以前にも噂として少し書きましたが、Monster Energy NASCAR Cup Seriesの
今季のスケジュールの中に、日曜日に予選と決勝を続けて行うという
新たな試みが取り入れられることになりました。
最初に発表したのはポコノ レースウェイで、2戦開催されるうちの
7月のレースについて、同日開催を行うと発表。
続いて、マーティンズビル スピードウェイも10月に開催されるレースで同日開催を
実施と発表、そしてワトキンスグレン インターナショナルも発表しました。
マーティンズビルは今年で70周年記念だそうで、この週末、
金曜日にはファン向けに選手が登場するイベントを企画、
Camping World Truck SeriesのAlpha Energy Solutions 200が開催される
土曜日は12歳以下の子供はなんと無料、となっているそうです。
子供無料キャンペーンは5月のイベントの週末の金・土曜日にも実施され、
ここでもCWTSのレースを無料で観戦可能となっています。
予選決勝の同日開催というと、F1の日本GPで台風のせいでたまたま
同日開催せざるを得なかったのを見たバーニー エクレストンが
「むしろこの方が面白くね?」と勝手に暴走して翌年から規則に導入してしまい、
結果朝から予選なんて誰も見ないから視聴率の低下を招き、ドライバーからも
「1日に2回も集中とか大変なんじゃ、知らんのかジジイ」とは言いませんが、
あまり評判はよろしくなく、1年で消えた、というイメージがあるので
あんまり良い記憶がありません^^;
そういえば昨年のSUPER GT最終戦もスケジュールの都合で同日になって
ドラマを作りましたね・・・
NASCARの場合、週末にCWTSやXfSが併催され、それは例えば日本のレースで
サポートとしてポルシェとかヴィッツとか、あるいはF3、F4といったレースが
開催されるのと違って、これ自体がそこそこの規模のシリーズで、
しかもメインのレースに出る選手もそこに出ている、という、
やや特殊な環境だという違いがあります。
各トラックの人の話なんかを見ても、カップを見たい人は日曜に全部見れるから
今までよりオトク!と、現場で見る人にとって有益であることを強調しています。
元々週末に3つもレースして平気な人もいるぐらいで、ファン重視の姿勢を
常に打ち出すカテゴリーですから、同日だからしんどい、集中できん、とは
ならないかもしれませんが、なんかあちこち一度に手を付けすぎてる気がするのも事実。
なにか、最初の1年で観客動員やら宣伝効果やらの数字で結果を出さないと
Monster Energyのスポンサー額とか契約期間が変動するような条項でも
入ってるんじゃないか、と思ってしまうほどです。
同日開催のイベントはまだ増えるかも、という話もあるようです。
正直、日本で1週間遅れでG+で見てる分には何にも変わらんわけですが、
またこれも桃田さんや天野さんに現地で声を聴いてきてもらいたいところですね。