どこにでも書いてある内容ではありますが、
Windows7のPCをリカバリーして、イチからWindows Updateを
行う方のために注意点を書き残しておきたいと思います。

 アップデートは
面倒ですが、手動で、少しずつ
行わないとかなりの確率で失敗します。
私はWin7 SP1をクリーンな状態から更新することになりましたが、
重要な更新が約140個、推奨が約70個ありました。
以前HDDを入れ替えて最初からやった際は問題にならなかったんですが、
あれから2年でしょうか、内容が増えたのを甘く見て大失敗しました
 これを自動でやるとえらいことになりますので、スタートアップ時に
Windows Updateの方法を『後で確認する』にしておき、
自動で動かないようにしたほうが懸命です。

 場所によっては『順番があるのに素人が手動でやるから失敗する。放っておけ』
と書いてあったりしますが、現在のアップデートを見ると例えば
このPCはInternet Explorer8がインストールされており、重要の
リストにはInternet Explorer9・10・11がすべて入っています。
下手するとこいつら全てを取りに行こうとして設定に失敗しやがります。
 IEは最後に回してすべて非表示、そして最後に、もちろん11だけ
インストールしましょう。
10以前のサポートがちょうど切れるので今後は消えるかもしれませんが、
全部持ってきて平気でチェック入れてくるのは明らかに不親切ですヽ(`Д´)ノ
 また、2015年の中頃からのアップデートでも普通に使ってる人が
急にアプデに失敗するような爆弾アプデが紛れ込んでいるらしく、
それをそれ以前のやつとセットでどかっと入れるとやはり高確率で
アウトらしいです。最悪Windows Updateが壊れて面倒なことになるそうなので、
気をつけないといけません。


 とりあえずアップデートは小分けにして、リリース日が書いてあるので、
一番無難なのは月ごとに落としていく方法です。
ただ140個も見ていられないので、例えば
『まず2014年以前の、Windows7向け累積的セキュリティプログラム』とか、
時期と種類を絞ったほうが良さそうです。
混ざると失敗しやすい、という情報もありますので、
Net Frameworkうんたらかんたらはそればっかりで、やはり古い順で、
というのが無難である程度1度に数を潰せそうです。

 それでも私の場合は頻繁に、起動後の次の更新時に
80244019』が表示されて更新不能になりました。
調べると『ウイルスに感染して妨害されているかも』
『サービスが止まってないか』とか出てきて、プロキシがどうのとかいう
解決法が出てきたりしますが、まともに使ってる人ならほぼWindows側の
不具合による不可抗力なので、Fix itでおじさんの対処してもらいましょう
これまた時間がかかりますが、気長に待ちましょう。
私は4回ほどお世話になりました。かんべんしてくれ・・・

 うっかり再起動後に
『Windows 更新プログラムの構成に失敗しました。変更を元に戻しています。
 コンピューターの電源を切らないでください。』
が出たらいわゆるクロス フィンガー
 私も1回目は一度にやってこれで死にました。
電源が切れないんです。
4時間ほど放置して、もう強制終了してやろうかと思ったらやっとシャットダウン・・・
と思ったら再起動後また発症。
数が多いとこの処理が多くなりすぎて、待てばそのうち動くとはいえ
何日かかるのかもわからない状況になります。
 この作業を徹夜で動き続ける負荷とぶち消すことでHDDが吹っ飛ぶリスク、
どちらをとるかはあなたしだいですが、私は後者を選びました。

 ただこれ、ぶち消したあと、起動後にセーフモードへ行くと死にます。
セーフモードで起動するよりこちらが優先なので、ファイルを読み込んだあと
この画面になります。回避するにはもう1度ディスクからリカバリーするしか
ありません。こうならないために、作業は慎重に行わないといけません。



 私のように「システムに問題があると考えられるが、それがいつの段階で
どこに起因するものか定かではないので1度綺麗にリカバリーして、順を追って
更新作業を行うことで要因の解明を同時に行いたい」という人はこうする他
ありませんが、そうでない人は必ずシステムイメージを保存・バックアップして
おいてください。
個人のファイルも大事ですがこっちがないと復帰にかかる時間が膨大です。
 イメージだけなら複数のDVDに分けて(場合によっては1枚で)の
バックアップもじゅうぶん可能なので、私のようにちょうど更新が
一巡したころの混じりっけのないやつをディスクで保管しておき、
以後は定期的にHDDに新しいやつをバックアップする2段構えが
おすすめ、かもしれません。

 ただ、古いシステムイメージへ復元すると、セキュリティー ソフトが
整合性を見失って不具合を起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
以前復元を行った際、ノートンが行方不明になってエラい時間を
食ったことがあります。一旦行方不明になると削除や修復のツールがいるので
面倒です。