昨日はあまりに疲れていて予選すら全部見ずに寝てしまいました。
夜中に地震で2回も起こされるし、震源が有馬高槻構造線に関係してそうで
ちょっと怖いし・・・
 既に決勝を見終えたわけですが、せっかくの開幕なので予選から
改めて見ていきます。

 GT500クラスのPPはKeePer TOM'S RC Fの平川 亮。昨年に続く
2年連続の最速で、昨年記録したレコードを0.882秒更新。
今年は昨年より最大燃料流量が5%少ないわけですから、昨年より少ない
燃料で速く走れるということはいかにタイヤ・エンジンが進化したかを物語ります。
Q2進出の8台は全員レコードより速いタイムでした。
 2位WAKO'S 4CR RC Fも昨年に続いて2年連続2位で、どうもこの2台は
岡山が得意な模様。ハンデがなく、車の基礎部分もほぼおなじ車なだけに、
ほんのちょっとした乗り方やセットの違いが出ることは十分ありえますので、
単に『相性』という言葉で片付ける以上に何かしらのきちんとした裏付けが
ある気もします。
 3~5位はGT-Rが続き、相変わらずGT-R+ミシュランは強そうな雰囲気。
他方でNSXはQ1で下位5台を独占し、タイム差から見た状態ではハイブリッドで
苦しんでいた2年前に完全に戻ってしまいました。

 まあ何せ上位勢の差は小さそうなので、ちょっとした条件、各車両が
どちらのドライバーにより合わせたセッティングなのか(あるいは同じように乗れるか)
で、簡単にひっくり返る気がします。

 GT300はVivaC 86 MC土屋 武士が0.038秒差でPPを獲得。
こちらも昨年GT-Rが記録したレコードを0.946秒更新。
新車勢で誰が速いのかと思ったら、意外や意外、LEON CVSTOS AMG-GTが
絶好調なようでした。ここは昨年もSLSで結構頑張っていましたが、
2位とは驚かされました。
 昨年からそのまんま、GAINER TANAX GT-Rは17位でQ1落ち。昨年
自分たちが出したタイムにも遠く及ばず。タイヤが合ってないような
動きだったんですが、ダンロップ使用車自体は予選で4~6位。
GT-Rはソフトで、チームメイトのAMG-GTはミディアムとタイヤが異なったそうですが、
ソフトが合ってなかったかといえば、やはりソフトのHitotsuyama Audi R8 LMSは
6位なので、車種との組み合わせでも全然違う模様。

 そしてさんざん前ふりをしておいたウラカンはQ1で全滅(゜ε゜)
BoP(性能調整値)によって、車両のベース車重+70kgが課せられたことが
大きく影響してテストの速さが全くもって消滅してしまったとのこと。
 とはいえ、まだBoPは正式に出ていないテスト段階でも各チームには
ある程度の数字が内示されているはずなので、テストで速すぎてそこから
かなり離れた数字を適用されたのか、あるいはチーム側が
スポンサーに「ウチ速いですよ!!!」と言いたいがためにわざと無視して
好条件で走らせたのか。真相は分かりませんがちょっと残念です。

 MC86はいかに序盤の混戦で埋もれないかが大事ですが、岡山はレイアウト的に
最初の裏ストレートさえしのげば割と安心できるますし、タイヤのライフや
給油時間では86に分があると思われるので逃げ切り勝ちも十分ありだと思います。