フェラーリが16年に渡るモナコ未勝利に別れを告げる

 フェラーリにとってモンテ カルロは、ここ数年間良い狩り場というわけでは
ありませんでしたが、日曜日に全てが覆されました。

・フェラーリが最後にモナコで勝ってから16年が経過していましたが、
 日曜日にセバスチャン ベッテルがモナコでの2勝目、通算45勝目を挙げて
 全てが変わりました。

・ベッテルの勝利により、モナコにおけるドイツ人ドライバーのすばらしい走りは
 続き、これでドイツ人ドライバーはモナコでの過去24銭で10勝を上げています。
 3勝のニコ ロズベルグと5勝のミハエル シューマッハーにベッテルの
 2勝が加わります。

・これほど長年活動しており-なおかつ大きな成功を遂げている-チームにとって
 意外なことですがフェラーリはこれでモナコで9勝目、しかし
 -もう1台の赤い車のキミ ライコネンが2位でフィニッシュしたことで-
 ここ3勝はいずれもワン-ツー フィニッシュです。

※2001年 ミハエル シューマッハー ルーベンス バリチェロ
 1999年 ミハエル シューマッハー エディー アーバイン
 1997年にミハエルが勝った時の2位もバリチェロだがこの年のバリチェロは
 新規参入のスチュワートGPのドライバーだった。

・ワン-ツーと言えばフェラーリは130戦にわたって遠ざかっており、
 前回は2010年のドイツGPでフェルナンド アロンソがフェリペ マッサを
 率いて達成して以来のことです。

・ベッテルとライコネンは過去4度ワン-ツーを記録していますが、
 フェラーリのチーム メイトとしては初めてです。

・ライコネンはもちろん128戦ぶりに獲得したポール ポジションから
 2013年オーストラリアGP以来82戦ぶりの勝利を望んでいました。
 しかし結果は昨年のスペインGPで同じく2位となって以来の最高位である
 2位で終わりました。

・ライコネンは2009年に3位になって以来となるモナコの表彰台でした。

・また彼にとって1周目でリードを記録したのは2008年のフランスGP以来
 (この時が最後にポールを獲ったレース)、10周以上リードしたのも
 2013年のオーストラリアGP以来-これが最後に勝ったレースです。

・ライコネンの後ろではリカルドがここ4度のモナコで3度目の表彰台となる3位。
 今季2度の表彰台で、2戦連続です。

・リカルドのレッド ブルのチーム メイトであるマックス フェルスタッペンは
 モナコで初の完走、過去2回はいずれもクラッシュしていました。

・バルテリ ボッタスはフェルスタッペンのわずか前方の4位でフィニッシュ、
 こちらもモナコでの自己最高位-カルロス サインツも同じくトロ ロッソを
 6位スタートから最高位。彼はモナコに出場した3戦すべてで入賞しています。

・そしてモナコでの順位と言えば、ルイス ハミルトンはもう1つの母国で
 全線入賞という驚きの記録を継続しましたが、7位という順位は
 昨年の中国GP以来の低い順位です。

・ハミルトンがここ3戦で2度目の表彰台圏外、そしてボッタスも表彰台圏外、
 メルセデスの21戦連続表彰台記録-歴代4位の長さ-は止まりました。

・メルセデスは過去5度のモナコで少なくとも一人のドライバーが表彰台に
 乗っていました。さらに、メルセデスのドライバーがいない日曜日の表彰台は
 2014年以降では(2015年ハンガリー、2015年シンガポール、2016年スペインに
 次いで)4度目の光景でした。

・しかし記録が止まったのはメルセデスだけではありません-
 フォース インディアの17戦連続入賞もエステバン オコンとセルジオ ペレスが
 12位と13位になり止まりました。

・ペレスにとっては、これは現在最長だった、自身の15戦連続入賞も
 止まったことを意味します。これで最長記録はベッテルとハミルトンへと移り、
 いずれも11戦連続です。

・フォース インディアの損失はハースの利益で、参戦27戦目にして
 初のダブル入賞達成です。

・対称的に、マクラーレンは2009年以来初めてモナコでの入賞を逃し、
 代わりに今季3度目のダブルDNFを喫しました。

・ジェンソン バトンはモナコでの5戦連続入賞を目指していましたが、
 完走できずに再び引退生活に戻りました。彼は引退レースと目された
 昨年のアブ ダビでのレースでもチェッカーを受けていません・・・


ソース
F1公式サイト Monaco stats