ハミルトンが3回目の”グランド スラム”

 中国は過去ルイス ハミルトンにとって絶好の狩場となってきました-
そしてそれはこの日曜日も繰り返されました。

・ルイス ハミルトンが中国GP11度目の出場で5度目の優勝。メルセデスは
 4連勝を含めて過去6度の上海で5勝しています。

・ハミルトンは3か所以上のサーキットで5勝以上挙げた、
 ミハエル シューマッハー以来史上2人目のドライバーとなりました。
 (他のコースはモントリオールのサーキット ジル ビルヌーブと
  ブダペストのハンガロリンク)

・通算54勝目を挙げた他に、ハミルトンは自身32度目の最速ラップを記録し
 全周回をリード。土曜日の63回目のポール ポジションも含め、
 彼は自身3度目のグランド スラム(ポール、最速ラップ、勝利、全周リード)
 を達成し、ネルソン ピケと並ぶ歴代8位となりました。
 現役で唯一これより多く達成しているのが、ご明察、セバスチャン ベッテルで4回です。
 伝説のドライバー ジム クラークが最多記録の8回です。

・ベッテルの話をすると、自身5度目の中国での表彰台で、ハミルトンは
 ドライバー選手権でベッテルと並びました。2人のドライバーが同点で
 トップに並ぶのは2012年、スペインGPでベッテルがフェルナンド アロンソが
 61点で並んで以来です。

・マックス フェルスタッペンは16位スタートから3位というすごいレースを展開、
 2年連続でメルセデス-フェラーリ-レッド ブルという順位になりました。 
 (実際、トップ5のチームの並びは2016年と同じで、レッド ブルの
  ダニエル リカルドはまた4位でフェラーリのキミ ライコネンもまた5位でした)

・フェルスタッペンは通算8度目の表彰台ですが、10位以下からのスタートでは
 初めてです。現役で10位以下からの表彰台経験があるのは6人いますが、
 では上海で予選Q1ノックアウトから表彰台に上ったドライバーは?
 答えはマーク ウェバー、2011年にレッド ブルで3位でした。

・レッド ブルについての話題をもう1つ、彼らにとって、少なくとも
 1人が表彰台に上ったのはこれで通算100戦目で、合計回数だと136回目です。

・カルロス サインツは2戦連続(そして昨年から年をまたいで過去6戦で4度目)得点
 でトロ ロッソの好発進を演出しました。7位は自己番目に良い結果です。

・ケビン マグヌッセンは昨年のロシアGPで7位になって以来の高順位となる8位で、
 新たなチームであるハースに今季初得点をもたらしました。

・セルジオ ペレスが9位でエステバン オコンが(2戦連続の)10位、フォース インディアは
 メルセデスとフェラーリ以外で唯一開幕から2戦連続で2台とも
 入賞しています。

※去年はウィリアムズでこういうことを書いていた気がする

・ペレスはこれで12戦連続入賞-現在の最長記録です。キミ ライコネンの
 27戦連続の記録はまだはるか先ですね・・・

・ルノー、ザウバー、マクラーレンは未だに入賞無し。マクラーレンにとって
 2015年シンガポール以来となるダブルDNFで、ホンダと再び組んで以来5度目です。

※すいません、もっと頻繁に2台リタイアのイメージがあったので、
 誤訳かと思って記録を調べてしまいましたw

・最後の話題は不運な男ランス ストロールについて、彼のウィリアムズは
 1周目にペレスと接触してリタイア。彼は今季113周のうちまだ40周しか
 レースを走行していません-これは全ドライバー中最少です。
 来週のバーレーンではもうちょっと改善するでしょうか?