デイトナ500が迫る中寒波が訪れる今日この頃。
たまに訪れる、日本に1人ぐらいの役に立てるかもしれないシリーズですw
 Monster Energy NASCAR Cup Series(各所でMENCSと略しているようなので
以後私も略称表記として使用します)今季の体制をまとめようとしているうち、
いっそ選手名鑑的なものを作って貼っておけばどうかと思いつき、
やり始めたら意外と時間がかかりましたw
 しかしそのおかげで知らないことをたくさん知れたので面白かったです。
細かい数字まで入れる余裕もないので、

 チーム名 team (よく使われる略称表記、特にない場合表記無し)
  チームの紹介
番号 ドライバー名 driver(デイトナ500決勝日時点の年齢) /クルー チーフ crew chief
          ドライバーの紹介

斜字はチャーターの無い『オープン』の車両

といった感じで書いてます。説明には多分に主観も反映されております。
また、情報はNASCAR公式データ サイト、Jayski's Silly Season Site、
Wikipedia等を参照していますが、複数の情報源から確認するほどの
手間はかけておりませんので、翻訳ミス、情報源の誤り等があった場合
誤った情報が記載されている可能性もあることを予めご了承ください。
そして発見した場合教えてくださいw

シボレー Chevrolet

ヘンドリック モータースポーツ Hendrick Motorsports(HMS)
 現代NASCARをリードするシボレー系のエース格チーム。
 スチュワート-ハースのフォード転向で再びメーカー内一強か。
5
ケイシー ケイン Casey Kahne(36)/キース ロッデン Keith Rodden
 '14年を最後に勝利から遠ざかりチーム内で一人不調。契約は残り2年でそろそろ
 結果を出さないと以降の契約は厳しくなる立場。昨年は1周もリードせず
 全ドライバー中最多周回という記録を持つが、珍記録よりも勝利が欲しい。
24
チェイス エリオット Chase Elliott(21)/アラン ガスタフソン Alan Gustafson
 昨年は新人ながら驚異の安定感でプレーオフ進出。一方で、数度にわたって
 目前の勝利を最後のリスタートの失敗で逃し、リスタートが苦手という
 印象が残った。父は'88年カップ王者のビル エリオット。 
48
ジミー ジョンソン Jimmie Johnson(41)/チャド カナウス Chad Knaus
 昨年7度目の総合優勝を手にした現王者。シーズン中盤、「死んだふり」のように
 成績が大きく落ちる戦い方は新フォーマットでは不利に働く可能性も。
 勝利への意欲は衰えを知らず、史上最多の8度目の栄冠を目指す。
88
デイル アーンハート ジュニア Dale Earnhardt Jr.(42)/グレッグ アイブス Greg Ives
 脳震盪による長期休養から復帰も体調が気になるところ。不測の事態とはいえ、
 ジェフ ゴードンと組むという貴重な経験をしたアイブスの成長にも期待。
 父は言わずと知れた7度王者の伝説のドライバー、デイル アーンハート。
  2017年限りでのフル参戦引退を表明し最後のシーズンになる。


リチャード チルドレス レーシング Richard Childress Racing(RCR)
 デイル アーンハートと共に黄金時代を築いた名門も、ハービック離脱の'14年以降
 未勝利。多くのシボレー系チームと提携関係を持つ。
3
オースティン ディロン Austin Dillon(26)/スラッガー ラビー Slugger Labbe
 亡きアーンハートの3番を背負う期待の若手でフル参戦4年目。
 一発の速さを見せて勝てる雰囲気づくりをしたいところ。
 オーナーの リチャード チルドレスの孫。
27
ポール メナード Paul Menard(36)/マット ボーランド Matt Borland
 昨年は年間25位と'11年のRCR移籍後最低の成績。クラッシュが多かった。
 今季はクルー チーフにSHRF1にも関わったボーランドを抜擢。
 大手ホームセンターMenards創業者・ジョン メナードの息子。
31
ライアン ニューマン Ryan Newman(39)/ルーク ランバート
 昨年はチェイス進出を逃し年間18位はフル参戦後自己ワーストタイ。
 「ロケット マン」の愛称を持つがそれも今は昔、現在は安定感が目立つ。
 ファンは行けるところまで行って燃え尽きるロケットぶりを期待しているはず。


チップ ガナッシ レーシング Chip Ganassi Racing(CGR)
 インディーカーの強豪チーム。'15年に資本家のロブ カウフマンが出資を表明し、
 当時3台体制も噂されたものの、今年もやはり2台体制。
1
ジェイミー マクマーリー Jamie McMurray(40)/マット マコール Matt McCall
 ここ4年の成績は15位、18位、13位、13位。しかしその数字以上に、
 昨年はトップ5フィニッシュがわずか2回と優勝争いに加われなかった印象が強い。
 自身初めてラップ リードが1周も無かった。
42
カイル ラーソン Kyle Larson(24)/チャド ジョンストン Chad Jhonston
 昨年、フル参戦3年目で悲願の初勝利。高速トラックでは大外ラインを豪快に
 走ることが多い外ライン好きでツボにはまると手が付けられない。
 日系人でフルネームは『カイル ミヤタ ラーソン』


JTG ドーティー レーシング JTG Daughety Racing(JTGD)
 今年2台体制に拡充した中堅チームでRCRと提携。オーナーの一人、
 ブラッド ドーティーはオールスター5度選出の元NBA選手。
37
クリス ブッシャー Chris Buescher(24)/トレント オーエンズ Trent Owens
 昨年はルーキーながら雨で短縮されたポコノでまさかの初優勝。RFR傘下の
 ドライバーだが今年はJTGDにチャーターごとレンタル移籍。自身は'15
 XfS王者で、いとこのジェームスは'12CWTS王者。
47
A J アルメンディンガー A J Allmendinger(35)/ランドール バーネット Randall Burnett
 '14年からJTGDに在籍し既に'20年までの長期契約を結ぶ。
 元はオープン ホイール系でロード コースを得意とするが、不運も多く'14年の
 1勝だけに留まる。オーバルでも戦闘力は向上しており、体制強化で飛躍を狙う。


サークル スポート-ザ モータースポーツ グループ
                             Circle Sport-The Motorsports Group(CS/TMG)
 昨年LFRと統合したCSだがチャーターの都合もあって1年で解消。新たにTMG
 統合しまたしても長い名前に。RCRと提携している。
33
ジェフリー アーンハート Jeffrey Earnhardt(27)/パット トライソン Pat Tryson
          未定   
 昨年はGFRBKRで計22戦に出場し今季自身初の正ドライバー。但し
 全戦出場は確約されていない。3ナショナルシリーズ通算で最高位は'11
 CWTSでの7位と目立った成績は無い。デイル アーンハートの孫でジュニアの甥。
30
 CS/TMGNO.30はオープン枠で出走できる体制はあるものの現時点では
 具体的な体制は決まっていない。


ジャーメイン レーシング Germain Racing
 オーナーのボブ ジャーメインの家族は全米で21店舗を構える自動車ディーラー。
 最初はトヨタ、'12年からフォード、そして'14年からはRCRと提携しシボレーを使う。
13
タイ ディロン Ty Dillon(24)/ブティー バーカー Bootie Barker
 オースティン ディロンの弟で当然ながらチルドレスの孫。昨年はトニー
   スチュワートの代役としてSHRから出走する貴重な経験を得た。'10年のARCA
   Racing Seriesでは新人として同期のブッシャーを遥かに上回る成績を残している。


リーバイン ファミリー レーシング Leavine Family Racing(LFR)
 昨年CSと統合するも1年で解消。やはりRCRと提携している。1台体制の小規模
 ながら、昨年はその位置を最後方から20位近辺の順位にまで押し上げてきた。
95
マイケル マクダウル Michael McDowell(32)/トッド パロット Todd Parrott
 カップ通算200戦を超える中堅ドライバー。昨年は夏のデイトナと最終戦で
 驚きの10位。数戦をタイ ディロンに譲った昨年と違い今年はフル参戦となる。
 私が「こいつ実は結構速いんじゃね?」とマニアックな目で見ているうちの1人。


リック ウェアー レーシング Rick Ware Racing(RWR)
 具体的な体制発表がされていないものの、オープンで全戦出場を明言している。
 フル参戦しないトミー ボールドウィン レーシングから車両等一式を購入した。
 余談だが公式サイトを訪れたら危険だとブロックされた()
51
ティミー ヒル Timmy Hill(24) /ジョー ラックス Joe Lax
スタントン バレット Stanton Barett(44)
ケビン オカーノー Kevin O'Conell(49)
コディー ウェアー Cody Ware(21)
 今のところNo.514人起用するとされており、デイトナ500をヒルが走る以外
 発表されていない。バレットは'08年以来(決勝に限れば'06)のカップ、
 オカーノーは初、ウェアーも決勝に出れば初となる。
 なお、ウェアーは名字の通りオーナーの息子、ヒルはデイトナ500前日が誕生日。

フォード Ford

チーム ペンスキー Team Penske
 アメリカのモータースポーツに欠かせない名門。ダッジ撤退後の'13年からフォード
 となり以後メーカー内の1番手。SHRが加わったことで変化が生じるか注目。
2
ブラッド ケゼロウスキー Brad Keselowski(33)/ポール ウォルフ Paul Wolfe
 '12年、ペンスキーに初タイトルをもたらした。生意気な口ぶりと攻めたときの
 動きは悪ガキを思わせるが、タイヤと燃料をセーブすることに長ける。
 サイド ドラフトの使い方も非常に巧みでプレート レースは必見。
22
ジョーイ ロガーノ Joey Logano(26)/トッド ゴードン Todd Gordon
 '13年のチーム加入後、王者の僚友をしのぐ速さを見せ続ける。一方で移籍後から
 一歩も引かないドライビングと発言で数々のドライバーと遺恨を作り、ヒール役
 としての立ち位置でも他を圧倒する。G+解説者・石見 周のお気に入り。


スチュワート-ハース レーシング Stewart-Haas Racing(SHR)
4
ケビン ハービック Kevin Harvick(41)/ロドニー チルダース Rodney Childers
 '14年、SHR移籍初年度にチャンピオン。『クローザー』の愛称を持ち、レース
 終盤に車を合わせこむレースの上手さが特徴。時に激しい気性を皮肉った
 『ハッピー ハービック』というあだ名もあり、ピット位置のボードも特徴的。
10 
ダニカ パトリック Danica Patrick(34)/ビリー スコット Billy Scott
 シリーズ唯一の女性。昨年の平均順位22は自己最高だが一度もトップ10
 フィニッシュを果たせず。まずは毎週安定した戦闘力を出し、リード ラップでの
 フィニッシュを増やしたいところ。
14
クリント ボイヤー Clint Bowyer(37)/マイク ブガレビッツ Mike Bugarewicz
 引退したトニー スチュワートの後継としていわば直々のご指名で加入。'12年に
 年間2位など能力が評価される一方、ここ3年戦える体制で走れておらず、ここで
 結果を出さなければいけない重圧は大きい。
41
カート ブッシュ Kurt Busch(38)/トニー ギブソン Tony Gibson
 色々あって悪童キャラから落ち着いた'04年王者。昨年は開幕から22戦連続
 リード ラップ フィニッシュという新記録を作り、31戦でLLF。
 走行距離も全体1位だった。カイル ブッシュは弟、念のため。


ラウシュ フェンウェイ レーシング Roush Fenway Racing(RFR)
 4台体制が当たり前だった強豪が台所事情の苦しさからか気づけば2台に。
 SHRのフォード加入でフォード内での地位低下が心配。
6
トレバー ベイン Trevor Baune(26)/マット ピューシア Matt Puccia
 '11年、20歳の誕生日翌日に、カップ2戦目でデイトナ500に勝った『神ってる』男。
 フル参戦に限ればまだ3年目、まずは昨年わずかに及ばなかったチームメイトを
 上回る順位を記録し、『一発屋』のイメージを払しょくしたい。
17
リッキー ステンハウス ジュニア Rickey Stenhouse Jr.(29)/
                                   ブライアン パティー Brian Pattie
 '11'12XfS連覇の実力者も苦しいチームで伸び悩みの印象。昨年の21位は
 チーム内最上位も同じフォード系のブレイニー、ブッシャーが注目を集め印象が
 埋もれがち。ダニカと交際しているが、ちゃんと続いているのかは不明。


フロント ロウ モータースポーツ Front Row Motorsports(FRM)
 小規模チームとして知られ、2013年タラデガでのチーム12フィニッシュは近年最大の
 サプライズ。昨年からRFRとの提携、フォードからの支援が拡大し体制を強化中。
34
ランドン カッシル Landon Cassill(27)/ドニ― ウィンゴ Donnie Wingo
 昨年は多くの数字でキャリアー ハイ。総周回数ランク6位・距離でも9位と
 堅実ぶりが光った。チーム残留と共に、No.38から、オーナー ポイントで上位の
 No.34へ変更されたのはチームの期待の現れか。
38
デービッド レーガンDavid Ragan(31)/未定
 '15年第2戦から故障のカイル ブッシュに代わってJGRへ移籍、以後トヨタ系を
 渡り歩いたが古巣に復帰。才能を評価されながらも結果が残せないレースが続く。
 2013年タラデガでチームに奇跡の優勝をもたらした。


リチャード ペティー モータースポーツ Richard Petty Motorsports(RPM)
 カップ通算200勝の伝説のドライバー、リチャード ペティー率いるチーム。しかし
 台所事情が苦しく今年は1台だけの参戦となった。
43
エリック アルミローラ Aric Almirola(32)/
                    ドリュー ブリッケンズダーファー Drew Blickensderfer
 '13年以降チェイス最後の1枠を争う位置だったが昨年は26位と蚊帳の外。
 チームメイトには常に大きな差を付けており体制の問題が大きそうだが
 言い訳ばかりもしていられない。クルー チーフ名が呼びにくい選手権なら優勝。


ウッド ブラザーズ レーシング Wood Brothers Racing(WBR)
 1950年創設という老舗。資金面からフル参戦を止めていたものの、ペンスキーと
 提携しいわば『ペンスキーの3台目』として昨年からフル参戦再開。
21
ライアン ブレイニー Ryan Blaney(23)/ジェレミー ブリンズ Jeremy Bullins
 新人ながら9度のトップ10で年間20位。平均スタート順位なら16位で図抜けた
 速さを見せた。攻めの走りからクラッシュも多いが将来性豊かな時期エース候補。
 私のイチオシ選手。


ゴー ファス レーシング Go Fas Racing(GFR)
 '14年、FAS Lane RacingGo Green Racingが統合して誕生。一見『Go Fast』が
 由来っぽいが、FASはオーナーの頭文字Francis Allen Stoddard をとったもの。
32
マット ディベネデトー Matt DiBenedetto(25)/ジーン ニード Gene Nead
 昨年、BKレーシングながらブリストルで堂々の6位に入り大きな話題に。
 昨年までは複数のドライバーで回していたチームが36戦のフル タイムで契約。
 クルー チーフも一緒に移籍してきている。

どうやら文字数制限に引っかかったっぽいので、中途半端な
位置ですが
に続きます。
フォードの残る1チームとトヨタがあります。