フェリペ マッサの引退に伴って、ウィリアムズに動くのでは?
という噂もあったマクラーレンのジェンソン バトン。
しかしマクラーレンは予想外の発表を行いました。

オートスポーツweb
マクラーレンが異例の「3人体制」を発表、バンドーン昇格でバトンはリザーブに

 期待の新星と目されるバンドーンをレギュラーとする一方、
バトンは引退ではなく休養だというのです。
年齢的に考えてもあとからまた戻るとはちょっと考えにくいんですが、
万一フェルナンド アロンソがやる気をなくして辞めた時用の保険でしょうか(´・ω・`)
 
 確かにバトンはチームと長年の関係を持つドライバーですが、個人的には
スタイルが割と特殊なタイプのドライバーだと思うので、平均以下の
マクラーレン×ホンダに対する助言という点では役に立っても、
ここから先の勝てる領域に踏み込む際に、バトンの受ける印象のとおりに
作った車が万人受けするのかなあという気がします。
 また、開発ドライバーと言ってもたいていはシートを狙う若手が
自分をアピールしようと必死にやるか、彼のようなベテランが自身の向上のために
選手として走りながら行うのが普通であって、もう引退することが半分わかっている人が
そんなに貢献できるのか(貢献しようというモチベーションを保てるのか)
というところも疑問が湧きます。
 まさか、来年以降チームが劇的進化を遂げた際に
「全部ジェンソンのおかげだね!」と言ってもらいたいがために??

 ウィリアムズから実際には引き合いはなかったか、条件が悪くて
契約する気になれなかったのがまず第一かなという感じで彼としても
消去法的に「ま、お金くれてまだF1に関われて、万一このガキが大した事無かったら
途中で代わってもらえそうだったら悪い話じゃないか」的な考えで
選んだのなら、それもまたちょっと危うい気が。
 誰が言っていたかちょっと忘れてしまいましたが、プロ野球中継で
解説者がこんな事を言っていました。

「兼任コーチってありますけど、あれはやらないほうが良いですよ。
だって自分もまだ選手として出たいわけですから、本当にためになる
アドバイスなんてしないですよ」

 どのみち裏方になるのでこの決断の良し悪しを判断する時は恐らく
来ないことになるんでしょうが、バトン兼任コーチ(違うかw)
当分話題になりそうです。