ステージ5に入ったダカール ラリー。
4輪部門でセバスチャン ロウブの快進撃が続いています。
ダカール初参戦の彼は早くも3度目のステージ勝利で後続との差を広げています。
 WRC出身ドライバーがダカールに参戦するのはよくある話ですが、
途中までタイムが早くてもどこかで文字通り穴にハマって脱落、というのが
最近のお約束。
かつてのサファリ ラリーがあった頃のWRCドライバーと違って現代は
短くて安全性の確保されたステージが多いためなおさらです。
 WRCで頂点を極め、パイクスピークでも恐ろしいタイムを刻み、
グッドウッドでも恐ろしく速かった男は、ダカールの常識も覆すんでしょうか。
私は横転に1000モソ(・o・)


 J SPORTSのダカールの放送は、国際映像に『サムライ ラリースト速報』
とか、日本メーカーを取り上げた独自の部分を追加してくるため、
本来国際映像で取り上げてくれている様々なネタが結構カットされて
しまっています。日本人とか日本メーカーとかどうでもいいのに。
 三菱しかいなかった頃は三菱のコーナーだけある感じでもっと本来の内容を
たくさん放送してくれていたと思うので、スポンサー的に放送しないといけないなら
放送枠をもっと拡大して欲しいです。
 で、この話題も取り上げてくれるのかどうかわかりませんが、
ダカールにはこんな車も参戦しているようです。

No.369 エリエル ハトンのアクシオーナ バギーという車だそうです。
アクシオーナは日本語でWikipediaのページが有るぐらいかなり大きな規模の
スペインのコングロマリットで、再生可能エネルギー分野を持っています。
こちらにこの企画のしっかりした専用サイトまでありました。
 バッテリーはTesla 150 kW high performanceって書いてあるんでテスラ製の模様。
太陽光パネルも設置されており、パラレル ハイブリッドではなく
内燃機関を持たない完全EVとなっています。
よくSSを走りきっているなあと思います。タイヤがパンクしたり、車が
砂に埋まったりしたら、人間が作業している間もパネルが発電でしょうかw

 ダカールは総合優勝争いよりも、むしろ無数のプライベーターや
変わった参戦方法の人たちが、苦難を乗り越えながらゴールへとたどり着く
姿にこそ本当の見応えがあると思っていて、それを知ったのも初期の
J SPORTSのダカール放送だったので、上位争いと日本びいきの放送ではなく
『ダカール ラリー』を放送してもらいたいなと思うここ数年です。