オフではありますが、F1では色々と動きがありました。
ここでまとめつつツッコミを入れていきたいと思います。
・PU価格引き下げ
€2000~2500万と高額すぎるために批判されていたPU。これを
€1200万程度に引き下げることでメーカーが合意。代わりに
共通部品の増加やギアボックスの使用数制限強化等のコスト削減策を
取り入れ、FIAの会議を通れば正式に決定します。これで、
意味の分からん別規定エンジン案は没になる模様。まあ当然の帰結でしょうね。
・来季規定腰折れ?
『5秒速くする』という名のもとに様々な変更を盛り込むはずだった2017年の
車両規定。既に当ブログでは
「それをやると追い抜きができなくなってますますつまらんだろ」
と書き、関係者でもそうした意見が多く出ていましたが、どうやら『5秒速く』は
消えていく模様。というのも、ピレリが
「そんな速い車にタイヤが耐えるには、内圧上げんと無理ですわ」と反応。
内圧をあげたらあれやこれやでDFの増加分のタイムは相殺されるので
わざわざ金をかけてぜんぜん違う車を作ってやる意味が無くなります。
元々疑問を感じていた人たちも反応し、延期しよう、いやDF減らそう、と
真逆の話まで飛び出す状況。とりあえず来季つまらない見せられるリスクは
減ったようですが、規則が決まらないので開発陣は頭を抱えています。
・『師匠』シート失う
日本では『師匠』という妙なあだ名で親しまれるパストール マルドナード。
スポンサーの問題でルノーとの交渉が決裂し、チームはケビン マグヌッセンを
起用する見通しとなりました。マルドナードを支援するPDVSAはベネズエラの
国営石油会社。石油価格の下落で痛手を負っており、その影響が出たでしょうか。
散々『ペイ ドライバー』と批判された彼ですが、いなくなった今季、きっと
その多くは『いないと何も起きなくてつまらんなあ』と文句をいうことでしょうw
・元王者もシート失う
F1ではなくフォーミュラーEですが、ベンチュリーのジャック ビルヌーブが
シートを失うことがわかりました。当ブログではあまりに結果が出ていない
彼をだいぶネタ的に扱いましたが、チームにとってはネタでは済まなかったようです。
後任はマイク コンウェイです。
また、アグリもナタナエル ベルトンが離脱し、サルバドール デュランが加入します。
・ホンダ200ps以上アップ!?
一部海外メディアが、2016年のホンダPUは既に200ps以上の向上に
成功している模様だと報道。本当ならメルセデス並みの出力ということになりますが、
別メディアに対してホンダは「根拠の無い憶測」と否定。
ネタだったのか、隠しておきたいのか。。。
・しかし旧PUはまた壊れる
ピレリのウエット タイヤのテストが行われ、マクラーレンがその中の
1チームとして参加しましたが、1日目の途中でPUが壊れるトラブル。
不公平になるといけないので昨年仕様のやつをそのまんま持ち込むことが
求められていたため、使いふるしのPUがもたなかった、とのことですが、
タイヤのテストしたいのに走れなかったら意味ねえw
・レッド ブル『規則違反』で処分
相変わらず派手なプロモーション好きのレッド ブル。オーストリアの
スキー場でRB7(2011年型/19戦12勝)を走らせるイベントを行いましたが・・・
許可をとってなかったということで€3万の罰金。
しかしRB側は「ちゃんとやったで」と正当性を主張。ここはいつも規則と
喧嘩してる人たちですが、相手が自治体ですからねえ。。。
とりあえずおかしな方向へ進むのがピレリのおかげで止まったというのが
一番のポイントでしょうかw