今朝の日本経済新聞を読んでいて私は眠っていた頭が一気に
覚醒しました。
「走るスマホ」中国市場に挑む
台湾・裕隆が自社ブランド車
と題された記事。
台湾の乗用車生産受託会社である裕隆集団(ユーロン グループ)が
受託生産から自社ブランド車両の生産・販売拡充へと舵を切っているという
話なんですが、ふむふむと呼んでいると目に飛び込んできた文字。
多国籍チームを率いるのは水野和敏だ
(@_@)
GT-Rの生みの親というと昭和の世代はミスター スカイラインこと
櫻井 眞一郎を思い浮かべますが、平成の人間にはR35型GT-Rの開発を手がけた
彼が生みの親と言えます。
私は全く知らなかったんですが、2013年に日産を退社した後2014年に
裕隆の開発子会社・華創車電技術中心の副総経理、日本で言うと副社長あたりでしょうか、
ここの職に就いて、同社のブランドである『ラクスジェン』の車両開発に
あたっているそうです。
ちなみに公式サイトはこちら
右上のEnを押すと英語サイトになります。
日本は当たり前ですがかつては自動車生産の後進国で、他所のものを
うまく盗んで学びながら今の立ち位置に来ているわけで、
こうした後進国企業の動きを所詮小規模と甘く見ていると足をすくわれる可能性は
ゼロではありません。
ましてや欠陥を隠したり、偽装したりするような自動車を作る資格のない企業が
いつまでも財閥の名前だけで市場に居座れるとは思えません。
電気自動車分野では日本の大手よりもベンチャー企業のテスラ モータースが
明らかに先を行っています。
裕隆も台湾が得意とするIT技術をてこにした独自性のある車両開発を
目論んでいるそうで、たとえ台数面で遥かに劣る規模であったとしても、
後々面白い存在になる可能性はあるのかもしれません。
問題は、割と野心的な印象がある水野さんに会社がついてこれるかどうか、
でしょうかね。