DTM第2ラウンドは早速ドイツ国外、オーストリアのシュピールベルク。
レッド ブル リンクで開催されました。
レース1(第3戦)は2014年王者、マルコ ビットマンがPPから順位を守って
今季初優勝。
昨年まではICE Watchカラーでしたが、今年からRed Bullになっており、
なんともスポンサー思いの場所で勝ちましたw
上位争いは、序盤2位のトム ブロンクビストがビットマンを攻めていたので
一波乱あるかと思ったら、以降特に何もなく平穏でした。
後方ではゴツゴツやりあう人も。
ブルーノ シュペングラーとマキシミリアン ゴッツが争って鈍ったところに
ミゲール モリーナがしめしめ、と追いつきますが、ゴッツが粘って当てます。
間違ってもダジャレなんて言いませんよっ^^;
レース2(第4戦)は3位スタートのティモ グロックが、うまくコース上で
順位を上げてそのまま優勝。元トヨタF1ドライバー、DTM通算3勝目です。
2位のマティアス エクストロームは11位スタートからの大逆転。
日曜日のレースはピット義務がありますが、エクストロームはピットを
残り20分あたりまで引っ張り、混戦でタイムを今ひとつのばしきれない
ライバルを尻目に、ピットを終えたグロックと同ペースで周回し続けて、
数多くの車をオーバーカット。
同じアウディーのジェイミー グリーンには道を譲ってもらいました。
SUPER GTでは滅多なことではメーカー内でも、同チームですら争いますが、
DTMはわりとあっさりしています。
ちなみにこちらもRed Bullカラーですw
開幕から何かと接触事故に絡んで「またお前か」とツッコミを入れてしまう
アントニオ フェリックス ダ コスタはエドアルド モルターラとの
意地の張り合いで撃沈。
ニコ ミュラーは接触でリタイアしお怒りの様子、当てたロバート ウィケンズには
ペナルティーが出ますが、あそこまでインに入れているので、
そこから切り込んだミュラーも自業自得だった気がします。
このコース、特にターン2はすごい上りでタイトなので、毎年接触が多くて
荒れる要因でしたが、みんなコースに慣れてきたのか、昨年の故意接触事件の影響か、
今年は比較的おとなしめでした。
そして今回、放送では「DRSはあと◯周」「あいつはこっちよりDRSが◯周多い」
といった、DRS残数に関する無線が多く流れました。
今年からレース中に使える回数に上限ができたので、たとえ使える状況でも
あえて使わない、あるいは、1周3回使えるけど効果の薄い場所では使わない、
といったことが大事になります。
今後はさらに、エンジニアからどこで使うかとか、もっと細かい指示が
増えそうな気がしました。
次戦はラウジッツです。