ボッタスがF1史上107人目の優勝者に
F1での初ポール ポジション獲得から1戦後、バルテリ ボッタスはロシアで
さらに大きな足跡を残しました。
・好スタートと見事なドライビングでバルテリ ボッタスがソチでF1初優勝。
彼はF1史上107人目の優勝者で、昨年スペインでのマックス フェルスタッペン以来の
初優勝ドライバーです。
・ボッタスは初優勝までに81戦を要しましたが、最長の人たちに比べれば
短い部類です。実際、10人のドライバーがこれより長くかかっており、
その中には彼の前任者であるニコ ロズベルグ(111戦を要した)と、
同郷のミカ ハッキネン(96戦を要した)がいます。
・フィンランド人のF1ドライバーは過去8人だけ、そしてボッタスは
ケケ ロズベルグ、ミカ ハッキネン、キミ ライコネン、ヘイキ コバライネンに次ぐ
フィンランド人5人目の勝者となりました。フィンランド人による47勝は
国別勝利数で史上5位で、イギリス、ドイツ、ブラジル、フランスに次ぎます。
・ボッタスは12度目の表彰台で、ロシアでは2度目。彼の勝利でメルセデスの
ソチにおける勝率100%も継続、メルセデスはロシアで4戦4勝です。
・ボッタスはこれでハミルトンに10点差でベッテルからは23点差-
トップ3のドライバーが序盤に4戦を終えてこれほど接近しているのは
2012年以来のことです。
・コンストラクターズ争いでは、ボッタスの優勝のおかげで、フェラーリが
昨年スペインGP以来のダブル表彰台だった(2008年フランスGP以来の
フェラーリによる予選1列目独占だった)にもかかわらずメルセデスが
フェラーリの前に出ました。
・セバスチャン ベッテルは通算90回目の表彰台でソチでは2度目、そして
選手権トップを守っただけでなく、今季表彰台確率100%も継続しました。
・チーム メイトのキミ ライコネンは通算85度目の表彰台、昨年オーストリアから
続いていた連続表彰台無し記録を15で止めました。
・2人のフィンランド人ドライバーが表彰台を分け合ったのはこれが初めてではありません、
実は過去に3度もあります:2007年の日本とマレーシア、2008年のハンガリーで、
ライコネンとコバライネンの組み合わせでした。
・ライコネンはソチでのラップ レコードを更新して通算45度目の
最速ラップも獲得。今年2度目で、ミハエル シューマッハー(77回)だけが
彼の上にいます。
・ルイス ハミルトンは常に表彰台に上がっていたソチで、連続表彰台記録が
8で止まりました。彼はスペインで表彰台に戻れるでしょうか?
3度の世界王者は2013年以降2戦連続で表彰台を逃したことは無いという点は
考える価値があります・・・
・マックス フェルスタッペンはソチで自己最高位の5位、しかしチーム メイトの
ダニエル リカルドは序盤にリタイアし、レッド ブルは今季の4戦で
1度しかダブル入賞していません。
・対照的に、フォース インディアは開幕からの連続ダブル入賞記録をまたも継続-
フェラーリとメルセデスに並んでいます。過去7戦で2度目となる(昨年のブラジルに
遡ります)両ドライバーのトップ7入り。これでチームとしては16戦連続入賞中です。
・セルジオ ペレスはフォース インディア内で先にチェッカー、安定のメキシカンは
なんと14戦連続入賞です。これは史上16位タイの長さ。チーム メイトの
エステバン オコンも4戦連続入賞です。
・ニコ ヒュルケンベルグは3年ぶりにソチのターン2を通過-それだけではなく
彼は8位でフィニッシュし-ルノー加入後の最高位と2戦連続入賞を記録しました。
※ヒュルケンベルグは過去2年いずれもターン2でクラッシュ
・ヒュルケンベルグは終盤のフェリペ マッサのピットのおかげで得をした
3人のうちの1人で、これによりマッサは今季3度目の6位を走っていたのに
9位に転落しました。
・マッサのチーム メイトのランス ストロールはF1で初めてチェッカー フラッグを
見ることができましたが、入賞圏を逃して11位、2台のトロ ロッソに
挟まれていました。
・トロ ロッソと言えば、ダニール クビアトは母国レースで2年連続で
入賞圏外、一方カルロス サインツはソチでの初入賞です。
・スペイン人仲間のフェルナンド アロンソはもっとひどい状況で、
スタート前にマクラーレンが壊れました。これによりアロンソには2005年
アメリカ以来となるDNS(did not start=スタートせず)が記録されました。
そのレースはどこで開催されていたかというと?インディアナポリス、
スペインの後アロンソが向かう場所です・・・
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