先週少し触れましたとおり、ワタクシノートPCもWindows10に
移行しました。
元々、無償アップグレード期限間際で判断しようと思っていたんですが、
このタイミングでたまたま、わりと(個人的には)お安くSSDを入手可能な
状況が訪れたため、
「だったらSSD買って、まっさらなところに10を入れてしまえ」と
一気に導入に傾きました。

 というわけで、私はあの忌々しいアップグレード通知からではなく、
直接Windows10を導入する方法を取りました。

 Windows10のアップグレードは、公式にはあの通知が来ているPCで、
あのアイコンからインストールする方法が用意されています。
あの通知機能は、なんでも時間をかけてPCを精査し、
「このPCはアップグレードして大丈夫ですよ」と判別されたものに
出てくるそうなので(実際はそうは行かないことも多い)
マイクロソフトとしては、この要件を満たしてもらうことが必須条件なわけです。
 他方、メーカー製PCであれば、各メーカーもそれぞれ見解を示しています。
ヒューレット・パッカード社では2013年以前のモデルについては
調査対象となっていない=自己責任状態のようで、私のhp pavilion g6-1109tuは
もちろん対象となっていません。が、マイクロソフトからの通知は来ていますし、
システム要件も大丈夫です。
 使っているソフトもおそらく大丈夫であろうと判断しました。

 で、公式に薦められている方法ではありませんが、通知の有無にかかわらず、
直接アップグレードする方法があると知り、そちらを実行。

 このページの下の方、
メディア作成ツールの使用
        <USB または DVD を使ってクリーン インストールを実行する
を選択すると、Windows10のISOイメージというものを作成できます。
 元々この方法は、
『一度Windows10にした人がクリーン インストールし直す』ためのもので、
『一度もWindows10にしたことのないPC』で使用しても、
ライセンスが通らずに違法コピー扱いを受けてしまいました。
 ネットで検索するとこの情報、今でも結構出てきます。
しかし、昨年11月の大型アップデートでこれが柔軟になり、
『Windows7/8.1のプロダクト コードを入力すれば通る』ことになり、
公式に推奨されてこそいないものの、7/8.1ユーザーは、プロダクト キーさえ
用意しておけばここからでもアップグレード可能となりました。

(この件について検索するなら、新しい情報を見るために、
検索オプションで更新日時を近めに設定することをおすすめします)

この場合私のように新品ストレージや、クリーン インストールしたばっかりの
PCであっても、いちいち最新のアップデートまで進める必要がなくなります。
一方で、設定は一切引き継げませんので、全部外に逃がす必要があります。
メーカー製PCに最初から入っているソフトあれこれも消え去るので、
それらが必要で、再インストールが不可能ならおすすめできません。
また、あくまで非推奨であるがゆえの欠点もあるとかないとかなので、
あくまで自己責任である点は変わりません。


 画面に従って、私はディスクで作成。
このPC用か別のPC用か聞かれるんですが、私としては
「うーん、このPC、なんだけどこの後ストレージ交換するから、、、、別かな^^;」
と別のPCを選択。
 その後作成する内容について選択する画面が出ます。
home版の人はWindows10もhomeになります。
ここでも『このPCに最適な設定』みたいな感じのチェック ボックスがあって、
最初はオンになっています。
確かに設定はこのPCに最適でいいはずだし、Windows10 home 64bitで
合っているのでそのまま進みます。

 ダウンロードに2時間かかりましたw時間帯が悪かったのかな^^;
その後、自身でディスクに焼く必要があります。
 もう時間も遅いし明日やろう、と思ったものの、翌日問題発生。
「ISOイメージどこ?(´・ω・`)」
保存先を忘れていますw
 こういう時は、検索窓で『iso』とだけ押したら、すぐに結果で
win10isoだかなんだかが引っかかってくれます。
そしたら右クリックすると
『ディスクイメージに書き込み』という選択肢があるので、
あとはディスクを入れて焼くだけ。こちらは30分ぐらいだったかなあ。
私は3.5GBぐらいのサイズでDVD-R1枚で綺麗にいけました。

 あとはバックアップを済ませ、忘れ物がないか確認したら、電源を切って、
バッテリーを外して放電を待ち、ストレージを交換。

 ひょっとすると空のSSDにいきなり10を突っ込めるのかもしれませんが、
私はそこまでのリスクは怖いので、まずはメーカー製リカバリー ディスクで
Windows7をインストール。1時間10分ぐらいかかります。
完了後、Windows10ISOディスクを入れて再起動、ここからアップグレードへ。

 ここで、起動順位を変更するためにBIOS設定に入るはずが、
押し間違えたりタイミングを逃したりで4回ほど再起動するミスを犯します。
レッド ブルのピットのようですw
だって、英語で書いてる文章を脳内翻訳して、
「ディスクから起動するからなんかボタン押してちょ」って書いてあるなあ、と
思って押そうとしたらタッチの差で画面消えてまうからw

 苦戦(?)して無事ディスクから起動に成功、フォーマットするからインストール先の
パーティションを選んでね、と出ます。
hpパソコン、独自のシステムでパーティションを2つ消費しているので、
3つも選択肢があります。間違えたら即死ですかねw
余談ですが、容量と性能とユーザーの頭脳に余力があるなら、
パーティション分けして7/8.1と10のデュアルブートにする方法もあります。


 この作業は30分とかからず終了します。
たぶん引き継ぎアップグレードの場合、設定そのままでごっそりOSを入れ替えるので
すんごい時間を要しますから、えらく簡単です。
ていうか7入れるのに1時間以上食ったわいw
 
 あとはプロダクト キーを入れるだけ。
ここで気をつけたいのは、この方法では自分でキーを入力しないといけない点。
キーはOSを購入したならパッケージの箱とか、メーカー製PCなら本体の
どこかしらとかに貼ってあります。
PCのコントロールパネル→システム、と進んで表示される文字列は
プロダクト キーと別物なので、あれをメモってできた気になっていると
エライ目に会いますのでお気をつけ下さい。
また、初期設定ではおまかせにせず、必ず自分で設定してください。
というのも、ここで設定される内容、初期状態だと、かなりいろんな情報が
洗いざらい全部筒抜けになるような設定で正直怖いからです。

 また、電源設定から、高速スタートアップは切ったほうが無難です。
休止状態を活用する人は、ついでにここで選択しておきましょう。
デフォルト設定ではシャットダウン、再起動、スリープ、の3つしか
表示されない仕様になっています。


 あとはアップデートやセキュリティー関係を構築し、不要なサービスを止めれば
ほぼ元通り。
最新ドライバーのインストールも行われますが、私は1回目に全部失敗表示で
その後自動的に再取得成功していました。
Windows Updateの更新確認に要する時間は従来OSより(今のところ)早いので
イラッとすることも少ないでしょう。


 ここまで来て感じるのは、やはりSSDの効果がかなり大きいようで、
OS起動速度は圧倒的に早くなりましたし、
バッテリーの持続時間も増えた感じがします。
というか正直、HDDを外して入れ替えるタイミングで
「そりゃあ冷静に考えたら、こんな小さいモン(2.5inchHDD)が高速で
ガリガリ回ってたら壊れもするわな・・・」と思ったほどですw

 詳しい人に言わせたら大したことないSSDなんでしょうが、
私にとってはかなりの戦力となりそうです。
 一応書いておくと、東芝の240GBSSD HDTS824AZSTAという、
以前「ジョーシンで5台限定で整理券もらったら6500円で買える」と
書いたやつです。
 店頭価格は7500円ほどだったんですが、いろいろとクーポンやらポイントやらが
手元にありまして、6700円になりましたw
ただ、完全に海外向け製品で、日本語のサポート、
一切ありませんから~~~~~~~!残念!
不適切会計、斬り!!

 な感じです。
公式サイトにファームウェアがありましたが、こいつには使えないと
表示されましたw