NASCAR Sprint Cup Series
Coke Zero 400 Powered by Coca-Cola
Daytona International Speedway 2.5miles×160Laps=400miles
winner:Blad Keselowski(Team Penske/Detroit Genuine Parts Ford Fusion)
デイトナよ、私は帰ってきた!というわけで、NSCS第17戦はデイトナです。
今回から放送はNBCになります。
とりあえず、リポーターのうちケリーさんが昨年より滑舌が良くなって
聞き取りやすくなった気がします。
でも私はESPN時代からマイク マッサーローのファンです。
NBCは今年もブレイク シェルトンのBringing Back The Sunshineをテーマに起用。
しかし今年は冒頭の歌詞がオリジナルのものに変更されているようです。
※なぜかこの動画音が小さい
PPを獲得したのはグレッグ ビッフル。でもまあここはよほど遅くなければ
PPはいらないし、逆に予選だけ速くても特に意味は無いです。
レース開始後すぐに前に出てきたのはブラッド ケゼロウスキー。
ここからレースを終始リードしていくことになります。
20周でのコンペティション コーションを挟んで、比較的落ち着いた展開。
SHR勢はダニカ パトリックを除いて後方待機作戦を実行している模様です。
ただ、時間とともに待機の台数が増えてきている気が。あんまり増えると結局
巻き添えを食うので意味ないんですが・・・
1度グリーンでのピットを挟み、レースも半分を消化。
途中、待機作戦ではやることがなくて暇なトニー スチュワートが歌っている無線が
放送される状態に。
しかしデイトナというのは一瞬の出来事が大事故を招くもので、
90周目、いきなりビッグ ワン発生。
ジェイミー マクマーリーとジミー ジョンソンのちょっとした絡みが発端で
出走車両のおよそ半数が巻き添えに(゜ε゜)
SHRの3人はというと、スチュワートは相変わらず最後尾、カート ブッシュは
既に先頭集団へ移動していて、ケビン ハービックが中途半端に20位辺りにいました。
で、結果
ブライアン スコットを避けきれず、車が乗り上げてくるという背筋が凍る事態に。
無事で何より。
リスタートを迎えると明らかに台数が減って画面が寂しいことになります。
以後はまた落ち着いた展開となりますが、しばらくすると困ったことに。
上位8台とそれ以降の間に大きな差ができます。離れた方はお互いに助けあって
前を追わないといけないのに、追う力がないのか差は開いたまま。
こうなると、後ろに車がいないので、前の8台も仕掛けたくてもどう考えても
自分だけ損するので動けなくなり、レースは完全に膠着状態。ケゼロウスキーの
思うツボです。
さすがにコントロール側もこれでは客が寝ると思ったか(?)、130周目に
デブリーでコーション発生、本日まだ3回目です。
135周目にリスタート、残り26周。さあ、だんだん友達は減っていく時間です。
すると149周目、スチュワートがクラッシュ。
中団グループがごっそり消え、時間的にそろそろ攻め頃、と前に出てきたものの、
自滅でした。
データ上、ここ5回のプレート レースのうち4回はレース中の平均順位が
最も良いドライバーが勝利しているということで、待機作戦は機能しないようですが、
それ以外にも、待機して終盤に前に出てくると、大きなドラフティング下での
ハンドリングの確認が取れていないため、いざ攻めてみたらバランスが悪い、
というデメリットも有ります。
ただスチュワート、わずかなポイントでしたが一応30位以内にこのレース終了時点で
入ることができチェイス グリッドに滑り込みです。
残り6周でリスタート。リーダーのケゼロウスキーは内側選択で、
3位には仲間のジョーイ ロガーノ。ここでペンスキーはどうやら
『ケゼロウスキーが加速のタイミングを窓から手を出して後ろのロガーノに教える』
という、超アナログな方法で2台でのロケット スタートを目論んだ模様。
狙い通りケゼロウスキーはドカーンと前に出ます。
ところが後続でクラッシュが発生しレースはまたも仕切りなおし。
残りが2周未満になるため延長線です。久々な気がする。
オーバー タイム#1。今度は外にペンスキーの2台。内側はカート ブッシュ&
カイル ブッシュ。僚友と兄弟、息が合うのはどっち?
当然ペンスキーでした。またもドカンと発進。カイルはリスタートが決まらず
お兄ちゃん孤立^^;
残り1周、ケゼロウスキーを再びブッシュ兄弟が追う展開も、ちょうど
並走してしまってサイド ドラフトが効かずずっと並走。
そこで兄弟仲良くしてどうする(゜ε゜)
ターン3に入ることにはもう抜けそうな雰囲気は感じられず、結局ケゼロウスキーが
そのまま逃げ切り、そしてカートは最後にロガーノに押されて芝へダイブ。
「5位から1位になろうとでも思ったのか、チームメイトを助けようとでも思ったのか
知らないが、まっすぐ突っ込んできやがった」とお兄ちゃんお怒りのご様子。
今回、レース中のバンプ ドラフトがいつもより少なかったように見えたのは
気のせいだったのか。代わりにずいぶんとサイド ドラフトが取り上げられ、
実際ケゼロウスキーは異様にサイド ドラフトを上手く使っていました。
まさか、フォードの形状だけサイド ドラフトが効きやすい、なんてことは
ないと思いますが・・・
それと、レースには関係ないですが、G+の放送中に解説の桃田 健史が
富士スピードウェイについて
「スピードウェイって付いてるのは、元々デイトナをコピーする予定だったから」
という豆知識を披露。
調べたらこれ自体はWikipediaにも掲載されてるんですが、
話の中で
「ドン ニコルスといういかがわしいビジネス マンがいて、お金を着服して
全部使っちゃって話が全部宙に浮いた」というくだりがあって、
ここは調べてもパッと出てこない内容でした。
Wikipediaにもそうした記載はなく、桃田さんの話とは一部話の流れが
変わることになります。こっちが本当ならけっこうすごい話をしたのでは・・・