いよいよ2016年のAUTOBACS SUPER GTが開幕。
色々文句をつけますが、やはり楽しみなカテゴリーです。
今年はGT300に新車も多いので、せっかくですから全車種の名前を並べて、
聞きかじった知識や独断と偏見に満ちたコメントをつけていきたいと思いますw
GT500
・日産 GT-RニスモGT500
新規定開始からの2年間ほぼシリーズを席巻しているGT-R。
低ドラッグで高ダウンフォースな空力パッケージは空力開発凍結のため
優位性を持ち続けると予想されます。
SFに参加していないが故のGT特化エンジンによる優位性は失われつつありますが、
タイヤ メーカーが4台で3つ、という身内での切磋琢磨もあり、
今年も遅いはずがないでしょう。
・レクサス RC F
どうも何かがちょっとずつGT-Rに勝てないRC F。今年は新たに共通パーツに
指定されて使用可能になったブレーキ摩材のおかげで弱点のブレーキが
改善されるらしく、エンジン開発の進捗と相まって、新規定で1度も勝てていない富士
初勝利、そしてチャンピオンも視界に捉えています。
トムス36号車のスポンサーであるauはかつてセルモのスポンサーだったので、
ついつい『auセルモ』と言いそうになります。
さらにいうと、私はそのころ携帯電話のことを全く知らなかったので、
『セルラー』と『セルモ』がごっちゃになっていましたw
・ホンダ NSXコンセプト-GT
今年ハイブリッドではなくなったNSX。とりあえず車重は他車+29kgの
1049kgに。しかしテストでは遅い。電動アシストが無くなって直線が遅く、
他車より重いことに変わりがないのでコーナーでも速くない模様。
案外全車がウエイトを積み出した頃に
『あ、うちこの重さ慣れてるんで(^^)/』とならないか期待しています。
ていうかもう『コンセプト』じゃないだろ、市販するんだから・・・
GT300
グループGT3
・メルセデス-ベンツ AMG GT3
F1のセーフティー カーとしてもおなじみのSLSの後継車。後ろから見ると
ポルシェのパチもんですw
SLSより小柄になって旋回性能が向上する一方直線は前ほど速くないとか。
エンジンは市販モデルの3.9L V8ターボ(会社の近くにいるこの車を見る限り
けっこう音がうるさい)ではなく、SLSの6.2L V8を踏襲。
コストと信頼性に重きをおいたGT3の模範みたいな使用ですね。
ただ初音ミク色は相変わらず全然似合いません。
Z4がいかに似合っていたかよく分かりますw
・メルセデス-ベンツ SLS AMG GT3
型落ちのSLSも2台います。とはいえ昨年の時点でアップデート無しなので、
実質2年落ちの車です。22号車はなかなかかっこいい銀色、50号車は
ハラキリさんみたいな緑色ですwなお、規則では
2015年新規公認取得車両もしくは2015年時点最新EVO公認車両は
参戦OKだけど、2014年の場合は途中で15・16モデルへの変更が求められる
そうなんですが、SLSはどっちになるんでしょうか・・・
・BMW M6 GT3
ベンツが小さなったのに対し、逆に小さかったZ4から大柄なM6にしたのがBMW。
他メーカーは最上級のスポーツ専用モデルが多く、日本にはベントレーとかいないので、
こいつだけ四角い車で妙な違和感がw
エンジンも4.4L V8ツイン ターボで、Z4で弱点だった最高速を補いに行っています。
ただテストから結構故障が多くて困り者。ARTAもM6ユーザーですが、
どうせならオレンジ色をもっと薄めにしてみかん号にしてほしかったですw
・ポルシェ 911 GT3 R
元々市販車のグレードに『GT3』というのがあるからややこしいポルシェ。
かつては直線番長でGT300プライベーターの強い味方!
2012年には年間1・2位だったのに、翌年車体がでかくなって以降役立たずの911。
見た目が変わらんのでなんですが、新車だそうです。嘘でも気づきませんw
9号車のガルフ色がかっこいいのが見どころでしょう。
ポルシェはLM-GTEの方に力を入れていて、GT3はあんまり気合が入っていないような
感じが勝手にしているので、どこまで期待できるのか。
2~3回は優勝争いに絡んでほしいものです。ポルシェのエンジン音は好きなので。
・アウディー R8 LMS
新型のR8です。LMSが何の意味なのか私は未だに知りませんし、検索しても
出てきません。
旧型は日本の気候に特性が合わなかったとかいう話をちらほら耳にしまして、
そんなことあるんかいなあと思ったわけですが、新車はバッチリだそうです。
確かR8は2012年、GT3本格導入元年の開幕で勝って以降未勝利の出オチになっています。
21号車は車体にでっかく『R8』とだけ書かれた完全ワークス色で、しかも
今年はダンロップなので面白くなりそうです。
・フェラーリ488 GT3
458が4.5L V8の意味だから、488は、と思ったら『1気筒あたりの排気量』
というなんだかこじつけ感のある車名。3.9L V8ターボですw
フェラーリもどちらかというとGTEがメインで、GT3はそのついで、みたいな
印象があるんですが、見た目はとても速そうですw
大ベテランの新田 守男。年寄りには結構しんどそうな車に見えるんですが、
1台だけの跳ね馬なので頑張ってもらいたいです。
・ランボルギーニ ウラカン GT3
先日単独で取り上げましたが、速いと噂のウラカン。
台数も多く、体制も結構強力。デカイから前にいたら道幅がなくて抜けなさそう。
うん最強w
・日産 GT-RニスモGT3
こちら昨年の最強車両はアップデート無し。
しかし昨年かなり優位性を持っていたので、他所が速くなっても即役立たず、
というわけでもなく、テストでも良いタイムが出ています。
特にGAINERは11号車が新車のAMG GTになったので、これで継続使用の
GT-Rが速いとそれはそれで困った問題。
日産好きとしては、両クラスでの連覇をぜひとも拝みたいところです。
昨年は一人勝ちすぎてあまり勝った気がしなかったので、これで勝ったら
正真正銘GT-Rが世界一いい車ですw
・レクサス RC F GT3
厳密にはGT3車両ではありません。
今年も開発テスト車両というような形になりますが、テストでも相変わらず
パッとしないタイムです。
今年完成させて来年GT3として売り込むぞ、という予定のようですが、一方で
LC500というモデルがそのまま出てきそうな雰囲気で、RC Fいらないんじゃね?
GT3諦めんじゃね?というファンの声もちらほら。うーん、買える車で
レースするのがいいと思うんですが・・・
JAF-GT300
・トヨタ プリウス
来ました新型プリウス、しかも2台。
新車はライト等市販車からそのまま持ってくる部分を先代より増やしたそうで、
おかげで先代より市販車のイメージがやや強くなっています。
また、エナジー ストアが30号車はバッテリー、31号車はキャパシターと
分かれており、そのため性能調整でのハイブリッド重量も違った数値に。
タイヤもそれぞれヨコハマ、ブリヂストンと分かれています。
壊れなければ最初から速い車のようですが、それができれば誰も苦労しません。
・スバル BRZ
JAF GTが優遇された規則の時にはGT400とか言われるほど速かったのに、
最近はめっきり影が薄いBRZ。
昨年は『コーナーは速いんだから抵抗を減らすぞ』とサイズを小さくしたら
パッとせず、『大きくしたほうが速いんじゃ』と大型化したらビンゴ!
という流れで前輪が大きくなっています。
おかげで感触は良好な模様ですが、何せ直線が遅いから埋もれると戻ってこれない
欠点はどうしようもありません。だってこれを制度で救済したらまたGT400になって
しまうもの。。。
JAF-GT300MC
・トヨタ 86MC
昨年と変わらない面々の86MC。今年も空力パーツに色々と新しい物が
投入されてきたりするようです。が、新たに86共通で導入した部品がテストで
壊れまくる、という問題も発生。今年も故障に泣かされるのは勘弁です。
タイム自体は、岡山のような小さなコースではかなり競争力があるので期待大。
GT500も空力開発が凍結された今、貴重な空力進化可能車両なので
雑誌社さんにもF1並に細かすぎるレポートが期待されます。
・ロータス エヴォーラMC
由良さん今年も楽しそうですw今年の開幕戦の放送席にいないようなので、
電子番組表では確か違う名前だったのに由良さんちゃんといるしw
ムーンクラフトの風洞実験設備が改良されたそうなので、さらにおもしろい
作りこみをしてくる可能性はありそうです。
進化する最強アマ、63歳・高橋 一穂、彼岸の優勝のチャンスは得意の
オートポリスか、第3ドライバーがいて楽をさせてもらえる鈴鹿か。。。
書いているだけで想像膨らむ2016年シーズン。
予選を見るだけでもかなり楽しめそうです。