さて、ニュルで自己ベストが出た、という話の詳細ですが、
まずはいつも通り映像から。
話を遡ると、最近タイムを追うことをしていなかった私は、PP500の猛者と
レースする中で果たして進化したのか、退化したのか、ということを知りたくて
久々にアタックに入りました。
が、走れども走れどもタイムを出すどころかはみ出すばかり。
ペース自体も記録を更新できそうな数字はなかなか出てこず、どうやら
私の力はここまでだな、ていうかスランプ。な状態に。
こういう時はいくらやってもダメなので、とりあえずレースに復帰、と
さなZルームへ。スランプを脱したいので、空気を読まずに攻めまくることに。
ポールからスタートし、あちこち片輪落として横を向きそうになりながら、
一応6分59秒でフィニッシュ。ただそれよりも、後ろからR34で
ずーっとついてきていたfdさんが気になりすぎました。
きっと後ろから「うわー、こいつ時々はみ出して砂撒き散らすからあぶね~」
と思われていたことでしょう^^;
ともあれ、R34なら知っている車なので何かヒントが有るのでは、と
翌日リプレイを確認。そこで衝撃の事実を知ります。
なんと、覚えている限りで、1度もブレーキのゲージが100%にならなかったのです。
私の知っているR34とはケタ違いの速度でコーナーを回っていました。
不具合でなければ(この数戦後、fdさんハンコン不具合で操作不能になりクラッシュ)
意図的にブレーキの踏力を制御していたということに。
距離的に私が遅いから合わせていた、というわけではない(と思いたい)ので、
スタイルとして走っていると解釈。それにしても、踏み切らなくてもちゃんと
減速するんですね。
「さすがにこれはパッドでは真似できんなあ、ていうか本当に速いんか?」
と思ったものの、物は試し、とブレーキ踏まない作戦実行。
すると、これが自己ベストにすんなり繋がった、という次第です。
□ボタンを親指で押しているので、実際には100%踏んでいることが多いわけですが、
高速コーナー手前のほんのちょっとのブレーキは明確に踏む量が減りました。
また、ブレーキを離した後、ステアリングを切ってもグリップを得るのに
少し間があったのが、綺麗に頭が入っているように感じました。
今までも一応『急に離さない』というつもりで走ってはいたんですが、
元々の指の力を弱めたことで、踏んでいる時と離しに行った時の差が
小さくなり、以前より実行できているようです。
ゲージはものすごくせわしなく動いてますが、走っている方は結構スムーズなんですよw
制動距離も、恐らくですが、今までは
減速する→ブレーキ離す→グリップの回復を待つ→ステアリングを切る
となっていたのが、リリース~ステアが一体になったので結果的に変わらないようです。
この後、ちょうど最近ドノーマルNSXで筑波を走っていたので、
同じ条件でこの乗り方で走ったところ、そこそこ周回数を重ねて出したタイムを
たった3周で更新してしまい、バサーストの練習で2種類の走り方で走っても、やっぱり
踏まない走法の方がタイムが良いので、効果があるとほぼ実証できました。
常に弱い力、というのは100点ではないんでしょうが、
自在に踏力を制御出来ない私の操作スタイルにおいては、
今までのやり方よりは合理的なスタイルであろうと結論づけました。
指の力次第でうっかり全然止まらないリスクがあるので練習をより積まないと
いけないやり方なんですが、常に指先に神経を集中するためアクセル側の操作も
落ち着く感じがしますし、操作全体が落ち着かざるをえない分
ミスが減るような感覚もあります。
パッド操作でタイムに伸び悩んでいる方は1度試してみる価値はあると思います。