2017 FORMULA 1 ROLEX BRITISH GRAND PRIX Silverstone
Silverstone Circuit 5.891km×52Laps=306.198km
(エクストラ フォーメーション ラップにより1周減算=51周)
winner:Lewis Hamilton(Mercedes AMG Petronas Motorsport/
Mercedes W08 EQ Power+)
F1第10戦はイギリス。GT6で苦手なコースの1つであるシルバーストーン、
どうもイン側が見づらくてどこからハンドル切ったらいいのか
分からんのですw
レースはここ最近の嫌な流れを完全に断ち切ってルイス ハミルトンが優勝。
ジム クラーク以来史上2人目のイギリスGP4連勝を達成しました。
その辺の記録はまた別の場所で。
予選からハミルトンは絶好調、2位キミ ライコネンに0.5秒以上の
差を付ける異次元の速さ。地元とか、誕生日とか、大舞台とか、
競技を問わずこういうのに結果が出る人と出ない人って何かありますが、
ハミルトンは間違いなく出るタイプの人です。
フェルナンド アロンソもそうですね。
アロンソと言えば、雨がらみのQ1で最後に最後、時間切れまで1秒を
切るギリギリでアタックに入りQ1をトップ通過、こういうのがあるから
アロンソって期待しちゃうんですよね~。
一方ハミルトンのチームメイト、バルテリ ボッタスはギアボックス交換で
5グリッド降格。メルセデスのギアボックスは何か不具合があるんでしょうか?
というわけでボッタスはQ2をSSでなはなくSで通過して、予選4位で
決勝は9位スタートです。
決勝はジョリオン パーマーがフォーメーションラップ中に
トラブルで車が止まり、エクストラフォーメーションラップへ。
パーマーは母国で結果が出ない人組に認定しましょうw
3位のセバスチャン ベッテルのブレーキからやたら煙が出る中で
決勝スタート、ていうかチャーリー ホワイティングの後ろでスマホを持って
写真撮ってるのは誰だ、ゲストか?邪魔じゃないのか?大事なスタートだぞ??
煙だらけのベッテルはスタート失敗、マックス フェルスタッペンが
3位に上がりますが、マックスはライコネンが邪魔になってそこを
再びベッテルがパス、しようとしたら今度はベッテルにとって
ライコネンが邪魔になり、やっぱりマックスが前。
ハミルトン、ライコネン、フェルスタッペン、ベッテル、の並びに。
後方では高速コーナーでトロ ロッソの2台が同士討ち。
ダニール クビアトがマゴッツで外から仕掛けたものの少しはみだし、
ラインに戻ろうとしたら滑って並走していたサインツに接触。
しかしクビアトは無線で
「あいつ俺の方に向かって切り込んできた」と主張。
一方サインツは
「ダニーに『いい仕事したな』って言っといてくれよ」
と皮肉たっぷり。またトロロッソは人事異動がありそうな予感。
ピエール ガスリーを日本から呼び戻すか (ー_ー)!!
この後結局クビアトにペナルティーが出ますが、その内容が
「安全ではないコースへの戻り方をした」という表示だったのは
理解不能でした。クビアトは4輪コース外に出たわけではないですし、
ぶつかったのは単純に戻った後に制御しきれず滑った、厳しく言うと
下手だったからで、戻り方は関係ありません。
単純に『causing a collision』で構わないはずなんですが、
何でああなったのか、逆に審査委員に不信感を覚えます。
単なる表示ミスならいいんですが。
クビアトはこの後無線で、全く放送できない感じで怒りまくって
いた模様、FIAを批判してるっぽいので、これまたまずいです。
これでSC導入で5周目からリスタート、リスタート直前、
ライコネンに対して
「ハミルトンがリスタートでどうするか考えとけよ」と無線。
追突するな、って意味でしょうか?
ハミルトンは悠々リード、ライコネンも単独走行で、フェルスタッペンを
ベッテルが攻撃。途中お互いに押し出しあう場面もあり、
フェルスタッペン
「あいつバンパー カーか何かで遊びたいのか?」
結局コース上では抜けなかったベッテル、19周でピットへ。
SS→Sでアンダーカットを狙います。
このレースは1ストップが主流と予想されますが、安全を見れば
やや早いタイミングでのピットです。
フェルスタッペンは翌周に対応しますがやはり阻止ならず。
たぶんカウンターを打っても無理なので、無視して引っ張った方が
良かったと思います。
24周でライコネン、翌周にハミルトンと入り上位勢のピットは終了、
タイヤの使用が逆なボッタスの目の前でハミルトンが復帰します。
ボッタスは32周まで走って新品のSSへ。ベッテルとフェルスタッペンの
間で復帰し、9位スタートからこれでとりあえず4位確定、さらに
速い方のタイヤでベッテルを追うことに。
42周目、追いついたボッタスがベッテルに仕掛けたものの、
またバンパーカー遊び?かベッテルがボッタスを押し出し。
ただ、ブレーキングでかなりロックさせてしまい、そして
43周目に結局抜かれてしまいます。ボッタスはこれで3位、
しかもベッテルからポイントを奪うのでハミルトン的にも大助かり。
ボッタスはまあ届かなさそうだけどさらにライコネンを追います。
無理に追い立ててまたぶつかったら嫌だし穏便に3位で良い気がします^^;
なんてことを思っていたら残り3周、なんか遅く見えるゼッケン5の赤い車。
「あ、7番おかしい!」とついつい声に出たのも束の間、
ライコネン急失速でボッタスが2位に浮上、ライコネンの
左前輪がパンクしていました。
ライコネン緊急ピット、そしてこれで順位を上げられると思った
フェルスタッペンもやはりピットへ。フェルスタッペンは
タイヤの壊れた理由は調査中とのことですが、
ライコネンはブリスター、ベッテルはフラット スポットが遠因に見えました。
前戦で書いた通り、ブリスターはタイヤが壊れていくので
本来的にはよろしくないのに、タイム上はあまり影響が無いから
やや軽視されている感があります。が、やはりタイヤの物理的な消耗、
川井 一仁がよく『ウェア』と呼ぶものですが、これはちゃんと
考慮しておかないといけない、というのを再認識することに
なるのではないでしょうか。
思い返せば昨年のオーストリアでベッテルはピットを引っ張りすぎて
タイヤがぶっ壊れています。あれもウェアをちょっと安易に長く
見積もりすぎていたと思います。
そのベッテルはフラットスポットが原因でのパンクに見えました。
いずれも感じたことと、解説の浜島 裕英のコメントが一致したので
オタク的には一安心w
しかしその仮説の通りだとすると、ベッテルにフラットスポットを
作らせたのはボッタス。そしてライコネンが最後までクルージング
させてもらえなかった原因もボッタス。
ボッタスは今回相当チームに貢献していますねw
ボッタス以外にもう1人すごかったのがダニエル リカルド。
予選でトラブルに見舞われ19位スタート、一旦上げた順位を
SC明けに飛び出して失ってまた落としましたが、そこからどんどん
抜いて行って結果は5位。コース上で何台抜いたのか分かりませんが、
抜きづらいメルセデスPU勢相手でも右から左からすごい走りで
まあこのレースの彼の車載映像があったらお金がもうかりそうだなと
思いました。その一部はYoutubeにありますが。
ホントこの人を一番速い車でレースさせてみたい。
次戦はハンガリー、メルセデスがなぜか勝てない地ですが
今年は果たして・・・