続けざまにタイヤのお話ですが、2016年の開幕戦オーストラリアGPの
タイヤが発表されました。
使用されるコンパウンドはミディアム、ソフト、スーパー ソフト。
このうち使用義務があるタイヤはミディアム、ソフト各1セット。
Q3用タイヤはスーパー ソフトになり、残り10セットを各チームが
ドライバーごとに選定します。締め切りに間に合わなかった場合
FIA様が代わりに選択を行っていただけるそうですw
ミディアム10!とか嫌がらせされても文句言えませんw

 また、規則に関する疑問についても各所で解説がされており、
ようやく分かり始めました。

 まず、イベント進行とともに13セットから随時返却されていくタイヤ
従来はオプションとプライムでそれぞれ何セット、となっていましたが、
この概念が無くなるために返却するタイヤをどれにするかはチームが
任意で選べるようです
返却のタイミングは
 FP1最初の40分後に1セット(従来は30分だけ使えるプライムが1セットだった)
 FP1終了後に1セット
 FP2終了後に2セット
 FP3終了後に1セット
 これで残り7セットです。この中にピレリ指定の決勝2+予選1が入っています。

 また、『Q3用タイヤ』は、Q3進出時に支給されるものではなく、
『最初から支給されているけどQ3までは使ってはいけない』という
規則のようで、Q3に進んだ場合はQ3後返却であるのに対し、Q2で落ちた場合
そのまま決勝に持っていくことができるそうです。ということはQ1、Q2で
新品の柔らかいタイヤを使い果たしても、Q2で落ちてしまったらもう1セット
必ず新品が余っているわけですね。これ、ちゃんと覚えとかないと
誰が次のスティントで何を装着できるのかわからなくなるぞw

 決勝はQ3進出ドライバーはQ2で最速タイムを出したもの、というのは従来通り。
そして決勝中にピレリが指定した決勝セットのうち1つ、オーストラリアなら
MかSのどちらかを必ず使用し、かつ2種類のコンパウンドを
使用しないといけません。
例えばQ2でSSを使ってQ3に進出したならスタート時点でSSを装着、
次のピットで指定セットのSかMを履けば双方の義務を消化ということになります。

 少なくとも開幕戦でミディアムを好んで使う人がいるとは素人目には
思えず、特に規則1年目の序盤は前年に使ったことのあるコンパウンド以外を
わざわざ多めに投入して試すとはあまり思えないんですが、
例えばイギリスとか日本みたいなタイヤ負荷の大きく従来ハード/ミディアム、
だったコースにソフトを入れてくるようなケースでは、車両特性で判断が
分かれることもある気がするのでそこらあたりがちょっと楽しみでしょうか。
結論が見えるのはまだまだ先のお話です。まだ12月だもの(-_-)