ルイス ハミルトンは全ドライバー中唯一カナダで複数回優勝した
ドライバーとしてこの週末を迎えました。
そして、彼は偉大なる5度目の勝利をサーキット ジル-ビルヌーブで挙げ
彼にとって最も実り多きサーキットにしました。
この週末の記録を見ていきます。
本日もこの記事を元にお送りします
・日曜日を迎える前の段階で、ハミルトンは4勝しているサーキットが
3つありました-ハンガロリンク、シャンハイ、そしてモントリオールです。
したがってハミルトンの5勝目でサーキット ジル-ビルヌーブが抜け出し、
なおかつハミルトンは他のドライバーを引き離しました-
同一サーキットで5勝している現役ドライバーはいません。
・実際、史上わずか4人のドライバーが同一サーキットで5勝以上しています。
ミハエル シューマッハー(なんと10箇所!)、アイルトン セナ(モナコとスパ)、
グラハム ヒル(モナコ)そしてアラン プロスト(シルバーストーン)。
最多記録はシューマッハーで、マニ-クールで驚異的な8勝です。
・ハミルトンが手にした記録はそれだけではありません:彼はF1で通算ラップ リードが
2500周を突破、歴代5位です。ベッテルがその上で2672周リード。
セナとプロストがそれぞれ2位と3位で、ハミルトンとベッテルの視界に入っています-
しかしシューマッハーは他とは離れています、通算リードは5111周です。
・優勝でハミルトンは通算1974ポイント。誰も彼を破ることはできませんが、
唯一対抗する男が1人-セバスチャン ベッテルはカナダで18ポイントを挙げ
同じく通算1974ポイント。フェルナンド アロンソがこれに続いて、1796です。
・しかしハミルトンにとって全て順風満帆だったわけではありません-
ポールからのスタートを最初のコーナーでのリードに繋げられないという
不本意な記録はカナダでも続き、ベッテル-3番手スタート-によって
ブリトン人はラインから追い出されました。
・これはサーキット ジル-ビルヌーブでは珍しい事で、実際
2000年以降ポールシッターが最初の周をリードできなかったのは2回しかありません。
1つは2002年、ファン パブロ モントーヤがオープニング ラップでルーベンス バリチェロの
後塵を拝し、2例目は2005年、ジェンソン バトンがポールから3位に転落しています。
※ワタクシどちらも覚えておりませんw
・もう1つの珍しいことはポールシッターが勝利につなげたことで-
2000年以降7回しかありません。7回中4回はハミルトンによるものです。
・メルセデス ガレージのもう1台、ニコ ロズベルグは3戦連続で表彰台を逃しました
-2013年以来の悪い結果です。開幕4連勝した後、ここ3戦のこのジャーマンの
最高位は5位です。
・ウィリアムズのフェリペ マッサにとっては悪いレースでした。このブラジリアンの
2016年開幕からの連続ポイント獲得記録は水冷システムの問題によって
ハーフ-ディスタンスでリタイアに追い込まれ止まりました。
・ウィリアムズにとって悪い知らせだけではありません-バルテリ ボッタスは
3位でチームに今季初表彰台をもたらしました。このフィンにとって9回目の
表彰台で、モナコでは2年連続の表彰台。ボッタスは表彰台の回数で
ジャン ベーラ、ピーター コリンズ、エリオ デ アンジェリス、エディー チーバー、
アレッサンドロ ナニーニそしてマーティン ブランドルに並びました。
※ベーラとコリンズはいずれも1950年代のドライバーでベーラはスポーツ カー、
コリンズはF1のレースで死亡、アンジェリスもF1のテストで事故により
亡くなっており、ナニーニはヘリコプター事故でF1キャリアに終止符を打たれている。
ちょっと気味の悪い数字である。
・締めくくりはカルロス サインツ、20位スタートからポイントを回収しました。
このスパニアードはコース上で追い上げるある種のスペシャリストになりました。
事実彼は4度20位スタートを経験し、1回を除いてポイントを獲得-そして
その時もブレーキの問題でリタイアするまで9位を走っていました(昨年のロシア)
※たしかにサインツにしろフェルスタッペンにしろ、後方から
ガンガン攻めさせたレースは強い印象があります。