ベッテルがフェラーリを2012年以来のトップへ導く
未勝利に終わった2016年シーズンを終え、フェラーリは新時代のF1開幕戦
オーストラリアを最高の形でスタートしました。
・セバスチャン ベッテルは、2010年のバーレーンでフェラーリ移籍初戦だった
フェルナンド アロンソが勝って以来となるフェラーリの開幕戦勝利を挙げました。
フェラーリのオーストラリアでの勝利というと2007年まで遡り、
これはまたキミ ライコネンにとってのフェラーリデビュー戦でした。
・これでベッテルは通算43勝目、フェラーリでは4勝目、そして
彼と跳ね馬にとっては28戦前の2015年のシンガポールGP以来の勝利です。
・ベッテルにとって開幕戦で勝利するのはわずかに2度目。
もう1回は2011年、彼が最初から最後まで選手権を制圧したシーズンです。
・そして選手権のリードの話をすると、ベッテルはメルセデス以外の
ドライバーとしては、ええっと・・・・セバスチャン ベッテル以来のドライバーです。
2013年にアブダビで4度目のタイトルを決めて以来のことです。
・またフェラーリにとっての選手権リードは2012年の日本以来で、実に1625日ぶり。
でも驚くことでもありません、何せベッテルの勝利で、2011年以降の
フェラーリにとってまだ9勝目なのですから・・・
・2年連続でレースは2番手スタートのドライバーが制しました。いずれの年も
ハミルトンがポールからスタート-彼は6度オーストラリアでポールを獲って、
2度しか優勝に繋げることができていません。
・2位ではありますが、ハミルトンは通算105度目の表彰台で、歴代2位の
アラン プロストにあと1と迫りました。ミハエル シューマッハーが
驚異の155回という記録を有してます。
・ハミルトンはシューマッハーの表彰台記録に届かないかもしれませんが、
すでに彼は通算3000周以上リードというF1史上彼とシューマッハーだけの
記録を成し遂げました。同様に、ハミルトンとシューマッハーだけが
100戦以上でリードを記録しています。
・バルテリ ボッタスはメルセデスでのデビュー戦を通算10度目の表彰台で終えました。
メルセデスがF1に戻ってきた2010年以降で、ニコ ロズベルグ、
ミハエル シューマッハー、ルイス ハミルトンに次ぐ4人目となる
メルセデス ドライバーの表彰台です。
・キミ ライコネンは表彰台を逃して4位、しかし見事に自身44度目となる
最速ラップを記録しました。歴史上彼よりも最速ラップを記録しているドライバーは、
これまたミハエル シューマッハーの77回です。
・レース前の予想では塗り替えられるかと思われた、シューマッハーが記録した
メルボルンの最速ラップ-2004年の1分24秒215-は残りました。
一方で、アルバート パークの全体の最速ラップは予選でのハミルトンの
ポール ラップによって破られました。
・マックス フェルスタッペンはオーストラリア3度目の出場で自己最高の5位でしたが、
レッド ブルは手放しで喜んでいいられません。3年連続で彼らは
1台の車をスターティング グリッドに並べることができず、
ダニエル リカルドはピットからのスタートでした。
・フェリペ マッサの幸せな3年間は続きました-彼はオーストラリアで
3年連続のトップ6です。
・フォース インディアとトロ ロッソは、メルセデスとフェラーリと同様に
2台でポイントを獲得しました。
・10位フィニッシュでエステバン オコンが自身9戦目にして初のポイントを獲得。
彼はフランス人ドライバーとして36人目のポイント獲得です。
・トロ ロッソはオーストラリアで2年連続2台でのポイント獲得です。
・ダニール クビアトは過去2年スタートすらできなかったオーストラリアで
チェッカーを受けて喜んだことでしょう。開幕戦で9位というのは彼にとって
デビューした2014年以来です。
・そして彼はポイントを獲得しただけでなく、ビタリー ペトロフを抜いて
ロシア人F1ドライバーとして最多出走(58回)となりました。
・もう1つ、ザウバーのアントニオ ジョビナッツィーがデビュー戦で12位完走。
これはイタリア人ドライバーにとっては2010年韓国GPでトニオ リウッツィーが
6位に入って以来の成績です。というのも、2011年終了以後、
イタリア人ドライバーは誰もF1に出ていませんでしたので・・・
・最後に1つ、2000年以降、開幕戦を制した17人のうち11人がその年の
チャンピオンになっています。さて、ベッテルは11人の側に入るのか、
それともアンラッキーな6人になるでしょうか。
オリジナル↓
を大雑把に訳してお送りしています。