今年もメルセデスの圧勝で幕を閉じたF1。
12月2日のFIA世界モータースポーツ評議会でいくつかの変更が
承認されました。
タイヤについて、ピレリはこれまでのコンパウンドに加えて、
新たに「ウルトラ ソフト」という真面目に考えたの?と聞きたくなる種類を
追加して全5種類に。
そして、グランプリに持ち込まれるのは今までの2種類から3種類へと
増やされることになりました。
と、ここまでは理解できたんですが、ここから先の話がややこしくて
実は私もまだ良くわからない状況です^^;
持ち込まれるタイヤは今までどおり1ドライバーあたり最大13セット。
このうち、2セットは決勝用としてピレリが指定し、このうち少なくとも
1セットを必ず決勝で使用し、なおかつ少なくとも2種類のコンパウンドを
使用しないといけません。
また、1セットは持ち込まれる中で最も柔らかいタイヤとなり、
これはQ3に進出したドライバーにのみ与えられQ3でのみ使用可能です。
たぶんQ3終了後返却されます。今のQ3用追加タイヤのことです。
川井ちゃんは『セット ナンバー13』と呼んでいるので私もそう呼んでいます。
これ以外の10セットについては、各自使いたいコンパウンドを自由に
選んでいいことになるようです。
この『決勝用に指定』というのは、たぶん3つのうちの異なる
2種類のコンパウンド、ということになるんでしょうが、規則を誰か
解説してくれんとよく分かりません^^;
また、自由選択、といっても、チーム側が実際にレース現場に行ってから
3種類を好き勝手使う、というとタイヤの数がエライことになるため、
ピレリがレースで使うコンパウンドを従来通り事前公表し、これを見て
チーム側は設定された締め切りまでに10セットをどう割り振るか決めないと
いけないようです。これが3種類混ぜていいのか、2種類に絞るのかも
よく分かりません。
例えば、オーストラリアで使うコンパウンドが
ウルトラ ソフト(US)スーパー ソフト(SS)ソフト(S)の3種類だ、と
発表したと仮定しましょう。
たぶん先にタイヤを選ぶ以上は、指定コンパウンドも先に通知される
はずでしょうから、これが例えばSSとS、Q3用タイヤは自動的に
USということになるんでしょうか?
チームはこれを見て
「うーん、決勝はUS→SS→SS→Sの3ストップにしたいから
USを4セット、SSを4セット、Sは2セット」とかいうふうに決めるんでしょうか?
これは適当に言ってるだけですが(・o・)
でもタイヤって現行規則ではセッションの進行とともに返却されていき、
予選~決勝はオプション、プライム各3セットずつという規則なので、
この辺りがどうなるのか、任意のタイヤの返却でいいんでしょうか?
てな感じになってしまい、「ルールの解釈これで合ってんの?」な状態ですw
まあ例えばこの場合予選Q3進出のためにUSをQ2で使用→
スタートが中古のUSに決定→最初のスティントがむちゃくちゃ短くなる→
3ストップ確定、となるので、あえてQ2でSSしか使わず2ストップを
選んだ人と作戦が分かれるのかもしれませんが、でも11位以下ですしねえ。
タイヤの落ち幅等に左右されますから何がいいのか分かりませんが。
かといって1ランク落とした設定を持ち込んでもミディアムなんて
たぶん滑りすぎて誰も選ばないだろうし。
なんか面白そうな反面とても見るのに頭を使いそうな気もしてきました。
そのうち詳細が見えてきたらまた違った印象になるのでしょうか。
いっそ2スペック義務やめたほうが分かりやすかったんじゃないかという気も
ちょっとするんですが。