Monster Energy NASCAR Cup Seriesは14戦までを終了しましたが、
現時点で3人の初優勝を含む10人が勝利を挙げています。

ジミー ジョンソン 3
ブラッド ケゼロウスキー 2
マーティン トゥルーエックス ジュニア 2
カート ブッシュ 1
カイル ラーソン 1
ジョーイ ロガーノ 1
ライアン ニューマン 1
リッキー ステンハウス ジュニア 1
オースティン ディロン 1
ライアン ブレイニー 1

 年間に初勝利のドライバーが3人というのは、2011年の5人以来となる多さです。
そしてこの2011年は、年間で18人の勝者が誕生しています。
当時と今ではプレイオフの規則が違いますが、26戦を終えた段階で2011年は

ケビン ハービック 4
カイル ブッシュ 4
ジェフ ゴードン 3
ブラッド ケゼロウスキー 3
トレバー ベイン 1
カール エドワーズ 1
ジミー ジョンソン 1
リーガン スミス 1
デニー ハムリン 1
カート ブッシュ 1
デイビッド レーガン 1
ライアン ニューマン 1
ポール メナード 1
マルコス アンブローズ 1

と15人が勝利を挙げていました。ここのチェイスに入って5勝を挙げた
トニー スチュワートと、ケイシー ケイン、クリント ボイヤーの各1勝が
人数に加わります。

 このうち、初勝利だったのが
ベイン(No.21 ウッド ブラザーズ レーシング at デイトナ500)
レーガン(No.6 ラウシュ フェンウェイ レーシング at テキサス)
スミス(No.78 ファニチャー ロウ レーシング at ダーリントン)
メナード(No.27 リチャード チルドレス レーシング at インディアナポリス)
アンブローズ(No.9 リチャード ペティー モータースポーツ at ワトキンス グレン)

この年はウッドブラザーズがブレイニー以前に最後に勝った年ですね。
当時はNASCAR見てない期間だったので、ベインが突発的にいきなり
デイトナで勝ったこととか、散発的にしか知らない時期ですが、
思わぬ勝者が出るデイトナ、スペシャリストに有利なグレン以外に
3つも初勝利が出てくるというのはなかなか起こりづらいことです。

 ただ悲しいかな、彼らの通算での勝利数はと言うと、
ベイン・スミス・メナードはこの1勝だけ、レーガンとアンブローズは
もう1勝するものの、それぞれタラデガとグレン。
それと比べると、今年のファースト タイマー達はこれからまだまだ
勝ってくれそうなメンツなので期待が持てます。
ベインは今のチーム力ならまた勝てる日が来るかもしれませんがね。

 さて、現行プレイオフ規則では、勝者が15人以下なら勝利=自動進出ですが、
16人以上になると、勝利数>ポイント、の順に並べられ、つまるところ
1勝しかしていない人の中からポイントの少ない人が言わば『足切り』、
そして、16番スポットの人は、もし仮に『未勝利の人の中でポイント最上位』の
ドライバーよりポイントが少なければこれも足切りとなります。
 ですから、ここにさらに優勝者が増えていくと、現在勝者の中で
ポイントがあまり獲れていないディロン、ニューマン、あるいは
勝ったけど規則違反のために、自動進出条件から除外されているロガーノあたりは
落とされる可能性がゼロではありません。

 しかしながら、おひょいさんも気になるカイル、ハムリン、ケンゼスの
JGR3人組がまだ勝っておらず、まだハービックもいます。
ボイヤーも競争力があると考えて良いと思うので、そうすると勝者は15人に。
 ここに、もう1戦あるデイトナと2戦あるロードでの波乱要因を加味すると、
16人を突破してしまうことも考えられます。
ロードではA J アルメンディンガーが目をぎらつかせて狙っています。

 昨年はプレイオフの進出枠争いが26戦目には消化試合感がすごかったですが、
今年は久々に最後まで見逃せないレースになるかもしれません。
そのためにも、やはりJGR勢にはきちんと勝ちを手にしてもらいたいです。
個人的にはそこに加えて、エリック ジョーンズ、マクマーリー、チェイス、
が入ってくれると大変楽しくなるので、ブレイニーがダメそうな日は
彼らを応援していきたいと思いますw