線技術を駆使してなんとかしようとしているわけですが、
テレメトリーが使えればそんなややこしい話はいらないわけで。
正直ここ最近のGTは以前ほど身を乗り出して見れる場面が
減ったな、と思います。
仕方ない部分もあるので、昔は良かったから今はダメだ、と頭ごなしに
懐古主義になる気はないんですが、こうした要素がもっと整えば、
今のレースもより楽しく見れると思うし、当たり前だと思っていることでも
色々とやれることがあるはずだという観点で、テレビ関係の方、
レース関係の方、他皆様に動いていただきたいなと思って
色々と書き連ねてみました。
そういえばスパム対策なのか分かりませんが、SUPER GT公式サイトには
問い合わせ・意見を投稿する場所すらないですね・・・